「真摯に答えれば1日で終わる」
タレントでRIZINの解説を務める髙田延彦が2月3日、「桜を見る会」の前夜祭に関する安倍首相の対応について苦言を呈した。
この日、髙田は弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。同番組ではその時々の政治、社会、スポーツといったさまざまなジャンルの問題を取り上げ、髙田が持った疑問や問題意識について横粂氏が弁護士や元議員という立場から解説を加えている。
この日、話題に上がったのは「桜を見る会」の前夜祭に関する政治資金規正法の収支報告をめぐる安倍首相の1月31日の新答弁。不記載の理由が“ホテルと契約を交わしたのが後援会ではなく800人の個人”ということで不記載の合法性を強調したものなのだが、これについては、まず横粂氏が「政治資金規正法は利益がなくても書かなくてはいけないもの。収支不記載について今から修正・訂正するか、今のままで問題ないとするか。今のままで問題ないとするためには“後援会は介されていない。直でやった”と言うしかないので、それに基づいた説明ということになる」とばっさり。「800人が個別でその場でお金を払って領収書をもらうということが現実でありうるか。当初、領収書が誰に出されたかということについて、“後援会が取りまとめて領収書を渡していた”などとそれに近いことは言われていた。今回は“ホテルと宿泊者が直でやっていた”と、より後援会から離す形でまとめた。でもこれだけの規模で個別での契約というのは苦しい。大勢だから安くなっているというところもある」などと続けた。