立体パズル「ルービックキューブ」が誕生から40周年を迎えることを記念し、麻布十番のハンガリー文化センターで「ルービックキューブ40周年展」がスタートした。
実はハンガリーで誕生したという「ルービックキューブ」。建築学者、エルノー・ルービック氏が3次元幾何学を説明するために木で制作し、1977年にハンガリーで「マジックキューブ」として商品化。1980年から「ルービックキューブ」の名称で世界展開したところ、発売から2年間で1億個以上が販売され、現在も世界中で愛されている立体パズルなのだ。ここ日本でもシリーズ累計出荷数は1400万個を突破、今年はコロナ禍での巣ごもり需要もあり、出荷量は昨年の2.5倍にも上っているのだとか。
駐日ハンガリー特命全権大使のパラノビチ・ノルバートさんは「このキューブはハンガリーで誕生し、(首都の)ブタペストでルービック氏が考案した作品であることを、どのくらいの方がご存知でしょうか。ハンガリーは小さくて地味な国ですが、潜在的な可能性、スマートな思考、このキューブのような発明や創意工夫にあふれています」と説明。ルービックキューブの由来がハンガリーであることを日本に伝えるのは、駐日ハンガリー大使の使命でもあるといい、40周年にツイッターでさまざまなアーティストとコラボレーションする「ルービックインスピレーションキャンペーン」を行うことを発表した。