バレーボール女子日本代表として五輪4大会に出場した荒木絵里香(トヨタ車体)が10月5日、名古屋市内で引退会見に臨んだ。銅メダルを獲得した2012年ロンドン大会と今夏の東京大会で主将を務めた37歳は「バレーを始めて26年、たくさんの支えのおかげでここまで続けてくることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
2014年の長女出産後、現役復帰した荒木は「バレーがうまくなりたい一心で取り組み続けてきたが、能力の限界を感じ、バレー選手を味わい尽くせた気持ちになった」と決断の理由を説明。ここ1〜2年のパフォーマンスに満足できなかったといい、1年延期された東京五輪を区切りに設定した。思い出深い試合には、中国に競り勝ったロンドン五輪準々決勝を挙げた。