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大沢たかお『キングダム』最新作公開初日迎え「僕は今日が最後。後悔のない素晴らしい時間だった」

2024.07.12 Vol.web original

 

 映画『キングダム 大将軍の帰還』の初日舞台挨拶が12日、都内にて行われ、俳優の山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名ら豪華キャストと佐藤信介監督が登壇。シリーズ1作目から天下の大将軍・王騎(おうき)を演じてきた大沢が集大成となった本作への思いを語った。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く、原泰久による人気漫画を映画化した大ヒットシリーズ最新作。

 主人公・信を演じる山﨑、嬴政(えいせい)役の吉沢亮、信に大きな影響を与えた大将軍・王騎役の大沢たかおはシリーズ1作目からの7年に感慨深げ。

 中でも王騎は、本作で大きな運命の節目を迎えるだけに、山﨑は信と王騎の関係を重ね合わせながら「『キングダム』を象徴するような王騎将軍というとてつもない存在の大沢さんがいてくれることでどんどん面白い作品になっていった」。吉沢も「嬴政が重要な覚悟を語るとき常に王騎が目の前にいた。でも大沢さんの完璧な王騎を前に簡単に言葉が出てこない。そのオーラをもらいながらも、その言葉を発していかなければならないという覚悟を現場で常にもらっていました。大沢さんがこの作品のグレードを一段も二段も上げてくれたという気がします」。

 そんな2人に大沢も「舞台の上だから気を使っているんだと思う」と茶化しつつ「本当にこの2人は、こうしているとすごい優しい青年だけど、現場では目がぎらぎらしていて。自分が若い時こんなことは絶対できないだろうなと思いながら7年過ごし、2人は会うたびに人間としても俳優としてもかっこよくなっていった。彼らのほうが輝いているんじゃないかと不安になったりもするんだけど、それがまたうれしかったりして。『キングダム』はやっぱりこの2人が軸。本当にこの2人と一緒に仕事できてよかった」。

 最後に大沢は「こんな作品、多分この前もこの先もない。僕は『キングダム』の活動は今日が最後になると思うんですけど、後悔のない素晴らしい時間だったと思います」と頭を下げ、大将軍の“帰還”に観客も大きな拍手を贈っていた。

 この日の登壇者は山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名 岡山天音、三浦貴大、新木優子、佐久間由衣、小栗旬、佐藤信介監督。

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