SearchSearch

判定負けの梅野源治が「試合以外のことがジャッジに影響している」と主張。「異議を申し立てるデメリットもある」に榊原氏は「そういう妄想はしないでほしい」【RIZIN.34】

2022.03.21 Vol.Web Original

梅野「ジャッジはもうちょっと勉強したほうがいい」

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のセミファイナルで皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)が対戦し、試合は2-0の判定で皇治に軍配が上がった。

 2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストに。今回は「決着戦」の意味合いも含まれた対戦だった。際どい判定とはいえ、これで一応の決着を見たのだが試合後の会見で梅野が「ジャッジはもうちょっと勉強したほうがいい」などと判定に対する不満を爆発させた。

 梅野は「スポーツで格闘技をやっている以上、チケットを何枚売る、集客がどのくらいできる、それを判定に影響させてしまったら結局スポーツは発展しない。対戦相手にも失礼だと思う」などと試合以外のことがジャッジに影響していると主張した。梅野は「僕だけじゃなくて、みんな見て分かると思うんですよね。それはお客さんも分かるだろうし、スタッフも分かるだろうし、ジャッジした本人たちも分かるだろうし。何だろう。一番分かっているのは、戦った選手同士が一番分かっている。セコンドも分かっているし。そこまで共通して同じ認識を持っているということは、ただただおかしいんですよね。このおかしいことに、異議も何も言えない、そんなんじゃ僕は馬鹿にされている感じがするので。やっぱり、本当に学んでほしい」などと続けた。

 梅野は皇治については「全く怒りはないですし、戦っていただいて感謝もしていますし、それは彼も言っていましたし。彼には本当に感謝しかない」「試合前に煽りVでいろいろ言ったりとかもありましたけど、試合前も後もどちらも印象は変わらず、彼は僕に対してちゃんと義を通すというか。僕は格闘技を15年やってきたんですね。その中で、やっぱりこう、たくさん戦ってきましたけど、その中でも彼はやっぱり一番人間として、人として、ちゃんとしているなという印象が僕にはあるんですね。その印象は本当に変わらず、今回の試合が終わって第一声も、いちいちここでは言わないですけど、やっぱりちゃんとしている人間なんだなっていう、そういう印象でした」と語るなど、この怒りはジャッジに向けられたもの。

皇治が梅野源治との決着戦に判定勝ち。梅野は「ジャッジはもうちょっと勉強したほうがいい」と判定に不満【RIZIN.34】

2022.03.21 Vol.Web Original

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のセミファイナルで皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)が対戦した。

 2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストに。今回は「決着戦」の意味合いも含まれた対戦となったのだが、皇治が2-0の判定勝ちを収めた。

 皇治はカード発表会見で梅野にバッティング防止用のキャッチャーマスクをプレゼント、そして公開練習や前々日会見で「俺がバッティングするかせえへんかだけの大会」と語っていた。またこの日の入場で梅野がそのマスクを着けて入場口に姿を現したことから、否が応でも試合の焦点は「皇治のバッティング」に。

 この日の皇治はボクシング特訓の成果もあってか、序盤からこれまでの頭から突っ込むスタイルではなく、ある程度距離を取って、右ロー、右ストレート、左フック、左ボディーと多彩な攻撃を放っていく。特に右ロー、左ボディーは強烈。対する梅野もムエタイ特有の左ミドル、左ロー、左インローを何度も皇治に打ち込んでいく。試合中、クリンチの際に梅野が「気をつけろよ」と言わんばかりに皇治の頭をぽんぽんと叩く場面も。

皇治が対戦相手の梅野をマネジャー扱い。計量で自らのトランクスを持たせるパフォーマンス【RIZIN.34】

2022.03.19 Vol.Web Original

約9カ月ぶりの決着戦。梅野は「白黒はっきり付けようか」

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前日計量が3月19日に大阪府内で行われた。今大会のセミファイナルで対戦する皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)はともに61.00kgで規定体重をクリアした。

 2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストとなったため今回は「決着戦」となる。

 計量では後からはかりに乗る皇治が試合用のトランクスを手に現れ、ごく自然な形で梅野に差し出すと、一瞬の間はあったものの梅野が受け取り、皇治の計量が終わると返すというやりとりが…。

 計量後には梅野は「明日は約9カ月ぶりの再戦。リング上でどっちが強いか白黒はっきり付けようか」、皇治は「去年、自分がやらかした屈辱は自分が挑戦して晴らすしかないので明日は死ぬ気で大阪大会を盛り上げられるように頑張りますので、応援していただければうれしいです。皆さんでRIZINを盛り上げましょう。ではひょっとこさん、明日はよろしくお願いします」とそれぞれコメントした。

皇治がキック引退後の「トライアスロン」のヒント明かす「なんやかんや言うてK-1からトライアスロンを目指して出てきたんで」【RIZIN.34】

2022.03.18 Vol.Web Original

「パンチとキックと関節技の3つで戦う競技?」に「近いとこいってる」

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前々日インタビューが3月18日に行われた。

 セミファイナルに出場する皇治(TEAM ONE)がカード発表会見で口にした新しい挑戦の「トライアスロン」について言及した。

 皇治は今大会ではセミファイナルで梅野源治(PHOENIX)と対戦する。2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストとなったため今回は「決着戦」となる。

 この両者の対戦が発表された会見で皇治は「キックはあと2戦」と宣言し、新しい挑戦として「トライアスロンに行こうと思っています」と語っていた。

 この日のインタビューでは「トライアスロンというのはパンチとキックと関節技の3つで戦う競技のことか?」という質問に皇治は「うまいこと言いますよね(笑)。俺はトライアスロンをメジャーにしたいんですよね。(さっきの3つは)近いとこいってるんですが、まだあるんですよ、トライアスロンというのは。まあ俺はなんやかんや言うて、K-1からトライアスロンを目指して出てきたんで。まあまあ、明後日勝ったらちゃんと喋りますよ」と煙に巻きながらも否定はせず。

梅野源治「今回はただ白黒つけようというだけ」と皇治の挑発には一切動じず【RIZIN.34】

2022.03.18 Vol.Web Original

昨年6月、ノーコンテストの再戦

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前々日インタビューが3月18日に行われた。

 セミファイナルで皇治(TEAM ONE)と対戦する梅野源治(PHOENIX)は「今回はただ白黒つけようというだけ」とここまでの皇治の挑発にも全く動じず。「少なくとも僕の前では、しっかりとした対応をしていた。しっかりした人間」などと皇治を評した。

 2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストとなったため今回は「決着戦」。

 皇治はバッティングについて謝罪し、昨年11月に祖根寿麻を相手にした再起戦で勝利を収めた後に梅野の名を出すなど再戦の意思を見せていたのだが、今大会で急きょ実現。カード発表会見から公開練習と最初の対戦同様、再び梅野への挑発を展開した。

 梅野は一連の挑発には「公開練習は一切見ていないので何を言っている分からない」とのことで「勘違いするなよ、と。俺が出なかったら彼は試合が組まれることはなかった」という皇治の発言を伝えられると「今回は彼とやらなくてもムエタイルールでRIZINからオファーはありましたので、その時点で彼の言っていることは破綻しているというか。彼とやらなくてもRIZINでは試合ができた」とさらりと否定。そして「そもそも、勘違いしているといっても自分でまいた種ですから。彼がバッティングさえしなければ僕に倒されて終わっていた。お互いに前に出た結果、ああいう形になってしまい、今回はただ白黒つけようというだけなんで」と続けた。

皇治が「試合のテーマは俺がバッティングをするかしないか。梅野選手は全く関係ない」とばっさり【RIZIN】

2022.03.11 Vol.Web Original

ひょっとこのお面が見守る中、公開練習

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)に出場する皇治(TEAM ONE)が3月11日、公開練習を行った。

 今大会で皇治は梅野源治(PHOENIX)と対戦する。2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、試合続行不可能となりノーコンテストに。今回は「決着戦」の意味合いを持つ対戦となった。

 公開練習では2分間のミット打ちを披露。トップロープにはしっかりとひょっとこのお面がかけられ、それに見守られる形で皇治は飯田覚士トレーナーの持つミットにさまざまなコンビネーションのパンチを打ち込んだ。

 練習後の会見で皇治は「(飯田トレーナーには)10月から見ていただいて、やっと少しは形になってきたかなという感じ。日々勉強になってます。今は怒られることも減って、少しは成長しているんじゃないですかね」と手応えを感じているよう。しかし「飯田トレーナーがついたからといって2~3カ月で強くなったらみんな強くなってる。だからしっかりゆっくり強くなろうということを目標にやっていた。その最中に無理やり起こされましたけど、でも少しは強くはなっているんじゃないですかね」と続けた。

皇治と梅野源治が決着戦。ひょっとこお面の皇治に梅野が「ヒジありだったらバッティングもありでいい」と過激な逆提案【RIZIN.34】

2022.03.03 Vol.Web Original

榊原CEOのラブコールに応え大阪大会出場

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の追加カード発表会見が3月3日、都内で行われ“冬眠中”だった皇治(TEAM ONE)の参戦が発表された。昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦でノーコンテストに終わった梅野源治(PHOENIX)との決着戦に臨む。

 その6月の対戦では試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、試合続行不可能となっていた。

 その後、皇治は11月の沖縄大会で復帰戦に臨み、祖根寿麻に判定勝ちを収めたものの、大晦日にはYA-MANに敗れ「冬眠する」と宣言。充電期間に入るつもりだったが、RIZINの榊原信行CEOが2月に行われた「RIZIN TRIGGER 2nd」でケージでの挨拶の中で出場を要請。試合後の総括の際にも「頭を下げてお願いします」と異例の出場オファーをかけていた。

 この日の会見に皇治はひょっとこのお面をかぶったまま登場。途中、暑さと水分補給のために一瞬外す場面もあったが「世間の皆様に顔を出すのは恥ずかしい」とお面をかぶったまま会見に臨んだ。このひょっとこのお面はかねてから梅野のことを「ひょっとこムエタイ」と挑発していたことからのもの。

大雅がK-1王者時代をほうふつとさせる動きで梅野源治を圧倒。3-0の判定勝ち【RISE】

2021.11.15 Vol.Web Original

「RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA2」(11月14日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で-61kg契約で梅野源治(PHOENIX)と大雅(チームドラゴン)が対戦し、大雅が3-0の判定勝ちを収めた。

 梅野は最近でこそキックボクシングルールでの試合も多く行っているが、もともとは首相撲やヒジ打ちが許されるムエタイルールを主戦場としていたファイター。対する大雅は首相撲やヒジ打ちが禁止されているK-1でスーパー・フェザー級王座を獲得。階級も異なっていたため全く接点がなく、このたびRISEでまさかの対戦が実現した。

 試合前は大雅が仕掛ける形で舌戦が展開された。

セミの鈴木真彦が注目を集めるメインの原口vsペットパノムルン戦に「選手として悔しい」【RISE】

2021.11.13 Vol.Web Original

「RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA2」(11月14日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前日計量が11月13日、大阪府内で行われ、全選手が1回目の計量で規定体重をクリアした。

 今大会のセミファイナルではRISEバンタム級王者の鈴木真彦(山口道場)とWKBA世界スーパーバンタム級王者の江幡塁(伊原道場)が対戦する。

 2人は昨年11月に行われた「DEAD OR ALIVE -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~」で対戦しており、約1年ぶりの再戦。前回は鈴木が判定勝ちを収めている。

 江幡は「1年ぶりの再戦。しっかり大阪の地でリベンジを果たして、盛り上げていきたい。(鈴木は)前回に会った時より目に力が入っていて、明日は必ず熱い試合になると確信した。1年間でRISEルールにアジャストした姿を見せられるんじゃないかと思っている。そこを注目してほしい」と語った。

 対する鈴木は「再戦だが、江幡選手も気持ちのいい凄い選手ですし、前回以上に盛り上げたいという気持ちがある」などと語った。また「明日はメインイベントがすごく取り上げられている。原口健飛が世界と戦うというのはすごいことだが、選手としては悔しい部分もある。明日は会場のお客さんをしっかり盛り上げられる試合をしたい」などと語るなど対戦相手の江幡はもちろん、メインでペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)と対戦する原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)への間接的なライバル心も見せた。

梅野源治vs大雅の異色カードが実現。梅野「生きざまを見せられるような試合を」に大雅「1RでKOしたい」【11・14 RISE】

2021.10.13 Vol.Web Original

「RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA2」(11月14日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のカード発表会見が10月13日、都内で開催された。

 梅野源治(PHOENIX)vs大雅(チームドラゴン)という異色のカードが発表された。

 梅野は現在でこそ、キックボクシングルールでの試合にも出場しているが、もともと“日本ムエタイ界の至宝”と呼ばれるように、首相撲やヒジ打ちが許されるムエタイルールを主戦場としていたファイター。対する大雅は首相撲やヒジ打ちが禁止されているK-1で王座に就くなど、2人は全く異なった土俵で強さを発揮。また大雅はKrushではスーパー・バンタム級で王者になるなど階級が下だったことから全く接点はなし。今回、RISEというリングで2人の邂逅が実現した。

 梅野は今年6月にRIZINの「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」に出場し、1回戦で皇治と対戦するも偶発的なバッティングで負傷してしまいノーコンテストに。9月のBOMでムエタイルールで復帰を果たし、ロンペット・Y’ZD ジムとドローに終わっている。

 大雅は前戦は7月のRISE大阪大会で中村寛と対戦し、ダウンを奪われたものの3Rに反撃。しかしあと一歩及ばず0-2の判定で敗れている。

皇治が引退示唆。バッティングで負傷の梅野には「心から申し訳なかったと思っています」【RIZIN.29】

2021.06.28 Vol.Web Original

「自分に実力があればこんなことにもなってなかった」

「RIZIN.29」(6月27日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」に出場し、決勝で敗れた皇治(TEAM ONE)が試合後の会見で引退を示唆する発言を行った。

 皇治は1回戦の梅野源治戦は偶発的なバッティングでノーコンテストとなってしまい、RIZIN側がトーナメントに参加した選手や関係者らと協議の末、皇治が決勝に出場することとなった。

 皇治は会見で「まず、心からすごく梅野選手に申し訳なかったと思っています。申し訳ありませんでした」と梅野に対して謝罪。そして「このトーナメントにかけて必死に調整してきたと思いますし、梅野選手はもちろん、梅野選手のファンにも格闘技ファンにも、こうしてRIZINのリングに上がれたのはたくさんの方の支えがあったので、すごく申し訳ないことをしたと反省しています」と梅野をサポートする関係者やファンらにも合わせて謝罪した。

 梅野は左眼窩底と鼻骨骨折の疑いで試合後、病院に直行した。

 複雑な心境の中、決勝に上がることになったことについては「素直に梅野選手に申し訳ないというのが強かったんで、それだけで。あとはお客さんがたくさん来てくれているので、ここで被害者ぶって試合しないというのは違うと思ったので、最後までリングに上がろうと思って戦いました」と語った。

 決勝で対戦した白鳥大珠については「強かった」とその実力を認めた。

 決勝でも何度かバッティングで試合が中断したのだが「自分の技術不足やと思います。故意じゃなくても相手にダメージを負わせていることはルール上、反則なんで、自分の実力のなさやと思っています」と反省。「実力のなさ。こんなことメディアの前で言いたくないけど、認めなあかんこともいっぱいある。実力があればこんなことにもなってなかったと思ってますし」と話した。

 また試合後のリング上で白鳥と言葉を交わしていたのだが「申し訳なかったと。あの3人が上がってきてくれたからこうして形になりましたし、それを自分が1回戦、ああやってふがいない形にしてしまったんで盛り上がりに欠けたと思いますし、強く、受け入れようと思っています」と話した。

Copyrighted Image