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女王蜂アヴちゃん「この役は私がやらなアカン」圧巻の歌声で演じた室町のポップスター『犬王』に共感

2022.05.28 Vol.web original

 

 劇場アニメーション『犬王』の初日舞台挨拶が28日、都内にて行われ、ボイスキャストのアヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎と湯浅政明監督が登壇した。

「平家物語 犬王の巻」(古川日出男著/河出文庫刊)を原作から生まれた物語を変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。

 主人公・犬王の声を演じたアヴちゃんが「試写を見た人から“この役はアヴちゃんにしかできない”と言ってもらえた。私がやらなアカン役やと感じました」と本作への思い入れをあらわに。

 犬王の相棒となる琵琶法師・友魚(ともな)役・森山未來は、役作りで琵琶を習ったと言い「ギターに近いんですけど、弾くのと歌うのとがセットになってる。自分が発した歌にどんな音を合わせるかが大事」と振り返った。

 室町時代、能楽の黎明期を描きながらも、湯浅ワールドならではの超越的表現にあふれたミュージカルアニメーション。人気声優・津田健次郎は「湯浅ワールド全開。なるほど、こういう作品になりましたか、と」と感嘆。湯浅監督が「“室町なめんなよ”という気持ちで作っていました」と言えば、アヴちゃんも「“レペゼン室町”です」、森山も「フェス映画。見終わった帰り道、一人でもモッシュしたくなると思う」と“エア”モッシュをし、まさにフェスさながらの盛り上げぶり。

“室町のポップスター”犬王を演じたアヴちゃんは、役との共感を聞かれると「あまりにもたくさんあった。男の子を全うしていたら、彼のように生きていたのではないかなと思う」と話し、犬王と友魚について「2人を好きな気持ちは、実際の人を好きなるような感覚。“推し”です」と目を輝かせた。

アヴちゃんと森山未來が10年ぶり共演! 湯浅政明監督最新作でヴェネツィア映画祭に挑む

2021.07.27 Vol.Web original

 

 湯浅政明監督による劇場アニメーション映画『犬王』(配給:アニプレックス、アスミック・エース)が第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出。同部門で日本の長編アニメーション作品が選出されるのはこれが初。また、メインキャストとして「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと俳優の森山未來が決定した。

『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督が「平家物語 犬王の巻」(古川日出男 著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。「あまちゃん」『花束みたいな恋をした 』の大友良英が音楽を手がける。

 犬王役、にアヴちゃん、バディの友魚役には森山未來。公私ともに仲が良いという2人が映画『モテキ』以来10年ぶりの共演を果たす。

 アニメ「DEVILMAN crybaby」以来の湯浅作品参加となるアヴちゃんは「普段女王として生きているわたしが、今回“王”として生きる機会を頂きました。『犬王』。まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます」と語り、湯浅作品初参加の森山は「琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした」とアフレコを振り返っている。

 本作の公開は2022年初夏に決定。今年9月に開催予定の第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門選出を受け、同映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。

『犬王』【特報映像】https://youtu.be/ORfqoRY5dYI

大貫妙子&坂本龍一タッグの名曲が『日本沈没2020』主題歌に決定

2020.06.25 Vol.Web Original

 大貫妙子と坂本龍一による名曲「a life」が、アニメシリーズ『日本沈没2020』の主題歌に決定した。

『日本沈没2020』は小松左京のベストセラー『日本沈没』の初のアニメ化作品として注目を集める、湯浅政明監督作。2020年、突如、巨大地震に襲われた日本を舞台に、都内に住むごく普通の人々が極限状態のなかで生き抜こうとする姿を描く。

 主題歌に決定した「a life」は2010年に大貫妙子&坂本龍一によって共同制作されたアルバム『UTAU』で発表された曲。大貫妙子が作詞・歌、坂本龍一が作曲を手掛けている。

 主題歌発表に合わせて、特別版のオープニングPVが公開。こちらは、大貫が手掛ける歌詞入りで、本編とは異なる特別バージョンとなっている。主題歌決定に、大貫は「誰かのせいにしたりせず現実と向き合い、姿勢を正し自分の軸をきちんとつくることがこれからの時代を生きていく自分の助けになると思います。歌うということは変わらないけれど、あらたな価値観で力強く生きていこうとするひとのために歌っていきたい」、坂本も「あたりまえの日常がどんなに大切か、ぼくたちは知っている」とコメントをよせている。

 Netflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』はNetflixにて7月9日から全世界独占配信(全10話)。

2020年、日本沈没!? 湯浅政明が小松左京の傑作小説をNetflixでアニメ化

2019.10.09 Vol.Web Original

 小松左京の代表的傑作小説『日本沈没』を、『夜は短し歩けよ乙女』『DEVILMAN crybaby』の湯浅政明監督がNetflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』として初のアニメ化に挑戦。2020年に全世界独占配信されることが決定した。

 原作となる『日本沈没』は、1973年に小松左京により小説として発表され、累計470万部のベストセラーとなり、同年の実写映画化では配給収入28.2億円を記録。2006年には、草彅剛、柴咲コウの出演で再映画化され、こちらも興収53.4億円の大ヒットを記録している。
 初のアニメ化となる本作では、2020年の東京オリンピック直後の日本を舞台に、これまでの『日本沈没』の映像作品では描かれることの少なかった“ごく普通の家族の物語”を通じて“いま描かれるべき日本沈没”をリアルに描いていく。

音楽は『ピンポン THE ANIMATION』『DEVILMAN crybaby』に続き湯浅監督と3度目のタッグとなる牛尾憲輔。制作は湯浅監督が率いるサイエンスSARUが手掛ける。この度、公開されたティザービジュアルでは、崩壊した都市の中で一歩前に踏み出そうとする本作の主人公・歩と剛の姿が描かれ、シビアな現実の中でも一筋の希望を感じさせる内容となっている。

 制作発表に合わせ湯浅政明監督と、原作管理を行う小松左京の次男・実盛氏がコメントを寄せている。

湯浅監督コメント
「国ってなんだ? 日本人ってなんだ? 生まれた場所とそこの環境で何が決まるの? 決まらないの? 子供の頃に疑問に思った自分へ答えるべく、このビッグタイトルへ挑みます! オリンピックイヤーに起きた、国家の存亡にかかわる天変地異の中を避難する一つの家族と、たまたまそこへ居合わせた人たち、出会う人々にフォーカスし、大災害の顛末を描きます!ご期待ください」 

小松実盛氏コメント(小松左京 次男)
「アニメ『日本沈没2020』は、これまでの『日本沈没』から派生した劇場版映画、テレビドラマ、コミックとは全く異なる点があります。地殻変動の詳細や政府の対応、海外からの支援も何もかもがわからない目隠し状態に投げ出されてしまった、令和の時代に生きる等身大の日本人一家に焦点が当てられているのです。
小松左京が『日本沈没』に込めた――“恐るべき危機を乗り越え生き残った日本人だからこそ、人類社会が直面する様々な危機への解決に貢献でき、世界で見直され、未来に特別な役割を果たせる”という想い。
『日本沈没2020』を、世界中の人々に、日本が誇るアニメーションの手法を駆使した作品として楽しんでもらうと同時に、物語に込められた“災害への警鐘”と“危機を越え未来を切り拓く”というメッセージを受け取っていただければ幸いです」

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