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岡田武史氏が日本サッカー界に「主体的にプレーする自立した選手の育成」を提言

2019.10.24 Vol.Web Original

ベンゲル氏は進化は認めつつも辛口提言

 かつて名古屋グランパスエイトで監督を務め、2017-18シーズンまで英プレミアリーグのアーセナルの監督を務めたアーセン・ヴェンゲル氏が10月24日、東京・渋谷で「街とサッカー・スタジアムの幸せな関係」といったテーマで講演会を行った。

 これは代々木公園エリアに3万人収容規模のスタジアムパークをつくる「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」構想を持つ「渋谷未来デザイン」が主催したものでアーセナルの監督時代にエミレーツスタジアムの建設の陣頭指揮を執った同氏にその哲学やスタジアムの在り方といったものを語ってもらおうというもの。

 講演の前に囲み取材に応じたヴェンゲル氏は現在の日本サッカー界について「名古屋に来たのが1995年。Jリーグがその3年前に発足。サッカー熱がとても盛り上がっている時に日本に来ることができ、日本のサッカーの発展に立ち会った経験が今の私の中にも残っている。とても勢いのある時代、サッカーにとても貪欲な人たちに囲まれた時代だった。日本のファンに言いたいのは、日本のサッカーはこの20年でとても進化したということ。ただ20年前からの弱点もまだ克服されていないように思える。W杯でもその弱点が空中に漂っていた。得点されるとパニックになってしまう。ベルギー戦などがいい例。そういう弱点の克服がまだ追い付いていない気がします」と語った。

 一部で日本サッカー協会がアドバイザーへの就任を打診したという報道があったがこれにつては「ノー」とはっきりと否定した。

 日本で指導者になることについては「今後については決まっていない。日本が好きなので、ずっといたとは思っている」と語るにとどめた。

 またヴェンゲル氏は先月、吉本興業とマネジメント契約を結んだのだが、サッカー以外の活動については「講演会、インタビュー、ラグビーを見たりします(笑)」などとジョークまじりで話した。

ヴェンゲル氏が「街とサッカースタジアムの幸せな関係」をテーマに基調講演

2019.10.24 Vol.Web Original

「サッカーは生活の一部であるべき」

 代々木公園エリアに3万人収容規模のスタジアムパークをつくる「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」構想を持つ「渋谷未来デザイン」が11月24日、都内で、かつて名古屋グランパスエイトで監督を務めたアーセン・ヴェンゲル氏を招いて基調講演会を開催した。

 ヴェンゲル氏は2017-18シーズンまでの22年間、英プレミアリーグのアーセナルの監督を務め、その間、エミレーツスタジアムの建設の陣頭指揮を執ったことから、同氏にその哲学やスタジアムの在り方といったものを語ってもらおうというもの。

 この日の講演は「街とサッカースタジアムの幸せな関係」をテーマに二部構成で開催。第一部にはFC東京の大金直樹代表取締役社長と東京Vの羽生英之代表取締役社長がゲストとして参加した。

 ヴェンゲル氏は「サッカーは生活の一部であるべきだと思う。郊外にスタジアムがあると移動時間がもったいない。欧州では郊外にもスタジアムはあるが、基本的には街中。仕事が終わって、友達とご飯を食べた後にサッカー場に行けるのが理想」などとスタジアムを都心に作ることの意義を語った。

 その一方でロンドンといった大都市では土地の価格の高騰もあり、郊外に建設せねばいけない事情が発生することも付け加えた。

渋谷の街づくりを考える産官学民連携プロジェクト、2期目が始動。今年度は5Gやナイトタイムエコノミーも

2019.06.13 Vol.Web original

 渋谷に集うさまざまな人のアイデアを生かし、街の課題解決や未来を考える産官学連携プロジェクト「渋谷未来デザイン」の2019 年度事業計画発表会が12日、渋谷EDGEofで行われ、渋谷区長らが出席した。

 2018年に発足した「一般社団法人渋谷未来デザイン」は、「ダイバーシティー(多様性)&インクルージョン(受容)」という考え方を軸に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集うさまざまな人のアイデアや才能を生かし、オープンイノべーションによって社会的課題の解決策と可能性をデザインする、本格的な産官学民連携組織。

 事業発表会に出席した長谷部健渋谷区長は、「初年度ということで、手探り状態ではあったが、中国・深圳市南山区との連携など、大きなプロジェクトも実施できた。区長として感じるのは、それぞれの取り組みが着実に実を結んでいるということ。これからさらに前に進んでいけば」と初年度を振り返った。

「その体験、お持ち帰りください」渋谷で新しい土産を作る社会実験 長谷部区長らがランニング

2019.06.04 Vol.Web Original

 新しい渋谷土産を作る社会実験「SHIBUYA MIYAGE LAB」が3日、渋谷川沿いの公共空間「渋谷リバーストリート」でスタートした。渋谷の街で体験したことを土産として持ち帰ってもらおうというもので、この日は渋谷の街をランニングしながら街の魅力を体験してもらう実験が行われた。実験には、渋谷区の長谷部健区長らが参加し、渋谷川沿いを代官山方面に向かい、往復。約3キロのコースを走った。 

「温泉が欲しい」小学生が未来の代々木公園に意外な施設を希望

2019.03.05 Vol.Web Original

「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」構想へ小学生の意見にも耳を傾ける
 渋谷区にある代々木公園エリアにスポーツとエンターテインメントの聖地として3万人規模のスタジアムパーク「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」を造ろうという構想を持つ一般社団法人「渋谷未来デザイン」が3月5日、小学生を相手にワークショップを行った。

 これはこれまで代々木公園の利用者やエンタメ業界、スポーツ関係者といったさまざまな人を呼んで開催してきたクロストークの一環としてのもの。将来、代々木公園の利用者となる世代、小学生に「どんな公園が欲しい」か「公園にはどんなものがあればいいか」といったことを考えてもらい、その意見を聞くことで、より幅広い世代に必要とされる公園のあり方を模索しようというもの。

 WSには渋谷区に住む小学生と代々木公園をよく利用する小学生らが親子で参加。代々木公園の輪郭を形どった白地図に自分たちにとっての「最高の公園」を描いた。

「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」完成への道のり【渋谷未来デザイン 金山淳吾理事インタビュー(下)】

2019.02.22 Vol.Web Original

 代々木公園エリアにスポーツとエンターテインメントの聖地として3万人規模のスタジアムパーク「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」を造ろうという構想を打ち出した一般社団法人「渋谷未来デザイン」の金山淳吾理事へのインタビュー、最終回の3回目は現在、渋谷区が抱える問題とスタジアム完成までの道のりについて聞いた。

※インタビュー上はこちら
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そもそも代々木公園は現在どういう状況なのか?【渋谷未来デザイン 金山淳吾理事インタビュー(中)】

2019.02.21 Vol.Web Original

 渋谷区の外郭団体である一般社団法人「渋谷未来デザイン」は昨年9月に、代々木公園エリアにスポーツとエンターテインメントの聖地としての3万人規模のスタジアムパーク『SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA』を建築しようという構想を打ち出した。以降、公園や施設の利用者や完成後に利用者となりうる関係者などを集め「クロストーク」という形でさまざまな意見を吸い上げている。同団体の金山淳吾理事へのインタビューの2回目ではそもそも現在の代々木公園はどうなっているのか、といった話を聞いた。

※インタビュー上はこちら

代々木公園スタジアム建設構想のその後【渋谷未来デザイン 金山淳吾理事インタビュー(上)】

2019.02.20 Vol.Web Original

 昨年9月、渋谷区の外郭団体である一般社団法人「渋谷未来デザイン」が代々木公園エリアにスポーツとエンターテインメントの聖地として3万人規模のスタジアムパーク「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」を造ろうという構想を打ち出した。以降、渋谷未来デザインは3回のクロストークを開催し、公園や施設の利用者や完成後に利用者となりうる関係者などを集めさまざまな意見を出し合っている。そこで司会を務めるなどクロストークをリードする同団体の金山淳吾理事にここまでの手応えなどについて話を聞いた。今日から3回にわたってお届けする。

避難場所以外の災害時の代々木公園の使い方とは

2019.01.31 Vol.Web Original

「渋谷未来デザイン」が4回目のクロストークを開催
 渋谷区にある代々木公園B地区にスポーツとエンターテインメントの聖地として3万人規模のスタジアムパークを造るという構想を持つ一般社団法人「渋谷未来デザイン」が1月30日、4回目のクロストークを行った。

 昨年9月に行われた第1回では、日本トップリーグ連携機構 代表理事 会長の川淵三郎氏らが参加。この構想についてさまざまな意見が飛び交った。

 その後、第2回ではスポーツをテーマにJリーグのサポーターや代々木公園利用者、第3回ではエンタメ業界の有識者が参加。ここでは実体験をもとにしたさまざまな意見が出された。

 今回は「防災」に視点をあて「都市防災と公園づくりの未来」をテーマに防災のスペシャリストである首都大学東京の市古太郎氏、専修大学の佐藤慶一氏、国土交通省都市計画課課長補佐の一言太郎氏が参加した。

 市古氏は災害復興と都市防災研究のスペシャリスト。東日本大震災や熊本地震の時に町がどういう防災機能を担ったか、そしてそこで何が起こったかといった事例を多く研究してきた。

 そんな市古氏は「都市防災の視点から都市運動公園を考える」というテーマで大震災時の公園の役割について時間の経過と合わせて説明。発生時は避難場所としての役割を果たすが、時間の経過とともにボランティアの活動拠点、がれきの集積所、仮設住宅の建設用地というふうに変わっていくことを説明。こういった視点からの代々木公園に関する防災スキームを解説した。

 その一方で、「代々木公園は避難所とか仮設住宅や自衛隊の支援基地になることが、東京が復興を目指すうえで本当にいいことなのか。ストレスを抱えてしまっている人たちを元気にする機能が代々木では可能なのではないか。東日本大震災の時に自粛という行動パターンに違和感を感じた。本当にあれでよかったのか。ああいうムードを突破できるのはこの渋谷区か代々木公園なのではないか」といった新たな視点も提示した。

渋谷スタジアム実現へ第2回クロストーク開催

2018.11.11 Vol.712

 渋谷のど真ん中ともいえる代々木公園B地区にスポーツとエンターテインメントの聖地として3万人規模のスタジアムパークを造るという構想を持つ一般社団法人「渋谷未来デザイン」が11月1日、2回目のクロストークを行った。

 今回はスタジアム利用者に近い立場の人から話を聞くべく、第1部はJリーグサポーター、第2部は代々木のバスケコートや陸上のトラックを以前から利用している人々をパネリストに招き、理想と現実について語り合った。

 第1部では「サッカーファン拡大とスタジアムのアクセシビリティ」「サポーターにとってホームスタジアムとは」といったテーマでトークを展開。「チームに魅力があれば人は来る」「スタジアムを中心に町ができる」「渋谷でやって地域に根差すことは難しいのでは」と賛否さまざまな意見が飛び交った。

 第2部は「代々木で育まれてきたスポーツカルチャー・コミュニティー」「ストリートスポーツによる競技力向上への貢献」といったテーマでトークを展開。
 第1部は総じてサッカースタジアムができることを歓迎する立場の人たちであったが、第2部は一概に賛成とは言いにくい人たちのトークとなる。

 それはスタジアム構想が進むなかで今現在使用している施設が取り壊されてしまうのではないかという懸念があるから。

 代々木公園にあるバスケコートはALLDAYというストリートボールのトーナメントが自然発生的に行われ、今では聖地ともいわれている。この日はALLDAYのコミッショナーを務める池田二郎氏、ここで育ったストリートボーラー海老原奨選手がこの場所の必要性を強く訴えた。

 それは陸上競技場の利用者も一緒で、プロランニングコーチの大角重人氏らが通称「織田フィールド」への思いやその存在意義について語った。

 このクロストークは12月には「エンターテインメント」をテーマに開催。以降も1月「防災」、2月「子ども」。3月「地域」といったテーマが予定されている。

目標は2027年。代々木公園サッカースタジアム建設構想発表

2018.09.13 Vol.Web Original

「渋谷未来デザイン」が構想発表
 サッカーJリーグの初代チェアマンで日本サッカー協会の相談役である川淵三郎氏が東京・渋谷区の代々木公園にサッカースタジアムを作る構想にバックアップの意向を見せた。

 現在、渋谷区のさまざまなイベントスペースで、多様な未来を考えるイベント「SOCIAL INNOVATION WEEK」が開催中(9月17日まで)。そのひとつとして9月13日、東京・渋谷の渋谷キャストで「都市とスポーツとエンタテインメントの未来」と題したイベントが開催された。

 同イベントは渋谷区の外郭団体である一般社団法人「渋谷未来デザイン」が主催したもの。

 川淵氏、株式会社ディスクガレージの中西健夫取締役会長、元サッカー日本代表の福西崇史氏らを迎え、「都市生活の中でスポーツやエンターテインメントがどのような可能性を秘めているか?」「より魅力的なスポーツやエンターテインメントによる文化振興を実現するにはどのような都市機能が必要なのか?」などといったテーマでオーディエンス参加型のトークセッションを開催。成熟した都市におけるスポーツやエンターテインメントの未来像をさまざまな視点から語り合った。

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