大西さんが番頭として活躍する「つつじヶ丘キッチン&ハウススタジオ」は、CMやスチールの撮影などに使われる貸しハウススタジオ。特長は?
「一軒家をハウススタジオとして利用しているタイプではなく、撮影のために建てられたハウススタジオというのが一番のポイントですね。30年くらいの歴史があるんですけど、撮影用語で“引きじりがある”といって、カメラを引ける空間があるので監督さんやカメラマンの方に好評です。撮影スタッフのリクエストに対応してリフォームを重ねていて、たとえばトイレの撮影がしやすいようにドアや壁が外せるようになっていたり、移動壁があって部屋のイメージが変えられるようになっていたり」
ふむふむ、便利な作りなんですね。
「キッチン&ハウススタジオという名前の通り、キッチンの撮影にも特化しています。可動式のアイランドキッチンがあってガスコンロとIHを入れ替えたり、シンクの場所を変えたり、自由自在に組み合わせられるため、さまざまな撮影を1カ所でできるところも大きな魅力です」
どんなお客さんが利用されているんですか?
「クチコミやリピーターのお客さんが多いです。とはいえ、ロケハンなしで撮影できるのはリピーターの人だけ。僕は“撮影隊一度見に来て、二度目は仕事で”って言っていて、使い勝手がいいなとか、引きじりがあるなというのは見学すれば分かっていただけると思います。映像関係の人はぜひ!」