「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」のダブル選定を受ける豊島区で、恒例の豊島区障害者美術展「ときめき想造展」がオンラインにて開催されている。
今年で15回目を迎える「ときめき想造展」は、区内在住・在学・在勤などの障害を持つ方が制作した美術作品を広く紹介することで、障害者への理解を深め、障害者の社会参加を促進することを目的とした美術展。愛称の「ときめき想造展」は第2回開催時に選ばれ、「豊かな発想から独創的な作品を造り出す」という願いが込められたもの。
豊島区ではSDGsの目標に向けた取り組みのひとつとして、障害者を含めた文化事業を進めており、今回は絵画・書・写真・版画・立体作品など60点の公募作品に加え、区が主催する「障害者アート教室」の参加者の作品37点もオンラインで鑑賞できる。
17日には美術作家4名を含む審査員により受賞作品が決定。最優秀賞には立体作品「ハレザ池袋」の高橋由男さんが選ばれた。審査を務めた美術作家の本間純氏は「今年は切実で内省的な表現に僕自身も惹かれるものがありました。一方で表現する楽しさが感じられる元気いっぱいの作品も見られて嬉しかったです。今回、惜しくも入賞しなかった作品の中にも魅力的な作品が多くありました。来年も楽しみにしています」とコメントを寄せている。
「第15回ときめき想造展」は特設サイト( https://tokimeki-sozo.com/ )にて開催中。受賞作品の一部は豊島区役所4階、7階の「庁舎まるごとミュージアム」にて4月27日まで展示される。