今年で10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が11月20日、都内で開催された。
7月の「超RIZIN.3」のリング上で大晦日大会への参戦が発表された桜庭大世(サクラバファミリア)が矢地祐介(フリー)と対戦することが発表された。
桜庭は言わずと知れた“IQレスラー”桜庭和志の長男。今回がMMAプロデビュー戦となる。
桜庭は「自分が日本で一番大きいRIZINという団体で、大晦日という大きな舞台に立てるのは、親の名前でしかないと思っていて、しかもペーペーなんで、とにかく精いっぱい頑張ろうと思っている。人の感情を揺さぶるような試合をしたい」と決意を述べた。
これを受けて矢地は「まず10年目の節目の大晦日大会に出られることをうれしく思う。ありがとうございます」と隣に座る榊原信行CEOに感謝の言葉も「ただ、ちょっと待てと。試合が決まったことはうれしいけど、相手がデビュー戦?ということですごく複雑な気持ち。せっかく前回、日本の若手筆頭のパトリック選手をなんとか倒して“よし、もう1回上と”という気持ちだったところでこのオファーだったのでがっかりしたし、悔しい気持ちもあった。ただ僕もいい年齢になって来て、こういう若手の相手をしなければいけない立場になったのも重々承知しているし、大晦日ということで、こういう有名な選手の息子さんという話題性のあるカードが必要なのも分かる。僕自身、PRIDEが大好きだったので、PRIDEど真ん中の桜庭和志選手の息子さんと試合ができるというのはうれしいが複雑な気持ち」と胸中を吐露。