新型コロナの「5類」移行を前に、昨年末から日本のアニメ映画が好調だ。2022年11月に国内で公開された新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、4月末時点で興行収入145億円を超える大ヒットに。22年12月に公開された『THE FIRST SLAM DUNK』は132億円を突破している。
映画『スラムダンク』『すずめの戸締まり』…中国で日本アニメが躍進する背景は?
2023.05.05
Vol.Web Original
新型コロナの「5類」移行を前に、昨年末から日本のアニメ映画が好調だ。2022年11月に国内で公開された新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、4月末時点で興行収入145億円を超える大ヒットに。22年12月に公開された『THE FIRST SLAM DUNK』は132億円を突破している。
アニメ作品の舞台をファンが旅する「聖地巡礼」を、観光に活かす取り組みが進んでいる。特にコロナ禍前は海外からの訪日観光客にも人気で、海外のアニメファンに向けた国内「聖地」の観光ルート作りが求められていた。
こうした動きを受けて2018年以降アニメツーリズム協会が発表しているのが、16日に2023年版が発表された「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」だ。選ばれた全88作品のうち、今年放送の人気アニメ『リコリス・リコイル』(東京都墨田区)や『であいもん』(京都市)、『サマータイムレンダ』(和歌山市)など9作品が新たに認定された。
11月も半ばが過ぎ、いよいよ紅葉のシーズンが到来している。紅葉の名所は国内さまざまあるが、やはりその最たるものの一つが1000年以上の歴史を持つ京都だろう。京都では毎年、紅葉の時期に合わせる形で、多くの寺社で期間限定の夜間のライトアップや、特別拝観などの取り組みを実施している。10月から政府が旅行額を補助する全国旅行支援が始まっているのもあり、今年の京都の紅葉は狙い目とも言えるだろう。