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古田新太と尾上右近がダブル主演『衛生』~リズム&バキューム~

2021.06.29 Vol.742

 舞台は昭和33年。水洗トイレが普及する前の汲み取り業者「諸星衛生」は、地元の政治家をバックにつけて、のし上がってきた。かつてのライバル業者が逆襲のタイミングを狙っていて…。

 古田新太と尾上右近がダブル主演することで、注目を集めているミュージカル。「善人不在」「悪者たちの爽快ミュージカル」をキーワードに、排泄物を扱う業者一家の悪行三昧を、ポップかつグロテスクに、どこかあっけらかんと描く。社長を古田、その息子を尾上が演じる。地元の政治家を六角精児、ともさかりえがかつてのライバル業者で登場する。

 脚本・演出は、2018年に『あたらしいエクスプロージョン』で岸田國士戯曲賞を受賞し、人気を博したドラマ『あなたの番です』を手掛けた福原充則。「強くて魅力的な悪い奴らを、音楽に乗せて、みなさまの脳天にむかって唐竹割りしながらお届けできたら」と力強くアピール。音楽は水野良樹(いきものがかり)が担当しており、「悪も正義も、汚いものも美しいものも、本音も取り繕いも、すべてが混濁して混ざり込んでいるような、まさしく人間らしい主題曲」と意欲を燃やしており、楽しみだ。益田トッシュも同じく音楽を担当する。

 大阪、福岡でも公演がある。

いきものがかり水野、楽曲の映画化に感激!内田英治監督は「挑戦を受けてやるという気持ち」

2021.06.12 Vol.Web original

 

 開催中の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2021」に今年から新設された「スマートフォン映画作品部門」のトークイベントが12日、都内にて行われ、内田英治監督、いきものがかりの水野良樹、映画祭代表の別所哲也が登壇。

「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony」は、スマートフォンで撮影された作品を公募する部門。新設部門としては同映画祭史上最多となる900点以上の応募があった。

 イベント冒頭、いきものがかりの楽曲「きらきらにひかる」をテーマに一般公募された小説を原作に、内田英治監督が全編スマートフォンで撮影したショートフィルム『星屑の子』が上映。

 山下穂尊が脱退を発表し、昨日ツアーのファイナルを終えた水野は「メンバーが離れるということで(3人のいきものがかりとしては)最後のライブになってしまったんですけど、大きな歩みの後で今日はすっきりした気分で参加させていただいています」とあいさつ。

 一般から応募された1400近い作品から映像化する小説を自分たちで選んだという水野は「内田監督が撮ってくださるということになり、どんどん話が広がっていった。(選ばれた作品は)ファンタジーの世界観ですが、もっと日常生活を描いた作品もあり、1つの曲からいろいろな世界が描かれるんだなと思いました」と振り返り、テーマとなった楽曲「きらきらひかる」について「この曲を作り始めたのがまさにコロナで世の中が混乱し始めたときで、悲しい決断をしてしまう人も出てきていた。そういうことへの思いを歌にした曲」と思いを語った。

いきものがかり水野「もうちょっと自分を出してみようかなって」 ミュージシャンらとの対話本発売

2021.05.31 Vol.Web Original

 いきものがかりの水野良樹が30日、都内で、自著『うた/ことばラボ「うた」と「ことば」についての14の対話』の発売を記念したトークショーを行った。イベントには、同書で対談しているシンガーソングライターの関取花がゲストで登場。「曲そのものがどんどん短くなっている」という関取と、「長い」と言われる水野が、「うた」や「ことば」「音楽」といった話題から、SNSの難しさやテレビ局などに入るときに入り口で止められる「水野のキラーコンテンツ」、柿ピーの配合まで幅広いトピックでトークした。

 ぴあアプリで行っていた、水野が聞き手となって14人の音楽家や表現者と語りあった対話シリーズをまとめたもの。水野は「自分に変化を及ぼしたいという気持ち」から、いきものがかりでしか現場を経験していなかったことから「外へ外へ話を聞きに行きたいという気持ちが強くなった」と企画の意図について説明。

 本書では、KREVA、一青窈、秦基博、堀込高樹(KIRINJI)、中村佳穂、塩塚モエカ(羊文学)、ポルノグラフィティの新藤晴一といったシンガーソングライターやミュージシャン、本間昭光ら音楽プロデューサー、作詞家の松井五郎らと対話している。

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