レゲエDJにあこがれつつ、ヒップホップと出会い、オンリーワンのスタイルを築き上げたMC、ルーツ・マヌーヴァの最新作。ジャマイカ移民にルーツを持ち、サウス・ロンドンで生まれ育った彼はイギリス音楽史を語るうえで最も重要なアーティストの一人として作品を生み出している一方で、ブラーをはじめとしたさまざなアーティストとの協業で圧倒的な存在感を示すとともに、多大な影響を与えている。一言でいうと、最新作はエモーショナル。ドラマチック、シアトリカル、美しいサウンドに現代社会の評論を乗せる。聞くほどに心に響く。フォーテット、エイドリアン・シャーウッドらも参加。
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歌声がココロにしみる…「Christmas Hearts〜winter gift〜」クリス・ハート
街にクリスマスイルミネーションが灯るようになると、クリス・ハートの歌うクリスマスソングが聴きたくなる。今年もそんな冬がやってきた。それに合わせて、大ヒットし、全国各地のライブ会場を沸かせた『Christmas Hearts〜winter gift〜』が装いも新たに登場。昨年の収録曲に、辛島美登里『サイレント・イヴ』、稲垣潤一『クリスマスキャロルの頃には』、そしてMISIAの『Everything』と3曲のカバー曲を新たに収録した。J-POPはもちろん、ワム!の『LAST CHRISTMAS』、『ジングルベル』や『赤鼻のトナカイ』などからなるスタンダード・メドレーなどクリスマスのムードが詰め込まれている。
歌声がココロにしみる…「MADE IN THE A.M.」ONE DIRECTION
世界を席巻し続けるスーパーグループ、ワン・ダイレクション。2015年は春にメンバーのゼインがグループを脱退するなど大きな変化を経験したものの、グループの勢いは加速するばかりだ。新体制になって初めてのアルバムとなる本作には、夏にリリースされ各種チャートを駆け上ったロックなシングル『ドラッグ・ミー・ダウン』を筆頭に、壮大なサウンドとメンバーの伸び伸びとした歌声の重なりが心を揺さぶる『インフィニティー』など全13曲を収録(デラックス・エディションは17曲)。さらに日本盤にはボーナストラックも収録。ボリュームたっぷりの作品。彼らのすごさを思い知らされる。
歌声がココロにしみる…「May J. sings Disney」May J.
昨年のアナ雪のものすごさは今もなお記憶に強烈に残るところ。それを歌ったMay.J.は今年もまたモンスター的なヒットとなったこの曲とともに歩んできた。子供のころからディズニーの歌を歌いたいと願ってきたという彼女はその夢を最高の形で叶え、これからもこの曲を歌い続けていくだろう。本作は抱いてきた夢に真正面から向き合ったともいえる。彼女のディズニー愛の起源ともいえる『アラジン』から『ホール・ニュー・ワールド with クリス・ハート』、『ピノキオ』の『星に願いを』、『ライオンキング』の『愛を感じて』など日本語で歌う。[2CD][2CD+DVD]盤は英語で歌唱したバージョンもある。