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楽天オープン、国枝慎吾が東京パラぶりの国内プレー。「日本での試合を楽しむ」

2022.10.06 Vol.Web original

 東京・有明テニスの森で開催されている楽天ジャパン・オープンに6日、車いすテニスの国枝慎吾が出場。東京パラリンピックから約1年ぶりに日本での凱旋試合をおこなった。

 今大会は2019年に始まり、2020、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大により中止。3年ぶり2回目の開催となる。国枝は車いすの部、男子シングルスの一回戦に出場し、この日は世界ランキング74位の19歳、城智哉と対戦。国枝が持ち味とする強烈なサーブで相手を圧倒し、6-0、6-0のストレート勝ちを決めた。

「久しぶりの日本でのプレー。試合を楽しむというモチベーションできました」と話した国枝。今シーズンは全豪、全仏、ウィンブルドンを3連勝し、4大大会を制覇する年間グランドスラムに王手をかけていた全米は準優勝で幕を閉じた。年間グランドスラムを逃したことについては「グランドスラムでの負けはグランドスラムでしか返せない。また来年に持ち越しになるかなという感じです」と、気持ちを切り替えた様子だった。

 一方、幼い頃から国枝が憧れだったという城。この日、シングルスとしては初めて国枝と対戦した。「すべてのスキルで圧倒され何もできなかった」と肩を落とすも、「国枝選手と戦えて光栄。今後は自分のチャンスボールで決められるスキルを磨くこと、まずはサーブ返せるようにしたい」と、新たな目標を語った。

 楽天ジャパン・オープンは同所で9日まで。

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