翁長雄志沖縄県知事の死去に伴う知事選が10月30日、投開票され、無所属の新人、玉城デニー前衆議院議員が、前宜野湾市長の佐喜真淳氏ら3人を破り初当選した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対の立場を取っている玉城氏は30日夜、那覇市内で「これ以上、新基地を造らせないと翁長氏が命を削って全うしようとしたことが県民に宿り、後押しした」と述べた。
沖縄県知事選は玉城氏が初当選
2018.10.04
Vol.web Original
翁長雄志沖縄県知事の死去に伴う知事選が10月30日、投開票され、無所属の新人、玉城デニー前衆議院議員が、前宜野湾市長の佐喜真淳氏ら3人を破り初当選した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対の立場を取っている玉城氏は30日夜、那覇市内で「これ以上、新基地を造らせないと翁長氏が命を削って全うしようとしたことが県民に宿り、後押しした」と述べた。
翁長雄志知事の任期に伴い11月に行われる予定だった沖縄県知事選が8月8日の翁長氏の急逝により、9月30日投開票(9月13日告示)の日程で行われることとなった。
8月14日には宜野湾市の佐喜眞淳市長が出馬を表明。佐喜眞氏は自民、公明、維新の推薦を受けての立候補となる。
8月29日には自由党幹事長の玉城デニー衆院議員=沖縄3区=が出馬を表明。翁長知事の遺志を引き継ぐことを強調した。
玉城氏については、これまで翁長氏を支えてきた「オール沖縄」が支持。事実上、この2人の一騎打ちとなりそうだ。
佐喜眞氏は9月3日に那覇市内で会見し「県民の暮らし最優先宣言」と題した政策集を発表。米軍普天間飛行場の1日も早い返還を実現するとした。
翁長氏の後継候補については、翁長氏が生前、玉城氏と沖縄の金秀グループの呉屋守将会長を指名する音声が残っていたことが分かったのだが、その音声を聞いたのが新里米吉県議会議長のみで、その真偽をいぶかる声もあった。