『聖闘士星矢 The Beginning』 ジャパンプレミアが18日、都内にて行われ、主演・新田真剣佑をはじめショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセンら来日キャストや日本語吹き替え版声優陣らが登場。舞台挨拶には原作者・車田正美氏も登場し、キャスト陣と感激の握手を交わした。
全世界で人気を博した、車田正美によるコミック「聖闘士星矢」をハリウッドでハリウッドで映画化した話題作。
口々に、作品に参加したことへの誇りを語る来日キャストたち。ショーン・ビーンは「最後に日本に来たのは20年以上前。『ロード・オブ・ザ・リング』以来になるんですがまたここに来ることができて本当にうれしいです」と再来日を喜び、『アイアン・シェフ・アメリカ』の主宰役でも知られるマーク・ダカスコスは「皆さん、一息ついて見まわしてください。まさにこれが車田先生のこれまでのすばらしい業績が昇華した瞬間なんです」と感激の面持ち。
トメック・バギンスキー監督も「世界最高のチームを編成することができました。大昔、聖闘士星矢のアニメをポーランドで見ていました。誰かに、いつか君は日本に行ってこの作品を紹介することになるよと言われても信じなかったと思うけど、現にここにやってくることができました。これが何かの“ビギニング”になることを確信しています」。
女神アテナの生まれ変わりである女性シエナを演じたマディソン・アイズマンは「生まれ変わりという設定ですが、原作からずっと愛されるキャラクターということでプレッシャーを感じていました」と原作キャラを意識したヘアスタイルへのこだわりを明かした。
ディエゴ・ティノコが「新田さんたちが簡単そうに鎧を着けてアクションをしていたのに、自分はすぐに息切れしてしまって自分はどこかおかしいのかと思ったら、自分だけ40ポンドもあるスーツだった」と苦笑しながら明かすと、新田が英語を交えながら「ディエゴのスーツは僕たちより4倍くらい重いものなので。ごめんね、ディエゴ(笑)」。
豪華な来日キャストの顔ぶれに「ここにいる皆さん、すごくないですか? まさか自分がこのクルーの一員になれるとは」と感嘆していた新田。「僕、オーディションだったんですけど受かりました、共演はショーンさんです!みたいな。意味が分からなかったです。本当に出るんですか、と」と驚きを振り返りつつ「また真剣佑さんたちと組むことができれば…というか組みましょう!」というバギンスキー監督の言葉に「頑張ったかいがありました!」と感激。
最後に新田は「この作品は、日本の映画界にとっても大きな第一歩だと思っています。見終わった後にすごいと言っていただける作品ができ上ったと思います」と胸を張っていた。
この日の登壇者は、キャストの新田真剣佑、ショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセン、マディソン・アイズマン、ディエゴ・ティノコ、マーク・ダカスコス、トメック・バギンスキー監督と日本語吹き替え版キャストの磯部勉、井上喜久子、潘めぐみ、浪川大輔、咲野俊介、応援隊長のせいや(霜降り明星)。
『聖闘士星矢 The Beginning』 は4月28日より全国公開。