「Krush.155」(11月25日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が9月26日、都内で開催された。
今大会では2つのタイトル戦が行われ、Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)が小嶋瑠久(ARROWS GYM)を相手に初防衛戦に臨む。
稲垣は今年4月に行われた「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」で準決勝で寺島輝、決勝で塚本拓真を破り王座を獲得。今回はそれ以来の試合となる。プロ2戦目で瓦田脩二に敗れて以降、現在破竹の9連勝中。うちKO勝ちが5つでプロ戦績は11戦10勝(6KO)1敗となっている。
小嶋は稲垣が優勝したトーナメントで準決勝で塚本に勝利したもののダメージが大きくドクターストップとなり、決勝を辞退。今回はそれ以来の復帰戦で、幻のトーナメント決勝が今回実現することとなった。小嶋はプロ戦績17戦10勝(4KO)7敗。
小嶋は「稲垣柊を食ってやる。そして俺が王者になる。それだけです。トーナメントはドクターストップで悔しい思いをした。納得はいってない。自分としては戦い切りたかったが、終わってから思うとあんな状態でやっても勝てないと思うので、塚本選手に感謝。リセットして万全の状態でワンマッチで本当の実力を見せられる。多分、柊も一番強い状態で戦えると思うので楽しみ」、稲垣は「トーナメントでは瑠久がああいう形になってできなかったので“いつかやるんだろうな”というのはあったので、その試合がここに来たという感じ。でも、僕はあの試合の続きではなく、Krush王者の防衛戦の一戦としてこの試合に臨む」と改めての対戦決定への思いを語った。