スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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車いすラグビー代表内定選手12名が発表!五輪代表セブンズからエールも
車いすラグビーの東京パラリンピック日本代表内定選手の発表会が21日、都内で行われ、内定選手12名が発表された。
日本代表には、池透暢(背番号21 )、羽賀理之(4)、長谷川勇基(2)、倉橋香衣(3)、今井友明(9)、若山英史(1)、小川仁士(23)、乗松聖矢(22)、中町俊耶(24)、島川慎一(13)、橋本勝也(32)、池崎大輔(7)の12名が選ばれた。キャプテンは池透暢、副キャプテンは羽賀理之が務める。
ベテランと若手が融合する多様な顔ぶれが揃った。キャプテン池透暢やエース池崎大輔の「イケイケコンビ」や、アテネ大会から出場の島川慎一などベテランが揃うなか、長谷川勇基、小川仁士、中町俊耶、橋本勝也、倉橋香衣が初選出。橋本勝也は、2019年の国際大会で頭角を表した19歳の次世代エースで、チーム最年少。倉橋香衣は、女子選手で唯一代表入りするなど、男女混合競技の車いすラグビーならではの特色も目立った。
チームを率いるケビン・オアーヘッドコーチは「ベテランから若手まで、層を厚く網羅したことで、理想的なラインナップが組めるようにした。世界のトップレベルと渡り合うための準備ができたと思う」と話す。さまざまな強みを持つ選手を揃えることで、得点力が期待されるハイポインターと守備の要であるローポインターの組み合わせ(ライン)の選択肢を増やすことを目指した。
キャプテン池は「大会が開催されることに感謝して、東京大会で車いすラグビーのファンを増やしたい。世界に勇気を与えられるようなプレーで、パラリンピックの価値を感じていただければ」と意気込んだ。
発表会では、東京オリンピック7人制ラグビー代表「セブンズ」からビデオメッセージも。副キャプテンの羽賀は「セブンズの試合を見たことがありますが、スピード感があって、展開の早い、面白いスポーツだなと感じました。ラグビーの精神は同じ。共にがんばりましょう」とエールを送った。
東京パラリンピックの車いすラグビーは、8か国が参加する。4月に発表された1次リーグの組み合わせでは、世界ランキング3位の日本、パラリンピック2連覇中で同1位のオーストラリア、6位のフランス、7位のデンマークと同じ、A組で対戦することが決まった。日本は2018年の世界選手権で優勝するなど、初の金メダル獲得が期待されている。
車いすラグビー日本選手権、発足1年の新チームTOKYO SUNSが初優勝!パラ後に続くチーム作りたい
車いすラグビー界に新たな歴史が刻まれた。「三井不動産 第21回 車いすラグビー日本選手権大会」の大会3日目が22日、千葉ポートアリーナで行われ、発足1年の新チームTOKYO SUNSが初優勝。優勝の原動力は、「2020年のその後」への思いだった。
日本の「エース」と「キャプテン」が激突
決勝カードは、予選全勝のTOKYO SUNS(東京)と2年連続決勝進出のFreedom(高知)。それぞれのヘッドコーチ兼選手としてチームを率いるのは、日本代表で肩を並べる池崎大輔と池透暢。互いに初優勝をかけ、日本の「エース」と「キャプテン」が直接対決した。
第1ピリオドはTOKYO SUNSのリードでスタートし、ニュージーランド代表でもあるヘイデン・バートンや池崎大輔らハイポインターを起点に得点が決まる。第3ピリオドで流れを掴み、1点差まで縮めたFreedomだったが、激しく攻守が入れ替わる中、攻撃的なディフェンスが機能したTOKYO SUNSが主導権を離さず、52−44で試合終了。SUNSが予選から負けなしの完全勝利で日本の頂点に輝いた。
試合後、池崎は「優勝するためにやってきたので結果を残せてうれしいです」と安堵の表情を浮かべる。日本代表選手に海外選手の加入。「勝って当たり前、というイメージを持たれていた部分があって、プレッシャーもありました。まずは勝ち切れてほっとした、という感じですね」とチームメートの今井友明も心境を吐露した。
もうひとつのラグビー、車いすラグビー日本選手権大会が開幕!新チームが躍進
「三井不動産 第21回 車いすラグビー日本選手権大会」が20日、千葉ポートアリーナで開幕し、初出場のTOKYO SUNSが勝利。白星発進で大会初戦を飾った。
今年10月に東京体育館で行われた国際大会「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」が過去最多の動員数を記録しラグビー熱が盛り上がるなか、今度は国内でのナンバーワン決定戦が幕開けした。全国各地の予選リーグを勝ち抜いた8チームが、日本一の頂点をかけて熱い闘いを繰り広げている。
車いすラグビー、大激戦のセミファイナル!日本はオーストラリアに1点差で惜敗
「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」の4日目が19日、東京体育館で行われ、準決勝で日本は宿敵オーストラリアと対戦。56ー57でオーストラリアが勝利し、日本の決勝進出はならなかった。試合後、ケビン・オアー日本代表ヘッドコーチから語られた課題は「勝ち切る力」だった。
最大のライバル
リベンジマッチとなった準決勝。世界ランキング2位の日本と、パラリンピック2連覇中で世界ランク1位のオーストラリアは因縁のライバルだ。昨年8月にオーストラリアで行われた世界選手権では、日本が62ー61で世界王者に勝利し、優勝。しかし、今年9月の韓国でのアジア・オセアニア選手権では、決勝戦でオーストラリアが55ー57で日本を制し、頂点に。互いに譲らない競り合いが続いていた。そして、迎えた今大会で再び激突した2トップ。大勢の観客が見守るなか、今回もハイレベルな死闘を繰り広げた。
中尾明慶と仲里依紗が2人で「いい思い出」ウィルチェアーラグビーでタックル
中尾明慶と仲里依紗が13日、都内で行われた「500日前東京2020パラリンピックパーク in 豊洲」にゲスト出演し、夫婦の仲睦まじい姿を見せつけた。
SNSなどを通じて仲の良さが知られているカップル。2人で並んで公の場に出ることが結婚してから初めてだと紹介されると、二人は口を揃えて「緊張する」。中尾は「……緊張しますね、思いのほか(笑)。僕のいつもの面白トークがちょっと出ないかもしれない。パラリンピックに関われることがうれしいので、何よりも2人でいい思い出を作れたらと思う」と、あいさつ。仲は「いつも夫としている人が…、ねぇ」とチラチラと中尾と視線を交わしながら「緊張して眠れなかった」と笑った。
中尾は東京2020大会が決定してから、いろいろなパラ競技を見ているそうで、水泳は強化合宿を見学したことがあるという。「選手たちが自分の限界を決めずに、そこを乗り越えて果敢に挑戦していく姿は魅力的だし、パラスポーツが……(選手は)大変だろうし努力されているのは分かっていますが、そのスポーツがおもしろいなって思えた」。
仲も「素晴らしいものを見せていただいて、明日から頑張ろうとパワーをいただけた。これからも見に行きたい。息子にも見せたい」と、話した。
パラリンピックまであと500日!初公開のトーチや体験会で魅力をアピール
東京2020組織委員会と東京都が主催する「500日前TOKYO2020パラリンピックパーク in 南大沢」が7日、三井アウトレットパーク多摩南大沢で行われ、パラリンピック開催まであと500日となる節目を盛り上げた。
このイベントは、4月13日に東京2020パラリンピック開催まで500日を迎えるのを前に、パラリンピックの機運醸成を目的として展開中のキャンペーン『パラリンピック500Daysバスが行く みんなで楽しもう!東京2020パラリンピック500日前』の一環で、PRバスや聖火リレートーチの初展示のほか、パラリンピック競技の体験会などがおこなわれた。
この日広場には、桜のイラストで装飾されたPRバスが登場。東京2020パラリンピックマスコットの「ソメイティ」も登場し、会場を盛り上げた。桜色のバスは、4月3〜13日にかけてパラリンピック22競技の会場である東京、千葉、埼玉、静岡の全21会場を走行・巡回予定。街中で目にする機会もありそうだ。また、初めて一般公開されたのは、来年聖火リレーで使用されるリレートーチ。桜の花びらをモチーフにしたトーチの前には沢山の来場者が訪れ、近くで眺めたり、記念写真を撮るなどして楽しんだ。
山里亮太、パラリンピックは「未来のお嫁さんと見たい」!
お笑いタレントの山里亮太(南海キャンディース)が7日、都内で行われた東京2020パラリンピック500日前のイベントに出席、パラリンピックは未来のお嫁さんと迎えたいと大胆宣言した。
4月13日に東京2020パラリンピック競技大会の開催まで500日を迎えるのを前に、この日三井アウトレットパーク 多摩南大沢で、その節目を盛り上げるイベントを開催。山里はウィルチェアーラグビー池崎大輔、陸上の中山和美、車いすバスケットボール元日本代表の根木慎志、東京2020パラリンピックマスコットのソメイティとともにトークイベントに登壇し、パラリンピック競技の対決などで会場を盛り上げた。
自他共に認めるパラスポーツファンという山里は、「車いすバスケの試合を見たのがきっかけで夢中になりました。車いす同士のぶつかり合いなど、ものすごく激しいスポーツで、これまで味わったことのない感覚」と魅力をアピール。観戦チケット代が2000円台からと手頃な価格であることにも触れ、「ぜひお子さんにも色んな競技を見に行ってほしい」と来場者に呼びかけた。
ラグビーとウィルチェアーラグビー、両日本代表がプリントされた特別機が就航
ラグビーW杯期間中にウィルチェアーラグビーワールドチャレンジを開催
「ウィルチェアーラグビーワールドチャレンジ 2019」(10月16~20日、東京・東京体育館)のオフィシャルパートナーを務めるJALが、ラグビー日本代表とウィルチェアーラグビー日本代表を片面ずつに描いた特別塗装機の就航を3月19日から開始した。同機はこの日の12時50分、羽田発の函館便が初航。今年12月頃まで沖縄、函館、小松、出雲、徳島、大分、長崎、熊本、鹿児島の各便で就航する。
この日はラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロ所属の五郎丸歩、ウィルチェアーラグビー日本代表の池崎大輔ら関係者が参加しお披露目会が開催された。
今年は「ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会」が9月20日に開幕し11月2日まで行われる。その予選リーグと決勝リーグの間の日程でウィルチェアーラグビーの世界大会である「ウィルチェアーラグビーワールドチャレンジ 2019」が開催されることとなったことから池崎は「そこでいい結果を出して、ラグビーの決勝リーグにつなげたい。ウィルチェアーラグビーの魅力を発信しながらも、ラグビーの熱を上げていけるように頑張りたい」などと話した。