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山本舞香「卒業式に歌ってほしい」

2016.02.22 Vol.661

 今年の冬から放映中のJR東日本の「JR SKISKI」のCMで、天真爛漫な笑顔とクールなまなざしで、注目を集めている山本舞香。そんな山本が初主演を務める映画『桜ノ雨』が公開される。

「リハーサル中からずっと一緒だったので、共演者の方たちとはすごく仲良くなりました。空き時間にバランスボールで遊んだり、いじられキャラの広田(亮平)さんに虫を取ってもらったり(笑)。控室はいつもワイワイしていて、実際のクラスメートみたいな感じ。撮影は約2週間でしたが、短い期間で、これだけ楽しく演じられたことを考えると、すごくいい現場だったし、たくさんの方々に支えていただいたんだなって、改めて思いますね」

 撮影の時の雰囲気を楽しそうに振り返る山本。同作品はボーカロイドで火が付き、ミリオンヒットを記録、今や卒業ソングの定番となった楽曲「桜ノ雨」がモチーフ。

「合唱は学園祭でやったことがありますが、恥ずかしくて全然歌えませんでした。でも今回全力で歌って、すごく楽しかったので、あの時にもっとちゃんと歌っておけば良かったなって後悔した。きっといい思い出になったんだろうなって。合唱のシーンは、みんなの歌声がひとつになってすごくきれいなハーモニーを奏でられたので、試写を見て感動しました。最後のほうのシーンなんですけど、ぜひ注目して見て、聞いていただきたいです」

 出会いと別れ、そして旅立ち。卒業式シーズンにぴったりな作品。

「『桜ノ雨』は、卒業式を思い出す歌詞で、1曲歌うと絶対泣いちゃう。最初のピアノの伴奏からグッときます。ですから、たくさんの学校の卒業式でこの歌を歌ってほしいと思います。また、この作品は内気な子の成長物語だったり、家族や部活の仲間との関係だったり、いろいろな要素が詰まっています。それは普通の高校生と同じだと思うので、等身大の作品として、同じ年ごろの人にぜひ見ていただきたいですね」

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