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“義足戦士”谷津嘉章率いるチーム・オリンピアンがKO-D8人タッグ王座を奪取【DDT】

2021.07.05 Vol.Web Original

監獄固めで28年ぶりのベルト奪取

 DDTプロレスが7月4日、東京・後楽園ホールで「KING OF DDT 2021 FINAL!!」を開催。プロレス用の義足を装着して「CyberFight Festival 2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)で再デビューを果たした谷津嘉章が率いる新ユニット「チーム・オリンピアン」がKO-D8人タッグ王座を奪取した。

 再デビュー2戦目となった谷津は、レスリングでジュニアオリンピックに出場経験のある彰人、大和ヒロシ、中村圭吾と新チームを結成。高木三四郎、納谷幸男、力、なべやかんの“親の七光り軍団”ことチーム・サラブレッドが保持する同王座に挑戦した。

 先発した谷津は高木に禁断の義足キック、ワンダースープレックスを繰り出すなど好調な出足だったが、サラブレッドの波状攻撃を食うなど防戦に回る場面も多かった。しかし、高木、力、やかんの3人がトップロープからトリプル・セーバーチョップを狙うも、谷津がかわして納谷に誤爆。すかさず谷津は鋼鉄のヒザで納谷にアイアンニー(ヤツゴェ=カミゴェと同じ技)をたたき込み、監獄固めを決めた。パートナーの3人もそれぞれ監獄固めに入ってカットを阻止。たまらず納谷がギブアップして、チーム・オリンピアンが新王座に就いた。谷津は実に28年ぶりのベルト戴冠となった。

義足で“再デビュー”の谷津嘉章、2戦目は7・4後楽園でKO-D8人タッグ王座に挑戦【DDT】

2021.06.09 Vol.Web Original

高木三四郎社長が改めて参戦オファー

 DDTプロレスが6月8日、東京・千代田区の神田明神内で記者会見を開き、「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)での時間差入場バトルロイヤルで、プロレス用の義足を着用して“再デビュー”を果たした谷津嘉章が、7月4日の東京・後楽園ホール大会でKO-D8人タッグ王座に挑むことが緊急決定した。

 2年ぶりの復帰戦を終えた谷津は「義足でデビューさせていただき、目標を達成して。長いことプロレスをやってなかったもので、筋肉痛、打撲になって。練習とは違って、実戦でかなりこたえましたけど、デビューできたことを御礼申し上げます。こんな機会を与えていただいた高木(三四郎)社長、ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

 高木は「試合を拝見させていただきまして、花道を谷津さんが歩いてこられたとき、義足での再起戦に携わってきたのでグッとくるものがありました。リングインして手を上げたときに感慨深いものがあって。試合は何の支障もなく、ブルドッキングヘッドロックや往年の技も決まり、もう少しで監獄固めも決まっていた。動きは申し分なかった。(川村義肢の)川村(慶)社長にもお礼を伝えさせていただいて。勇気、元気を与えられた。再起戦、新たなプロレス再デビューということで。タイミング、コンディションが許せば、不定期になると思いますけど、DDTに参戦していただきたい」とオファー。

“義足戦士”谷津嘉章2年ぶり復帰戦は勝利で飾れず 「可能な限り試して挑戦していかないと」【6・6サイバーフェス】

2021.06.06 Vol.Web Original

フロントスープレックス、ブルドッキングヘッドロックも決める

 CyberFight傘下の4団体による合同興行「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)が開催され、“義足戦士”谷津嘉章が2年ぶりに復帰戦を行うも、勝利で飾れなかった。

 谷津はDDTプロレスに参戦していた2019年6月に糖尿病が悪化して、右足を切断。その後、懸命なリハビリに励んだ。今回、義肢装具業界のリーディングカンパニー・川村義肢社が開発したプロレス用の義足を装着してリングに立った。

「STARTING BATTLE 時間差入場バトルロイヤル」(15人参加)に出場した谷津は 五輪ならぬ“八輪”マークが入ったアマレス風コスチュームで1番目に入場。DDT、プロレスリング・ノア、ガンバレ☆プロレス、フリー選手と戦い、大石真翔にフロントスープレックス、高鹿佑也にブルドッキングヘッドロックを決めた。

谷津嘉章が義足でロープワーク、フロントスープレックス、監獄固めを披露【CyberFight】

2021.05.27 Vol.Web Original

「CyberFight Festival 2021」で復帰戦

 CyberFight「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場するプロレスラーの谷津嘉章が5月26日、東京都内で公開練習を行った。

 谷津は2019年4月からDDTに参戦も、持病の糖尿病の悪化により右足が壊疽して、同年6月に右足を切断。その後、高木三四郎(CyberFight社長)の同級生である川村慶氏が社長を務める義肢装具業界のリーディングカンパニー・川村義肢株式会社によって開発されたプロレス用の義足を使い、昨年6月7日に開催予定だったDDTの「Wrestle Peter Pan 2020」で復帰戦を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、同大会は開催見合わせ。谷津の復帰戦も持ち越しとなっていたが、今年4月に「CyberFight Festival 2021」で復帰戦を行うことが発表されていた。

 谷津は本戦の前に行われる「STARTING BATTLE」枠の「時間差入場バトルロイヤル」に出場する。

“義足戦士”谷津嘉章が6・6さいたまSA「CyberFight Festival」で1年越しの復帰戦

2021.04.27 Vol.Web Original

3月28日には東京五輪の聖火ランナーを務める

 CyberFightが4月26日、東京・渋谷区の渋谷スクランブルスクエア内で記者会見を開き、6月6日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催する「CyberFight Festival 2021」(DDT、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスによる合同興行)で“不屈の荒武者”谷津嘉章が1年越しで復帰戦を行うことを発表した。

 2019年4月からDDTに参戦していた谷津は、持病であった糖尿病の悪化により右足が壊疽して、同6月25日に右足を切断。その後、懸命なリハビリに励み、高木三四郎(CyberFight社長)の同級生である川村慶氏が社長を務める義肢装具業界のリーディングカンパニー・川村義肢株式会社によって開発されたプロレス用の義足を使って、昨年6月7日にさいたまSAで開催を予定していたDDT「Wrestle Peter Pan 2020」で復帰戦を行う予定だった。ところが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同大会は開催見合わせとなり、谷津の復帰戦も流れてしまった。

 その後、谷津は3月28日に東京五輪に向けて、地元の栃木・足利市内を義足の聖火ランナーとして走り、1年越しの悲願を果たした。そして、川村義肢社により開発された、さらにパワーアップしたプロレス用の義足を着けて復帰戦に臨む。

 DDTでは、昨年11月3日に東京・大田区総合体育館や、2月14日に神奈川・カルッツかわさきでのビッグマッチを開催したが、高木社長は「やっぱりさいたまの借りはさいたまで返すということなのかなと思ってまして。谷津さんの戦う姿を見て、同じような境遇の方に元気を出してもらいたいし、勇気を与えてもらいたいなと思いましたんで。『サイバーファイトフェス』という形ではありますけど、やはり大きい大会で注目の集まる場所でやりたいということがありました」と説明した。

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