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網膜剥離乗り越えた玖村修平が1年ぶりの復帰戦でKO勝ち【Krush.117】

2020.09.27 Vol.Web Original

「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」1回戦開催

「Krush.117」(9月26日、東京・後楽園ホール)で「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」の1回戦が行われた。

 このトーナメントは昨年11月に行われた「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」で優勝し王座を獲得した江川優生が今年2月に王座を返上したことから行われるもの。

 その江川はトーナメントでは3連続1RKO勝ちと圧倒的な強さを見せ、今年2月の「K-1 AWRADS」でMVPに輝くなどフェザー級で圧倒的な存在となった。しかし今年3月の「K’FESTA.3」はケガで欠場、9月22日のK-1大阪大会で椿原龍矢に判定で敗れるなどK-1グループのフェザー級戦線は混迷の入り口に差し掛かっており、今回のトーナメントは注目度が一気に上がっている。

 1回戦第3試合では網膜剥離から復活した玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が秀樹(レンジャージム)にKO勝ち。復活の狼煙を挙げた。

 玖村は昨年6月に行われた「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場したものの準決勝で武居由樹に敗戦。昨年11月に網膜剥離を発症し12月のKrushを欠場。長期欠場となり、今回が約1年ぶりの復帰戦でフェザー級に階級を上げての初戦となるのだが、前日会見ではKrushエヴァンジェリストの石川直生氏に優勝候補に挙げられた。

 対する秀樹は34歳でプロデビューを果たし、K-1ジャパングループには昨年6月から参戦する遅咲きのファイター。

西京佑馬が島野を破りスーパー・フェザー級王座獲得【3・30 Krush】

2019.03.31 Vol.Web Original

3Rに2度のダウンを奪い完勝
「Krush.99」(3月30日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われたKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチで挑戦者の西京佑馬が王者・島野浩太朗を3-0の判定で破り、第8代王者に輝いた。

 西京はこの春、高校を卒業。かねてからの目標だった「高校生のうちにベルトを巻く」という目標を達成した。

 2人は1Rから激しい打ち合いを展開するが、島野はプレッシャーをかけ距離を詰めるが若干、力みが目立ちパンチが大振り。西京は引くところは引く、押すところは押すといった18歳らしからぬ落ち着いた試合運びでパンチをクリーンヒットさせていく。島野が盛り返してもカウンターで迎撃。ラウンド終盤には島野が早くも鼻血を流す。

 2Rになると徐々に島野のパンチが当たるようになってくるが西京の右ストレートで止められ、逆に連打を食らってしまう。島野はボディーブローで詰める場面もあったが、そうなると西京は足を使って島野の攻撃をかわしていく。

 3Rになると判定では分が悪いとみた島野はパンチを振るって前に出る。しかし西京はがっちりとガードを固めると打ち合いからカウンターの右ストレートでついにダウンを奪う。立ち上がった島野はなおも前に出て西京をロープに詰めると左ボディーブロー。この一発でガクンと動きが落ちた西京になおも襲いかかる島野だったが、西京はここでも足を使って攻撃をかわし態勢を立て直すと、またもカウンターの右ストレートで2度目のダウンを奪う。

 なおも立ち上がる島野だったが残された時間はほとんどなく、試合終了のゴング。3-0の判定で西京が勝利を収めた。

 西京は試合後のマイクで「K-1甲子園に優勝してから高校生のうちにチャンピオンになりたいって言ってたので、とりあえずチャンピオンになれてうれしいです。これからやらなきゃいけないことがいっぱいあるので、もっと一生懸命頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」とファンに挨拶。会見では「この試合決まってから一生懸命練習してきた、それは島野選手が相手だったからできたこと。試合をやる前からスタミナがあるイメージがあって、実際その通りだった。3R目はボディーが効いたけど、みんなの応援があったので頑張れました。リベンジしたい選手もいるので、どんどん倒してK-1で戦いたいです。3Rのボディーは疲れの蓄積もあったけど、どんぴしゃで入った。やりたいのは、4戦目でまけたレオナ選手もやりたいんですけど、強敵とどんどんやりたい」などと話した。

 敗れた島野は「戦前から実力のある選手だと思っていたけど、やってみてすごい敵ニックがある選手。今回は完敗だなと思いました。印象はテクニッックがすごく高いレベルの選手。スピードだったり動くべき動きを瞬時に行う反射の速さとかを感じた。負けたことに関しては言葉にならない。最後のKrushを勝って締めて、自分の近くにいる人たちに気持ちを伝えたかった。悔しい結果だけど今回の負けというものをしっかり受け止めたい」と肩を落とした。

特攻服の神保と「暴走族ともめた」過去を持つ藤村が対戦【3・30 Krush.99】

2019.01.29 Vol.Web Original

藤村の「暴走族は嫌い」に 神保は「バチバチにもめましょう」
「Krush.99」(3月30日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が1月29日、東京都内で行われた。

 この日はワンマッチ4試合とプレリミナリーファイト3試合が発表された。

 中でも会見を盛り上げたのはスーパー・ウェルター級戦で対戦する神保克哉と藤村大輔。

 この日も特攻服での登場となった神保についての印象を問われた藤村は「嫌いじゃない。僕もそっち側の人間だったんで」とさらりと答え、「暴走族は嫌いでもめたりしたことはあった」などと続けた。

 これを聞いた神保は「3月30日はバチバチにもめましょう」と応えるなど思わぬ展開となった。

 もっとも互いの試合の印象については、藤村が「勢いがあるし特攻服とか着てギラギラしている。バチバチに殴り合えるような試合ができると思う」と話せば、神保も「やりたいタイプの相手。試合を見たら相手をサンドバッグのように叩いていた。自分とやったら絶対に面白い。楽しみ」と互いにその実力を認め合っており、スーパー・ウェルター級らしい激しいド突き合いが展開されそうだ。

3・18新イベント「KHAOS」のメーンは前日に抽選でカードを決定

2017.01.24 Vol.683

 立ち技格闘技の新イベント「KHAOS」の第1弾大会となる「KHAOS.1」(3月18日、東京・新宿FACE)の対戦カードが発表された。

 KHAOSはK-1、Krushを運営するグッドルーザーの第3のブランド。他の2つとは違ったアプローチでのマッチメークや試合形式が特徴となる。

 今回発表されたのはメーンカード3試合。「KHAOS ROYAL」と名付けられ、-58kgの6選手が参加し、前日計量後に抽選を行い対戦相手を決めるという。

 選手にとっては前日まで対戦相手が決まらないという過酷な状況となる。

 参戦するのは翔也、芦澤竜誠、里見柚己、林京平、KAZUMU、真辺龍太の6選手。真辺は九州を拠点とする選手でグッドルーザーの大会には初出場となる。

 会見では真辺が「僕が6人の中で一番知名度がないので、一番有名で強い選手とやりたい。この中で一番有名な選手は誰ですか?」と他の5人に問いかけるが、全員無反応という緊迫する場面もあった。

「今回のメンバーにはあまり興味がない。やりたい選手がいるんで、その選手とやることを考えながら今は練習している」という芦澤や、「WILD RUSH LEAGUE、その前の王座挑戦者決定戦でチャンスを落としているので、この試合で勝ってどんどん上に上がりたい」という林のように、6選手ともにここでインパクトのある勝利を収めて、次へつなげたいと口をそろえることから当日はどの組み合わせになっても激しい試合となることが予想される。

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