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林遣都、共演した元保護犬と登壇「これまで、かわいいかわいいと接するしかできなかったが…」

2021.07.03 Vol.Web original

 映画『犬部!』完成披露上映会が3日、都内にて行われ、キャストの林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大と篠原哲雄監督が登壇。キャストたちは“出演犬”3頭や猫と一緒に登場し、その仲睦まじい様子に観客も癒されていた。

 片野由香による著作を原案に、北里大学に実在した動物保護サークル「犬部」を設立した主人公と仲間たちが学生から獣医師へと成長しながら信念をもって動物愛護に向き合っていく姿を描く。

 本作に出演した保護犬出身の“ちえ”を連れて登壇した主演・林遣都は「動物たちが心揺さぶられる愛くるしい表情を見てほしい」とアピールしつつ、視線はついつい、ちえのほうへ。

 一方、柴犬の“きぃ”を連れた中川は、きぃに合図をして「ワン!」と返事をさせたりジャンプさせるなどトレーナーさながら。サモエド犬の“サモン”を連れた浅香、ゲスト猫の“ミッツ”を抱いて登場した大原も、それぞれ動物たちを気にかけつつのあいさつとなった。

 もともと犬猫好きだったという林は「かわいい、かわいいと接することしかできなかったんですが、この映画の監修の動物プロダクションや獣医師の方に接し方を教わりました。言葉をかけてあげるのが一番と聞き、そうするとどんどん仲が深まった。撮影が終わった後、動物たちから与えられているもののほうが多いと強く感じました」

林遣都と中川大志が“犬バカ”役で動物たちの命と向き合う!映画『犬部!』公開決定

2020.08.14 Vol.web original

 林遣都、中川大志が動物たちの命と向き合う“犬バカ”を演じる映画『犬部!』が2021年に公開決定。それぞれのコメントと、劇中で2人の“バディ”となる犬の写真も公開された。

 2004年ごろに青森県十和田市にある北里大学(十和田キャンパス)に実在した動物愛護サークル「犬部」の活動をモデルに、主人公が仲間たちと共に動物を守ろうと奮闘した過去と、獣医師となって一人で新たな問題に立ち向かう現代という、2つの時代構成で描かれる。監督は『花戦さ』『影踏み』の篠原哲雄。

「犬のためなら死ねる」というほどの“犬バカ”で犬部を設立する主人公・花井颯太を演じる林は「撮影時、何度か命を繋ぐ尊い現場に立ち合わせていただきました。小さな命を前に懸命に向き合う獣医師の先生方の姿に心打たれ、胸が熱くなりました。動物を愛し、救おうとしている方が沢山います。そういった方々の願いを、一人でも多くの人に届けることが自分の役目だと思っています」と意気込みを語り、颯太の親友で、負けず劣らずの“犬バカ”ぶりを発揮する犬部メンバー柴崎涼介を演じる中川も「この作品に出会い、人間と動物との歴史、目を背けてはいけない現実、自分の奥底にしまっていた感情、いろんなものと向き合いました。役者として、動物が大好きな一人の人間として、この作品を世の中に届けたいと思いました。逃げずに、大切に、最後までこの役を生きたいと思います」と熱い思いを語っている。

 また同作では映画化決定に合わせ、本編エンドロールに使用する愛犬・愛猫のベストショットを募集するキャンペーンを10月31日まで行うとのこと。

 映画『犬部!』は2021年公開。

山崎まさよし、刑務所からの“出所”を知り合いに目撃され…「塀の中には入ってない」

2019.12.11 Vol.web original

 公開中の映画『影踏み』座談会が11日、都内にて行われ、主演の山崎まさよしと篠原哲雄監督が登壇。刑務所から出所するというシーンを偶然、知り合いに目撃されたというエピソードを明かした。

 横山秀夫の犯罪ミステリーを篠原哲雄監督が映画化。世間のルールを外れて生きる孤高の泥棒・真壁修一役に、本作が14年ぶりの主演映画となる山崎まさよし。修一の“相棒”啓二役には『君の膵臓をたべたい』の北村匠海。

山崎まさよしが尾野真千子に「こんなにおもろいねえちゃんとは…」

2019.11.16 Vol.Web Original

映画『影踏み』舞台挨拶で「不祥事だけは避けたいと思っていた(笑)」

 警察小説の名手として知られるベストセラー作家・横山秀夫の“映像化不可能”といわれた同名小説を映画化した『影踏み』の公開記念舞台挨拶が11月16日、東京・新宿のテアトル新宿で行われた。

 この日は14年ぶりの映画主演を務めた山崎まさよし、その“相棒”役の北村匠海、山崎の恋人役の尾野真千子、そして篠原哲雄監督が登壇した。

 山崎は撮影から1年半経っていることから「(この間)不祥事だけは避けたいと思っていた(笑)。どうなるか分からないじゃないですか。なにかあって警察のやっかいになることがあってはいかんからびびっていました。キャストの皆さんも問題なく、うれしく思っている」などといきなり過激なジョーク。

 作品の構成上、大きなカギを握る北村は「取材でも何もお話しすることができなかった。今日は上映後ということで心置きなく喋ることができる」とほっとした表情を見せた。

初の日中合作映画を 監督 篠原哲雄

2016.03.28 Vol.663

 リン・チーリン主演、池内博之、福地祐介出演の『スイートハート・チョコレート』が公開中。

「中国の映画プロデューサーのミッシェルさんが思い入れのある夕張と上海を舞台に企画した作品で、ストーリーラインは大体決まっていました。僕はそこに監督として参加した形です」と篠原監督。

夕張と上海での撮影には小さな奇跡と数々のハプニングがあったとか。

「夕張で撮影したのが3月中旬だったのですが、その時期ってもう雪があまり降らないんですよ。案の定行ってみたら積もってもいなくて。どうしようかなと思っていたんですけど、次の日から降ってくれて、その後もこの映画の撮影のためじゃないかっていうタイミングで降ってくれました。上海ではまあ、ハプニングがいろいろ起きました(笑)。例えば東京でいうと銀座通りのような道でゲリラ的に撮影する時に、電話ボックス大の箱が用意され、この中に入って撮影しろと(笑)。カメラマンと撮影助手しか入れないので、僕はその隣りに座ってモニターを見ている。道行く人にはバレバレなんですけど、要は公然とカメラを構えてなければいいと。終わったらその場ですぐに箱を解体してトラックに積んでいく。面白いなと思いました」

 日本でも人気のリン・チーリンと彼女を思う2人の男性の切ない物語は、完成から約3年半経って日本公開が決定。

「2012年9月に完成したものの、尖閣問題が起き、日中間に政治的軋轢が生じてしまい、これまで上映ができなかった。しかし2013年には夕張映画祭で上映されたり、韓国の光州国際映画祭で審査員大賞をいただいたりする中で、2014年のお蔵出し映画祭でグランプリを取ったことで、今回こうして日の目を見ることができた。出演者の素晴らしい演技、夕張や上海の美しい景色、久石譲さんの素晴らしい音楽など見どころはたくさんありますが、国を超えた人と人とのつながりから本当の友好が生まれるという事も感じてもらえたらとてもうれしいです」

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