映画『浜の朝日の嘘つきどもと』公開記念イベントが11日、都内にて行われ、高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子とタナダユキ監督が登壇した。
福島県南相馬に実在する映画館を舞台に、存続危機にある名画座を存続させるべく奮闘する主人公“茂木莉子”と、彼女を取り巻く人々を描く。
主演・高畑は、映画のキャッチコピーにもなっている「ようこそ、映画館へ」を「(冒頭のあいさつで)言うように言われていたのに、忘れちゃった。ようこそ、映画館へ!」と照れ笑い。
早くも映画ファンから高評価が相次いでいる本作。大久保は「『ゴゴスマ』の石井亮次アナウンサーから“今年見た映画でナンバー1、いやナンバー2だ”と言われました。1位は『キネマの神様』だそうです」と明かし会場の笑いをさそった。
劇中で、柳家喬太郎演じる朝日座の支配人と映画館の存続をめぐり丁々発止のやり取りを繰り広げる高畑は「クランクイン初日から、師匠に対して“黙れジジイ!”みたいなセリフがあって。最初に謝ってから言っていたんですけどだんだん、言われている師匠の顔がかわいく見えてきてしまいエンジンがかかってしまった」と、罵倒シーンを楽しんだ様子。
一方の喬太郎も「普段の生活でいろんな人から“黙れジジイ!”と言われているので高畑さんに言われるのはむしろ快感でした」とケロリ。
ところが、高畑が「ウィキペディアで師匠は“キョンキョン”と呼ばれていると読んで、ずっと師匠のことを“キョンキョン”と呼びたかった。今日、舞台裏で呼んでいいよと言っていただいた」と話し、笑顔で見つめられ「キョンキョン」と呼ばれると、さすがの喬太郎も顔を赤らめ「申し訳ありません、“ジジイ”にしてください」と照れまくり。「本家の小泉今日子さんに言われたときも恥ずかしかったけど、それ以上の衝撃が…」と明かし会場を驚かせた。