法的強制力のない要請ながら多くの人が自粛を行ったことで海外からも注目された日本だが、その自粛意識の差は多くのトラブルも生んだ。
その一つが、県外から来訪している方の自動車に悪質な迷惑行為を行う“県外ナンバー狩り”。
オンライン保険相談サービス「ほけんROOM」が行った「県外ナンバー狩りについて」の意識調査(ほけんROOM/株式会社Wizleap調べ 調査期間:2020年5月26日~29日 https://hoken-room.jp/ )では、県外の人が自身の地域に来ることについて「良くないと思う」が11.9%、「どちらかと言えば良くないと思う」が57.5%と、約70%の人が否定的だった。「良いと思う」と回答した人からは「いろんな地域の方々が集まることで、地元の商店街が盛り上がったり観光地として有名になったりすることで街の活性化に繋がると思います。 また、ご当地ならではの有名物があることで経済が潤うと思います」(30代女性/会社員)という声があった一方、国や自治体の要請を受け、事業の存続がかかる商業施設なども営業を自粛しているなか「わざわざ県外に出かけることに人格を疑ってしまいます」(40代男性/個人事業主)という厳しい意見も。
とはいえ「県外ナンバー狩り」について「賛成」としたのは1.5%にとどまり、98.5%は「反対」と回答。
「賛成」と回答した男性は「もし不要不急のケースではないのならその地域で生活している方々に迷惑をかけることにつながる」とし「そういうのすら理解せずに移動しまくるのを今の状況で見逃すの、結果的には自己防衛を放棄しているのと同じことだと考えます」(50代男性/個人事業主)。大多数の「反対」派からは「そもそも車上荒らしは犯罪ですし、仕事で県外に来られている方もいらっしゃるのに県外ナンバー狩りに遭われたらたまったものではない」(20代男性/アルバイト)と冷静な声があがっていた。