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プリンスホテルが沖縄に初進出 「沖縄プリンスホテル オーシャンビュー ぎのわん」で開業レセプション

2022.04.06 Vol.Web Original

 

 12日に開業する「沖縄プリンスホテル オーシャンビュー ぎのわん」の開業レセプションが6日、同所で行われた。イベントでは、テープカットではなく、沖縄の染色家・知花幸修氏による帯を登壇者全員で掲げる「つながる」趣向で開業を祝った。

 プリンスホテルの沖縄初進出となるホテル。那覇市街までは車で約30分、北谷エリアまで車で約10分のところにあり、沖縄最大級のヨットハーバー「宜野湾港マリーナ」に面したロケーション。地上14階建て、全340室ある客室はすべてオーシャンビューテラスつきで、ホテル内には、レストランやスパはもちろん、2階と最上階に2つのインフィニティプールも設けられており、ホテルの至る所から宜野湾の景色を楽しめる。

 また、沖縄の魅力を広く伝えていくために、若手クリエイターとコラボレーションし、「新しさ」「現代的」「洗練」をコンセプトに、新しい沖縄体験も提供していくという。

SIA、微動だにしない衝撃【FUJI ROCK FESTIVAL ’19 ダイジェスト リポート!】

2019.08.12 Vol.721

SIA、微動だにしない衝撃

 先に報道されているように、2019年のフジロックフェスティバルは豪雨に見舞われた。フェスサイトは部分的に冠水、テントが水没して体を休める場所を失った参加者もいる。それが2日目の夜だった。

 2日目のヘッドライナーを務めたSIA(シーア)。彼女がステージに立った時、苗場は土砂降りだった。文字通り車軸のような雨が地面を叩きつけるなか、オーディエンスはただじっとステージを凝視する。演出上のスモークか、それとも雨によるもやなのか——。幻想的な雰囲気のなかで、セットをスタート。すると、大きなリボンを頭に付けた彼女はじっと立ったまま。ステージ奥を1ミリも動かず、ただ歌うことだけに集中する。“その代わりに”とでもいうかのように、ステージの上で跳ねたり跳んだり、表情の筋肉まで総動員して表現し、ダンサーたちが動き回る。SIAのなかでぐるぐるととぐろを巻いているであろういろんな感情を放出するかのように、情熱的でエモーショナルなダンスパフォーマンスを繰り広げる。彼女のヒット曲のひとつ「Cheap Thrills」のミュージックビデオ、あの雰囲気を豪雨の苗場で、それもライブでやってのける。

 SIAのライブパフォーマンスがこのように展開されることは彼女を追っているファンのあいだでは既に知られているところ。とはいえ、何の情報も持たずに、ふらりと通りかかったと見えたオーディエンスさえも、彼女の不思議なステージに即座にくぎ付けに。雨は強くなっても引き揚げる様子はなかった。

「Alive」「Reaper」「Big Girls Cry」「Cheap Thrills」……序盤から彼女の代名詞ともいえる楽曲を次々にプレー。会場はどんどんヒートアップしていくが、SIAはといえば、変わらずにただじっと歌っていた。本編を締めくくったのは「Chandelier」。彼女の伸びやかな声は、荒れた天候にもかかわらず、苗場の山にこだましたように感じた。

 アンコールの「The Greatest」で幕。カバーを含めて全15曲を披露した。最後まで幻想的なステージだったが、歴史に刻まれるステージになったことは間違いない。

この気持ちを伝えたい・ぶつけたい!

 フジロックのステージに立ったアーティストらは、それぞれの思いをオーディエンスにぶつけた。それぞれの言葉の一つひとつは胸に突き刺さった。

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