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森保一監督「オーバーエイジは次の大会からでも呼びたい」

2018.08.03 Vol.Web Original

「暑い中での過密日程。東京五輪に向けていいシミュレーション」
 日本サッカー協会は8月3日、「第18回アジア競技大会」に出場する男子のU-21日本代表となでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーを発表した。

 U-21の森保一監督が会見に臨み、冒頭「男子女子ともにいい結果を出せるようにベストを尽くしたい」と挨拶した。

 今回の大会については「暑い中での過密日程での戦い。東京2020の本大会に向けていいシミュレーションになるし、選手にとってもいい経験になる」とし、目標については「1試合でも多く戦うこと。そして1試合1試合の結果にこだわって戦うことを選手に要求しながらやっていきたい。常々、アジアの大会でベスト4以上には入りたいと思っている。今回、東京オリンピックには予選なしで出場できるが、世界の大会に参加していくということを考えると育成年代、フル代表も含めてベスト4以上が世界につながっていくととらえている」などと話した。

 選考については「東京オリンピック世代の活動の時には毎回いろいろな条件があって、その中で選手を選んでいくということをやってきた。今回もそういう条件の中で今後につながるベストな選考をしてきた。視察を多くする中でいいパフォーマンスをしている選手を選考した。これまでも、その時のベストの選考をしてきた。本大会を踏まえラージグループとしてとらえ、各大会ごとにメンバーを大幅に代えながら多くの選手に経験を積んでもらい、全体的な底上げをしながら最終的な東京オリンピックの本大会に一番強いチームを作れるようにと思って活動している。今回もそれにつながるベストな選択だと思っている」などと話した。

サッカーU-21日本代表 パラグアイ遠征メンバー発表

2018.03.13 Vol.Web Original

ハンブルガーSV所属の伊藤達哉が初招集
 日本サッカー協会が3月13日、都内で会見を開き、パラグアイ遠征(3月19~28日)に臨むU-21日本代表メンバーを発表した。

 今回の遠征では「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南米・日本U-21サッカー交流」(3月21~25日、パラグアイ)で、U-21チリ代表(21日)、U-21ベネズエラ代表(23日)、U-21パラグアイ代表(25日)と対戦する。

 会見の冒頭で森保一U-21監督は「このパラグアイ遠征は非常にタフな日程での活動になる。その中で、選手、U-21のチームが成長できるようにいい経験を積んで、また前進して来れればと思っている。前回での中国遠征で出た課題を改善して、さらにチームとしても、選手個人としてもレベルアップできるようにいい経験ができれば。前回から多くの選手を入れ替えてやっていくなかで、選手の個性も見つつ、足りないところはそこでなんとか改善するように、いいところはさらに自信を持って伸ばしてもらえるような働きかけをしていきたい」などと今回の遠征の目的を話した。

 メンバーについては「視察の段階では多くの選手を見てきたが、今回は1997年と1998年生まれの選手でチームを編成させてもらった」という。初招集となった流通経済大学の現在1年生のDFアピアタウィアについては「センターバックやウイングバックで守備的な起用ができるかなと思っている。去年のインカレの時は右サイドバックで出場していたが、視察の時はセンターバックをやっていた。守備の部分で彼の持っている身体能力の当たりの強さから攻撃に転じていけるところを我々のチームでも生かしていきたいと思う」と話した。またドイツ1部・ブンデスリーガのハンブルガーSV所属のMF伊藤達哉も初招集。伊藤については「彼のプレーは去年ドイツでプレーしているところを見てきた。彼には攻撃の部分で貪欲な部分を見せてほしい。前線でボールを受けて、そこから貪欲に相手のゴールに向かっていく、目の前に相手がいてもなんとか突破してゴールにつなげていく、そういう貪欲な姿勢を示せる選手だと思う」などと話した。

 U-21代表はこの遠征の後は5月下旬にフランスで開催される「トゥーロン国際大会」、夏には「第18回アジア競技大会」(8月18日~9月2日、インドネシア)と国際大会への出場が続く。

東京五輪サッカー男子の森保新監督が会見。メダル奪取を誓う

2017.10.30 Vol.Web Original

選手の選考については「選手が埋もれて終わることがないように」
 2020年東京オリンピックのサッカー男子監督に就任した森保一氏の就任会見が10月30日、都内で開催された。

 森保監督は「自国開催である東京五輪で監督をするということは結果を求められると思うし重責だが、応援してくれる皆さんが喜んでもらえる結果を出せるように全身全霊をかけて五輪に向かいたい。選手はユースのころから多くの指導者に育てられてきた。さらにいい経験を積んでもらい、これまでの指導者、関係者の方々の努力が花咲くように。そして選手がさらに伸びて、みんなが喜んでくれるような結果を求めながら、成長の助けになるような仕事をしたい」などと挨拶した。そしてオリンピックでの目標については「自国開催で皆さんが望んでいるのは間違いなくメダル獲得だと思うので、メダルを獲得できるよう頑張っていきたい」と話した。目指すスタイルについては「やりたいサッカーはチームの組織力をもって、連携連動して攻守に絡むサッカーをしたい。もちろん個の成長を促すために個の部分に目をつぶってはいけないと思いますが、日本人のいい部分である攻守に連動連携したサッカーを目指したい」とした。

 また選手の選考については「オリンピックでプレーができる世代の選手であれば年齢関係なく、今までの実績も関係なく扉は開かれている。出たいと思っている選手はそこを目指して、夢を持ってひたむきに頑張ってほしい。選考については今まで関わってこられた各世代の監督、Jリーグ、大学、高校といういろいろなところから情報をもらいながら、選手が埋もれて終わることがなく、少しでも多くの選手に成長してもらえるようにしたい。この世代はこれからの2年半の期間の中で、今トップの選手でもいろいろと力関係が変わる年代だと思うので、より多くの選手を見ながら選手個人の力、チーム力を引き上げていきたい」と話した。

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