『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のプレス向けイベントが13日、都内にて行われ、声優の神谷明、沢城みゆき、堀内賢雄とこだま兼嗣総監督が登壇。TM NETWORKの3人も駆け付け楽曲への思いを語った。
1985年の連載開始から絶大な支持を得る北条司による伝説的コミック『シティーハンター』のアニメーションシリーズ。『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』(2019年)に続く劇場版最新作。
主人公・冴羽獠役の神谷明が「前作から4年ぶりということで早く新作を作ってくれないかと思っていた」と言えば、ゲストキャラクター・アンジー役の沢城みゆきも「フランス版の『シティーハンター』で香役をやらせていただいたんですが日本語吹き替えだったので、本家本元に出演できるということでうれしかったです」。獠の育ての親・海原神役の堀内賢雄は「(収録前日は)緊張で眠れませんでした(笑)」と一同、感激。
さらにこの日は、テレビシリーズに続いてエンディング曲『Get Wild』と、オープニングの新曲『Whatever Comes』などを手がけたTM NETWORKの小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登もそろって登壇。
「オープニングとエンディング、両方やれるとうのは本当に念願でした」と言う小室。新曲について「僕たちにとって『Get Wild』という最大のライバルがエンディングに控えているので、負けず劣らずのオープニングを作らなければという気持ちでした」と振り返った。
一方で、神谷は「今回、音源を聞いて『Get Wild』のイントロが流れてきたとたん、泣きそうになりました」、沢城も「フランス版の『シティーハンター』でも最後の最後に『Get Wild』がかかって『シティーハンター』だ!と感じました」、堀内も「完全にドはまり世代」と、声優陣も『Get Wild』への思い入れは強い様子。
小室が「半分ジョークなんですけど…僕たち一発屋じゃないよねといつも言ってるんですけど(笑)。とはいえ、どうしても代表作はと言われると『Get Wild』になる。もちろん代表作があるのは素晴らしいこと。ここまで長く皆さんに聞いていただけるとは思っていませんでした」と振り返ると、宇都宮も「(テレビ放送時に)曲がかかった瞬間、あ、僕の声だ!と感動がすごくて毎週楽しみで見ていました」、木根も「何十年も監督や神谷さんたちをはじめファンや僕らも一緒に進んでここまで来れたことが光栄ですし感謝です」と感慨深げ。
新曲は“ライバル”を超えたかと聞かれると、小室は「僕たちは自信があるんですが。ファンの皆さんがどう思っていただけるかな、と。(新曲は)オープニングなので。最後にやっぱり『Get Wild』でしめられちゃうのかなという気もしています(笑)」と苦笑していた。
この日は、新キャラクターの声を務める関智一と木村昴の出演情報も発表された。
『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』は9月8 日より公開。