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まさに総合芸術!KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト 第一弾 『冒険者たち~JOURNEY TO THE WEST~』

2022.02.03 Vol.749

 

 2021年度よりKAAT神奈川芸術劇場では、新芸術監督・長塚圭史のもと、シーズン制を導入。春から夏をプレシーズン、秋からをメインシーズンと位置づけ、劇場に季節感とリズムを取り入れている。本作は1年目のシーズンの掉尾を飾るもので、長塚の芸術監督就任後、初の書き下ろし新作となる。

 物語は『西遊記』に想を得た、時空を超えた冒険譚。

 天竺を目指す道中で三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、馬の一行は時空を超えて神奈川県に迷い込んでしまう。そして困ったことに猪八戒は行方不明。どうやら県内各地で飲み食いに明け暮れているらしいということで、一行は猪八戒を見つけ出し、天竺への道へ戻るために県内各地域の伝説や昔話の世界を旅するというもの。

 また本作では「ひらかれた劇場」を目指して、劇場を飛び出し、より多くの神奈川県民やこれまで劇場に足を運んだことのない人々と出会うために、川崎、相模原、大和、厚木、小田原、横須賀の神奈川県内6都市を巡演。公演以外にもワークショップやトークイベント、レクチャーなどのアウトリーチ活動も行っていく。

舞台『DOORS』が開幕! 主演の奈緒「希望を持ち帰っていただけますように」

2021.05.16 Vol.Web Original

 奈緒が主演する舞台『DOORS』が16日、世田谷パブリックシアターで開幕した。

 演劇、ドラマ、ラジオ、バラエティー番組の脚本でも活躍する倉持裕が1年半ぶりに作・演出を手掛ける待望の新作公演。高校生の真知と理々子、二人の対照的な少女が、母の変化がきっかけとなって、一緒に旅に出る。

 真知を演じる奈緒は、「無事にこの作品を皆様に届けられること、初日の幕が上がること、とても幸せで感謝の気持ちでいっぱい」としたうえで、「大変なことも多い日々かと思いますが、この舞台で少しでも「希望」を持ち帰っていただけますように。皆様を劇場にて心よりお待ちしております」とアピール。

 真知の母親を演じる早霧せいなは「自分が出ていないシーンを観ていて毎回笑ってしまう所があったりと、とても面白い仕上がりになっているんじゃないかと思っています。皆さん大変な状況をお過ごしだと思いますが、公演を観て頂いた方々の日々の活力になれば幸いです」

 真知と一緒に旅をする理々子役は元乃木坂46の伊藤万理華が演じる。他出演に、菅原永二、今野浩喜、田村たがめ。

 倉持は「キャストとスタッフが脚本と演出の意図を十二分に汲んでくれたおかげで、想定していた以上に怖く悲しく、爽やかな芝居になったと思います。この多くのものが失われた状況に、少しでも光を見出したいという思いで作った芝居です。劇場でお待ちしております」と、とコメントを寄せている。

 30日まで同所で。6月には、群馬、新潟、富山、大阪、愛知、福岡と、地方6都市でも公演がある。

撮影:渡部孝弘

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