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100人に2900万円ばらまいた河井前法相夫妻を買収罪で起訴

2020.07.09 Vol.731

 昨年7月の参院選広島選挙区をめぐり、地元議員ら100人に現金約2900万円を配ったとして、東京地検特捜部は7月8日、公選法違反罪で前法相で衆院議員、河井克行容疑者(57)=広島3区=と、妻で参院議員、案里容疑者(46)=広島選挙区=を起訴した。特捜部は逮捕容疑に加えて、新たに300万円超の買収を認定。関係者によると、克行被告は現金配布の大半を認めた上で「買収の意図はない」と話し、案里被告も否認を続けている。

髙田延彦が河井氏の買収疑惑に「このご時世に封筒にお金を入れて渡すなんてバカじゃないの?」

2020.05.25 Vol.Web Original

横粂氏が裁判の経過を解説

 元総合格闘家でタレントの髙田延彦と元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏、タレントの麻生夏子が世の中のさまざまなニュースについてとことん語り合うインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」の最新回が5月25日、配信された。

 同番組はこれまで月曜の夜に不定期で生配信されていたのだが、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言などがあったことから、前回の5月17日の配信からリモート収録で復活していた。

 この日は「河井案里秘書 起訴内容認める」といった話題が俎上に上り、髙田は「なぜこのご時世に封筒にお金を入れて“我々を応援してください”というような古典的なやり方をやっているのか。バカじゃないのって(笑)。絶対に“俺、あそこからいくらもらっちゃったよ”って誰かが言うでしょ。何十年前の手法だよって(笑)」とばっさり。

 河井氏の秘書の立道浩被告が初公判で罪状認否を留保し、第2回公判で一転認めたことについては横粂氏が解説。初回に罪状認否を認めると思われていたのに一転留保したことについては「連座制ということで本人が周りに迷惑をかけうるということで躊躇し始めたのか、周囲から圧力があったのか」とその裏側を推測。そして立道被告が当時は運転手として採用され“組織的選挙運動管理者”という立場だったことから「その立場だと禁錮刑以上にならないと連座制にはならない。今回は罰金刑を目指す弁護方針で進めていくようだ」などと語った。

横粂勝仁氏が政治家の“逃げのメカニズム”を解説【髙田横粂の世相談義】

2020.03.10 Vol.Web Original

証拠が出てこなかったら認めたら損。だから何も言わない

 弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏が3月9日、秘書らが公職選挙法違反の疑いなどで逮捕された河井案里議員の例を挙げ、政治家の逃げのメカニズムを解説した。

 横粂氏はこの日、タレントで元総合格闘家の髙田延彦とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。番組では髙田が疑問に思う、政治・社会・スポーツといったさまざまなジャンルのニュースについて語り、そこに横粂氏が弁護士かつ元衆議院議員という立場ならではの解説を加えていく。

 横粂氏は髙田の「広島の夫婦はまだ何もしゃべっていない」という疑問に「いつも疑われた側の政治家は捜査の支障になるから話せませんというが、本当は弁護の支障になるから話せない。(河井氏も)いま、ポロポロといろんなものが出てきているが、出る前に、“一切関わってません”とか“指示してません。選対には接触していません”と言った後にそれに反する証拠が出てきたら全部崩れてしまうので何も言わない。かといって先に関与したことを言っちゃうとその証拠が出てこないかもしれないので、言ったら損。だから言わないのがベスト。ということで弁護に支障があるから言わない」「元気な姿を現すと毎回いろいろと聞かれる。病気というと誰も何も言えないから病気になったことにする。適応障害は本当に適応障害で苦しんでいる方に誤解があってはいけないけど、政治家の適応障害は私はダメだと思っている」などと話した。

横粂勝仁氏が河井案里氏会見の2つの嘘を指摘【髙田横粂の世相談義】

2020.02.04 Vol.Web Original

「捜査に支障」ではなく「弁護に支障」

 弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏が2月4日、自民党の河合案里参議院議員の公選法違反問題に関する対応についてコメントした。

 横粂氏はこの日、タレントで元格闘家の髙田延彦とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。番組では髙田が疑問に思う、政治・社会・スポーツといったさまざまなジャンルのニュースについて語り、そこに横粂氏が弁護士かつ元衆議院議員という立場ならではの解説を加えていく。

 河井氏側がウグイス嬢に公職選挙法の法定上限を超える報酬を支払っていたとされる問題について横粂氏は「本人がやっていたのなら本人に前科がついて、失職。公民権停止となる。選対や出納のトップであれば連座制で議席を失う。一方で、秘書のせいにしてしまうと連座制のハードルが下がり、禁錮刑の時だけ連座制。選対や出納のトップであれば罰金刑でも連座制」と解説し、「連座制にすらならない秘書のせいとするために口裏合わせをしているという報道が出ている。事実は分からないが、全容解明はされないといけない」などと語った。

 髙田の「“捜査中だからこれ以上申し上げられません”というのは本当?」という問いに横粂氏は「それは嘘です。捜査に支障ということは一切ない。捜査している側はいくらでもペラペラ喋ってもらいたい。捜査に支障ではなく“弁護に支障”。弁護士側はペラペラ喋られると後から矛盾を突かれるので“喋らないでください”と言う。でも自分が潔白であるなら話せばいい。話せないということは、自分にやましさがありうるということを露呈している。」と解説。

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