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M-1決勝進出者決定! 現王者の令和ロマン、ヤーレンズ、真空ジェシカら9組 22日に漫才日本一決まる

2024.12.06 Vol.Web Original

 漫才日本一を決める『M-1グランプリ2024』の決勝に進出する9組が決定した。

 決定したのは、ママタルト(サンミュージックプロダクション)、令和ロマン、ジョックロック、真空ジェシカ(プロダクション人力舎)、エバース、トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)、ダイタク、ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)、バッテリィズ。事務所表記の無い出場者は吉本興業所属。9組のうち、ママタルト、ジョックロック、エバース、ダイタク、バッテリィズの5組が初の決勝進出となる。

 恒例の決勝進出者会見は都内で行われ、TVerスペシャルライブの生配信。マヂカルラブリーが司会を担当した。

 現王者で2連覇を狙う令和ロマンの髙比良は司会の野田から「どういう気持ちで参加してるんですか?」と聞かれ、「通過点、ただそれだけです」と余裕の発言をすると、慌てて松井が「王者すぎる! それじゃ悪役だよ」。その後も孤高の王者風にボケ続けた。松井は、昨年の優勝賞金1000万円を事前の約束によりすべて髙比良にあげてしまったため、「今年は1000万円を取り返しにきました。忘れ物の1000万!」

 生配信終了後の質疑応答では、現王者として優勝の決め手を聞かれ、髙比良は「M-1への愛じゃないでしょうか」とキッパリ答えるも、松井は「一番おもしろい漫才をした人が優勝すると思います」と冷静。他メンバーと比べると「実績」「それだけは負けてないと思います」と2人で胸を張った。

 昨年令和ロマンに敗れ準優勝となったヤーレンズは、楢原の「憎っくき令和ロマンを倒す」というコメントが不発に終わり、出井が「いけすかない王者を俺が倒してやりますよ」と前に出るも、真空ジェシカの川北に絡まれて引っ込んだ。

 決勝進出の感想を聞かれたママタルトの大鶴は「みんながよくこれをゴールインと言いますが、私はスタートなのかなと思います」と落ち着いた様子。

 ジョックロック・福本はネタ同様に「めちゃくちゃうれしー!」と立膝ポーズで雄叫び。マヂカルラブリーの2人が「見てたやつだ」「生だ」と福本のボケに喜ぶと、福本はすかさず「CMとかに使いやすいので」とアピールしてみせた。

 4年連続の決勝進出となった真空ジェシカは、「さっきまで犬の姿だったので」など、今年の会見でも川北がボケ三昧。隣に立っていた福本と叫び合う即興のボケがハマり、会見中に何度も2人でボケ合っていた。

 バッテリィズは「名前呼ばれへんかなと思ったら、呼ばれてうれしかったです」「賞金は全部親にあげます。あげたら喜ぶんで」など、エースが素直すぎるコメントを連発。

 ラストイヤー&準決勝進出6回目にして遂に決勝への切符を掴んだ双子コンビ・ダイタクは、発表の際のリアクションについて「2人がかぶったら『双子だな』ってなるし、合わなかったら『双子なのに』ってなるので、ちょっとだけ合ってると思います」と2人で照れ笑い。「泣くかと思ったんですが、うるうるくらいで。でもその後、出所明けくらい後輩たちが来てくれたので泣きました」とも明かした。

 6年ぶりに決勝に返り咲いたトム・ブラウンは、「2018年の時は優勝を目指していたのに、『飛び道具』『爪跡残せればいいじゃん』って言われて正直ムカついていた。6年越しにようやく決勝に行けたので、正直死ぬほどうれしいです」と告白。またケイダッシュステージからトム・ブラウンとヤーレンズ2組が決勝に進出したということで、事務所初の優勝コンビ誕生への期待も膨らませていた。

 エバースの町田は発表の瞬間について「ゾーンに入ってました」の一点張り。堂々としているように見えるも、野田から2人とも緊張しやすいことをバラされると、佐々木は「準決勝で緊張しないようにすべてのライブを準決勝だと思ってやったら、緊張して全部噛んだんです」と明かし会場を笑わせた。 

 本番のネタ順はおなじみとなった「笑神籤(えみくじ)」方式で決まる。

 決勝戦は12月22日午後18時30分から。ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット生放送。彼ら9組に、決勝前敗者復活戦(東京・新宿住友ビル三角広場)で選ばれる1組を加えた計10組で優勝賞金1000万円と漫才日本一の称号を競う。「敗者復活戦」は午後3時からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットで生放送予定。

 

M-1準決勝進出30組が決定! 現王者の令和ロマン、ヤーレンズら昨年決勝進出組もコマを進める

2024.11.23 Vol.Web Original


 いま最も面白い漫才師を決める『M-1グランプリ2024』の準決勝に進出する30組が決定した。決定したのは以下の通り。

 真空ジェシカ、マユリカ、カベポスター、トム・ブラウン、ヤーレンズ、家族チャーハン、十九人、金魚番長、ナイチンゲールダンス、エバース、ドンデコルテ、シシガシラ、カラタチ、ダイタク、ひつじねいり、令和ロマン、例えば炎、オズワルド、フースーヤ、今夜も星が綺麗、ママタルト、インディアンス、豆鉄砲、男性ブランコ、ダンビラムーチョ、滝音、豪快キャプテン、バッテリィズ、 ジョックロック、スタミナパン。(エントリー順)

 準決勝は12月5日に開催。当日はイオンシネマでのライブビューイングやオンライン配信(ともに有料)も行われる。

 決勝は12月22日。

 今年は1万330組がエントリーした。

自分らしく尖り散らかせ「テレビ大陸音頭」、でっけぇ壁にぶち当たるまで!【徳井健太の菩薩目線 第219回】

2024.09.30 Vol.web original

サイコの異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第219回目は、テレビ大陸音頭について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 テレビ大陸音頭というバンドがいる。札幌を拠点に活動する現役高校生スリーピースバンドで、調べてみると2023年に結成されたらしい。

 テレビ大陸音頭は、X(旧Twitter)ユーザーのポストがきっかけでバズり、「俺に真実を教えてくれ!!」は、Spotifyのバイラルチャートで3週連続1位をかっさらったという。JO1、櫻坂46といった錚々たる面子を抑えて1位の座を譲らなかったのだから驚きだ。

 彼らの音楽は、7080年代のポストパンク的で、とてもじゃないけど10代が奏でているものとは思えない。だけど、演奏する姿は、ドラムの子が水中ゴーグルをかけながら叩いたり、よく分からないユニフォームを着たりして、若々しさと奇のてらいっぷりが10代のそれで清々しい。

 そんな彼らが、日テレの情報番組『DayDay.』の一コーナーに生出演していた。自分の10代が今にも崩れそうだったことと比較すると、彼らの堂々としたパフォーマンスは、シンプルに「すごいな」って思わされた。

演奏後、「テレビ大陸音頭の皆さんから、出演者の皆さんに質問があるそうです」とトークが始まると、彼らは、

「どうやったらモテますか?」

 と切り出した。『DayDay.』出演者の一人が、「そんなの全然気にしなくていいと思いますよ。すでに十分かっこいいんですから」といった趣旨の返答をすると、テレビ大陸音頭は面映ゆそうに笑っていた。

「本当かなぁ」と、僕は思った。本当にこの子たちはモテたいのか。もし、あの場に僕がいたら、「いやいや、そんなこと1ミリも思ってないでしょ」と切り返していたと思う。

 だって、真空ジェシカがめちゃくちゃふざけた格好をしながら、「どうやったら僕たち売れますか?」って聞いているような空気に近いものがあって、とりわけ10代という特別な瞬間が重なったその光景は、純度100%の青春のようだったから。ふざけてナンボ。青春に正解なんてないんだから。

 彼らの質問は、大衆にモテたいのか、特定の異性にモテたいのかで変わってくるから、後者だったら本当にそうなのかもしれない。

 でも、テレビという大衆が見るだろう舞台装置で、あえて「モテるにはどうしたらいいんですか」みたいな、ザ・テレビ的なことを言ってのける、そのパンクスピリッツ。いいね、若いね、サイコーじゃん。僕たちがそんなことを言ったら放送事故。放送事故にならないのは、彼らが持っている特権だ。

 尖っているくせに、尖ってないフリをする。尖ってないフリをしているのに、アッカンベーはしている。そんな気持ちを、僕らはだいぶ昔に置いてきてしまった気がするから、うれしくなった。

 きっと彼らはさらに有名になって、多くの人に知られる存在になると思う。どうしたって丸みを帯びていくだろう。そのとき、どう彼らが戦って、せめぎ合いをしていくのかものすごく楽しみです。丸みは帯びてほしいけど、丸くなってほしくない。勝手なことを言っているけど、第三者なんでご容赦を。

 今では、すっかり「尖る」という言葉も死語になりつつある。僕らが若い頃と、今を生きている若い世代では、まるで環境が違うんだから仕方ない。

 SNSや配信がある今の時代は、どんなに小さな箱の中でも、努力やアイデア次第で自分らしさをたくさんの人に届けることができる。対して、僕らが20代だったときは、そうしたものはなかったから、箱そのものを拡張していかなければいけなかった。どんなに自分らしさを磨いても、100人のキャパシティから脱出できなければ、そこで飢え死にするだけ。だから、自分らしさというものをカスタマイズしながら、300人の箱、500人の箱……段々とみんなに合わせていきながら自分らしさを見つけていた。そこそこ食えるようになって自分の足跡を振り返ったとき、ガリガリに尖っていたときの自分らしさが、今の自分には残っているのかなぁなんて思ったもんです。

 今の時代は、自分らしさを表現したまま売れやすくなっているとも思う。でも、簡単に数に追われてしまう時代でもあるから、それはそれで息苦しい。いつの時代も一長一短だ。いつだって、自分を裏切り続けることはとても難しいことなんだと思う。

M-1グランプリ、決勝進出9組が決定!  敗者復活戦はブロック制&芸人審査員の新ルール

2023.12.07 Vol.Web Original

 

 いま最も面白い漫才師を決める『M-1グランプリ2023』の決勝に進む9組が12月7日決まった。決勝進出を決めたのは、ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、ヤーレンズ、真空ジェシカ、さや香、令和ロマン、モグライダー。この9組に、24日の決勝当日に行われる敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えた10組が決勝に進み、渾身の漫才で王者の座と優勝賞金1000万円を争う。

 決勝進出を決めた9組のうち、真空ジェシカ、モグライダー、さや香、カベポスターを除く5組が決勝初進出となる。

ロングコートダディ、真空ジェシカらM-1グランプリ決勝進出9組決定

2022.11.30 Vol.Web Original

 

 いま最も面白い漫才師日本一を決める『M-1グランプリ2022』の決勝に進む9組が決まった。決勝進出を決めたのは、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、ロングコートダディ、さや香、真空ジェシカ、キュウ、ウエストランド、ヨネダ2000。うち、ダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、キュウ、ヨネダ2000の5組が初の決勝進出となる。当日はこの9組に敗者復活枠の1組を加えた10組でチャンピオンの座と優勝賞金1000万円を競う。

 決勝は18日18時34分からABCテレビ・テレビ朝日系にて生放送される。司会は、今田耕司と上戸彩。

 決勝前に東京・六本木ヒルズアリーナで敗者復活戦が行われ、15時から生放送の予定。11日には、特別番組『来週はM-1グランプリ 超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP』を放送する。また、今年もGYAO!ともタッグを組んで大会を盛り上げる。

 今年の大会には史上最多となる7161組がエントリーした。

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