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豪華俳優が舞台裏トーク! 西島秀俊は三浦友和の衝撃アドリブに「本気で逃げた」、宮川大輔は斎藤工がトラウマに?

2022.09.10 Vol.web original

 

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』公開記念舞台挨拶が10日、都内にて行われ、西島秀俊、三浦友和ら豪華キャストと大森立嗣監督が登壇。豪華俳優陣が撮影舞台裏トークで盛り上がった。

 監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライムエンターテインメント。闇組織の資金洗浄現場を狙い大金強奪を成功させたものの、組織に追われることになった一味の大波乱の物語。

 主演・西島秀俊は「最近なかなかないバイオレンスな作品なのでちょっと緊張しています」と言いつつ、完成作を大絶賛。本作のイベントに初めて参加したという宮川大輔は「コロナになってしまったので、今日来れるかギリギリのとこだった」と明かしつつ「本当にかっこいい映画に出させていただいた」と感激。さらに「自分のシーンでは、(運転した)アメ車がブレーキがきかなかったんですよ。なのに後ろに(三浦)友和さんを乗せて。しかも初めに二速に入れてしまってて、いきなりブオーン!って。でも友和さんが後ろでクッと笑っていただいてほっとした」とハプニングを明かし笑いをさそう一幕もあった。

 一方、三浦が「選挙ポスターにおしっこをかける」というシーンで、アドリブで西島にもかけようとしたようで、西島が「急にかけられたので本気で逃げた(笑)」と苦笑すると、三浦はひょうひょうと「あれは本当のおしっこじゃないですよ」と笑いをさそいつつ、西島について「ニュートラルな俳優の代表選手。なにをやっても受け止めてくれる。一緒にやっていてこんなに落ち着く俳優さんはいない。かと思うと演技ではいきなりトップギアに入ったり」と絶賛し「俳優って、ほめ合って気持ち悪いでしょ? でも本当なんですよ」。

 そんな豪華俳優陣とともに味のあるキャラクターを演じていた宮川大輔は「(芝居で)斎藤工くんから、けっこういろんなものを投げつけられて、非常に怖かったです」と戦々恐々。「一番怖いと思う人物は?」という質問にも「工くんですね。あんだけやられたらトラウマですよ。普段、優しすぎるからそのギャップがまた。ムチ打ちになるくらい蹴られてるんです、でも“OK”が出たら、首をトントンてやってくれる」と、役と普段とのギャップの激しさを力説していたが、コワモテの役どころを演じていた奥野瑛太から「宮川さんが演じるキャラが一番怖い。ああいう人と一緒に仕事をやったら絶対に失敗する」と言われ、会場も大笑いしていた。

 この日の登壇者は西島秀俊、三浦友和、大森南朋、宮沢氷魚、玉城ティナ、奥野瑛太、宮川大輔、大森立嗣監督。

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』は公開中。

三浦友和、ダウンタウン浜田をイメージして役作り! 西島秀俊を驚かせた爆破シーンにも「僕は西部警察に勤めていたから」

2022.07.07 Vol.web original

 

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』完成披露イベントが7日、都内にて行われ、西島秀俊、斎藤工ら豪華キャストと大森立嗣監督が登壇。強盗団を束ねる役どころを演じた三浦友和が“ぶっちゃけトーク”で会場を盛り上げた。

 監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライムエンターテインメント。闇組織の資金洗浄現場を狙い大金強奪を成功させたものの、組織に追われることになった一味の大波乱の物語。

 大森監督も「プロデューサーとお酒を飲みながら、こんな映画を見たいねと話していたところから生まれた映画」と語る、映画愛あふれる痛快作。

 主演・西島が「群像劇で、それぞれが主役のようなストーリーになっています」と言えば、宮沢氷魚も「ここまですごい方々と共演することはなかなかない。皆さん主演を張る方ばかり」と豪華な顔ぶれとの共演に感激しつつ「先輩たちはオンオフがはっきりしていてかっこいい」と瞬時に役との切り替えができる先輩俳優に感服。宮沢が「斎藤工さんは演じているときは本当に怖いんですけど、カットがかかった瞬間にいつもの優しい工さんになるのがすごい」と言うと、斎藤は「氷魚さんの純朴な瞳を見ると心がほだされてしまう。キュンとしていました」と明かし、笑いをさそった。

 そんな個性的な面々を束ねる役どころだという三浦は役の参考にした人物がいると言い「役の名前が“浜田”って言うんですよ…」と言うと、ピンときた観客から笑いが。三浦は「分かりましたよね? ダウンタウンの浜田さん。人を掌握する力を参考にさせていただきました。でも(役の人物は)根性がものすごく悪い人間なので、そこは違いますよ。20年後の浜田さんを…」と悪人要素ではない部分を参考にしたと念を押した。

 三浦の告白に西島も「僕も初めて聞きました」とびっくり。そんな西島は、見どころを聞かれると、西島の過去の主演作『ダブルフェイス』の現場を担当した効果スタッフが本作にも参加していたと言い「ド派手な効果をされる方なんですが“今回はそんなでもないですよ”と言っていたのに、ガソリンスタンドの爆破シーンで周りが昼みたいになった。もちろん安全なんですけど」と苦笑。

 すると、かつてない役どころに挑んだ玉城を絶賛していた三浦が「爆破に関しては、僕は西部警察に勤めていたことがあるので、そんなに驚かない」と言い、会場を沸かせていた。

 この日の登壇者は西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、三浦友和、大森立嗣監督。

『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日より公開。

斎藤工、西島秀俊と共演した大ヒット作をネタに「この間まで地球を守ってた」

2022.07.07 Vol.web original

 

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』完成披露イベントが7日、都内にて行われ、西島秀俊、斎藤工らキャストと大森立嗣監督が登場。突然の豪華映画人の出現に日比谷が沸いた。

 監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライムエンターテインメント。闇組織の資金洗浄現場を狙い大金強奪を成功させたものの、組織に追われることになった一味の大波乱の物語。

 この日は、東京ミッドタウン日比谷のアトリウムでフォトコール。劇中にも登場するフォード・サンダーバードが展示されたアトリウムに、突如現れた人気俳優陣の姿に館内も騒然。主演・西島秀俊は「こんなところで挨拶するとは思っていなくてすごく驚いております(笑)」とアトリウムにいた観客たちに向かって手を振り、さらに場を盛り上げた。

 その後、映画館での舞台挨拶に登壇した一同。一夜限りの窃盗団を率いる主人公を演じた西島をはじめ、豪華キャスト陣のド派手なバイオレンスも見どころ。西島は「最近、こういう世界の役をやっていませんでしたが、今回は、かなり強烈な人たちにどんどん追い込まれていくので、追い込まれていく僕が好きな方は…そんな人がいるか分からないですけど(笑)、そのご期待に沿えると思います」。

 そんな西島に、強面ヤミ金業者役の斎藤も「最高ですよ、西島さん。この間まで地球を守っていたり…」と、西島と共演した大ヒット作『シン・ウルトラマン』を匂わせ、すかさず西島が「あなたが守ってたんでしょ(笑)」。さらに斎藤は「本作では車を運転する西島さんも見れるし…」と、今度は、米国アカデミー賞を受賞した西島の主演作『ドライブ・マイ・カー』を想起させるコメントで、会場の笑いをさそった。

 西島は「それぞれの世代で行き場を失った者たちが生き残りをかけてたたかう物語です。誰が生き残るのかお楽しみに」と観客の期待を盛り上げていた。

 この日の登壇者は西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、三浦友和、大森立嗣監督。

『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日より公開。

『シン・ウルトラマン』で話題「私の好きな言葉です」大喜利にキャスト、監督が挑戦“本家”山本耕史の回答は?

2022.05.25 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』の大ヒット御礼舞台挨拶が25日、都内にて行われ、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、山本耕史と樋口真嗣監督が登壇。映画を見た人の間で話題を呼んでいる劇中のセリフ「私の好きな言葉です」にちなんだトークで盛り上がった。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 公開初日から8日間で観客動員は103.2万人、興行収入は15.4億円を突破する大ヒットを記録中。

 主演・斎藤は「普段メールで済ませる人も電話で感想を伝えてくれる」と周囲の熱い反応に感激。長澤も「ネタバレ禁止が多かったんですが、やっと言える」と笑顔を見せ、劇中で巨大化するシーンについて「面白かった、笑えたと言われますね。この映画はなかなか笑えるシーンも多いので、映画館に2回目は笑いに来てほしい」とアピール。

 異星人らしい違和感がすごいと話題のメフィラス星人役・山本は「少し前に出演した映画の興行収入を1日で抜かれました」と驚きつつ喜び「近日中に、メフィラス関連の何か(入場者プレゼント)が用意されるようですよ」と明かした。

米津玄師「生半可なものは作れないと思った」『シン・ウルトラマン』主題歌を映画館で鑑賞した斎藤工が絶賛

2022.05.13 Vol.web original

 映画『シン・ウルトラマン』初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、主演の斎藤工、共演の長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりと樋口真嗣監督が登壇。登壇者たちが厳重なネタバレ禁止に四苦八苦しながら映画をアピールした。

 主演・斎藤は「今朝8時の回にチケットを取って行ったのですが、今日の天気と交通事情の折り合いがつかなくて…」と、予定時刻を過ぎたため受付で発券してもらったことを明かし「受付で名前と個人情報の点呼がありまして。“斎藤工さん、『シン・ウルトラマン』8時の回ですね、どうぞ”と…。申し訳ない気持ちで」と、まさに“いち観客”として主演映画の上映を見ることが出来たと明かし、観客の笑いをさそった。

 映画化発表から約3年を経て迎えた初日。“ネタバレ禁止”事項が多かったとのことで、長澤は「自分の口からこの映画の良さを伝えたいのですが、ぜひ映画館で自分の目で確かめていただければ」。西島はネタバレをしないように見どころを伝えようとしたが「アレがああなって、コレがこうなって…」と、具体的なことが一切言えず苦笑しきり。

ゴジラも見守る『シン・ウルトラマン』豪華キャストたちが“相合傘”でレッドカーペットに登場

2022.05.09 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』のレッドカーペットイベントが9日、ゴジラのオブジェで知られる新宿・歌舞伎町ゴジラロードにて行われ、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりと樋口真嗣監督が登壇。雨の中“相合傘”をしながらファンの歓声に応えた。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 いよいよ今週末に公開を控え、主演・斎藤が「早く公開を迎えて皆さんと思いを共有したい」と話せば、長澤、西島も公開が待ちきれない様子。これがレッドカーペット初参加という有岡は「3年前に出演が発表されてから、どうなってるんだと聞かれても何も答えられなくて苦しかったのでやっと公開を迎えられてうれしい」と話し、早見は「完成した映画を見て、これだけの時間がかかった理由はここにあったのかと納得しました」と感嘆。

 ネタバレを避けつつ完成した映画を見た感想をと求められると、斎藤は「言語化できないというか、あまり言葉にしないほうがいいのかな、と」と言い、キャスト陣も口々に「とにかくすごかった。言葉では伝えられない」と大興奮。西島は「僕はまさに子供のころウルトラマンに熱狂していた世代なんですが、このいい年した僕が、映画の最初から、そのときと同じように“すごい!”と夢中になって見ていました」と目を輝かせた。

 樋口監督は「この5人が一緒に試写を見てくれたのですが、見終わった後に感想を聞こうとしたら、みんな“うーん…”って。言語化できないのか言いたくないのか。まずったかなと思ったんですが、今話を聞いてそうじゃなかったんだと安心しました」とほっとした様子。

 最後に斎藤は「円谷英二さんたちが込めた、平和を思う気持ちや優しさというバトンを受け取って、しっかり新しい世代に届けられる作品だと思います」と胸を張った。

『シン・ウルトラマン』は5月13日より公開。

斎藤工は「ウルトラマンそのもの!」長澤まさみ、西島秀俊ら『シン・ウルトラマン』完成に大興奮

2022.05.02 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』の完成報告会が2日、都内にて行われ、キャストの斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊と樋口真嗣監督が登壇。この日に初めて完成作を見たばかりというキャストたちは「いますぐもう1回見たい」と興奮冷めやらぬ様子で作品について語った。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 主人公であるウルトラマンになる男・神永新二を演じた斎藤工は「撮影は3年前なんですが昨年でも来年でもなくこのタイミングで公開されることに意味を感じる」と完成に感無量。「僕個人では背負えないと思い、皆さんのお力添えを頂きながら向き合ったつもりです」と歴史的キャラクター役を振り返った。

 そんな斎藤に、神永の相棒・浅見弘子を演じる長澤が「斎藤さんは本当に穏やかな方で、いつもみんなを静かに見守っていてくれる。大人っぽくて色っぽくて、本当にウルトラマンのような存在」と言えば、禍威獣(カイジュウ)特設対策室専従班・通称“禍特対(カトクタイ)”の班長・田村君男を演じる西島秀俊も「工くんはウルトラマンそのもの。自分の視点を持って全体を見ていてくれる。工くんがいるとその場に安心感がありました」と信頼をあらわに。

 一方の斎藤も「このお二方の名前を見たとき、このプロジェクトは映画的な正しさを持った場所に行けると思いました」と頼もしい仲間に感謝。樋口監督も「夢が現実になったキャスティング。本作はウルトラマンと禍威獣たちの物語ですが、それ以前にウルトラマンと人間、仲間たちの物語。人類代表としてのキャストを選びたかった」と思いを明かした。

西島秀俊、アカデミー賞授賞式前日にアメリカで墓参り「偉大な魂が僕を運んでくれた」

2022.04.05 Vol.web original

 

 第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』の凱旋記者会見が5日、都内にて行われ、濱口竜介監督、主演・西島秀俊、山本晃久プロデューサーが登壇。映画作りへの思いや、日本の映画界に向けてなど、授賞式を経て思うことを語った。

 日本はのみならず世界のさまざまな国や文化でファンを獲得し、アカデミー賞では日本映画にとって13年ぶりの国際長編映画賞を受賞。

 授賞式の感想を聞かれた西島は「あの場に行くまでは緊張するだろうなと思っていたんですが意外としなくて。今日の方が緊張します」と苦笑しつつ「あそこは映画を作る人たち、映画愛の強い人たちの集まりなので、非常に居心地がよかった」と振り返った。

 いまも論争が続くウィル・スミスの平手打ち事件の瞬間について聞かれると西島は「実は僕らのチームはあの瞬間、ちょうど会場の外に出ていて。見逃しました」と明かした。

濱口監督アカデミー賞受賞スピーチに後悔?「次チャンスがあれば教訓を生かしたい」

2022.04.05 Vol.web original

 

 第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』の凱旋記者会見が5日、都内にて行われ、濱口竜介監督、主演・西島秀俊、山本晃久プロデューサーが登壇。濱口監督はオスカー像を手に英語で行ったスピーチを振り返り、ある“後悔”を明かした。

 小規模公開で始まりながら口コミで広まり、ついには世界最高峰の映画の祭典アカデミー賞で快挙を果たした同作。

 日本映画が13年ぶりに国際長編映画賞を受賞したという歴史的ニュースは日本でも大きな話題を呼んでいるが、濱口監督は「アカデミー賞関連のニュースは恥ずかしくて映像では見ていない」と苦笑。

 オスカーを手に英語で行った感謝のスピーチにも注目が集まったが「通訳さんと話して、1人1人日本語で感謝すると、通訳と2回やることになってしまうので、直接英語で言ったほうがいいだろうと。本当は日本語でもう少し言う予定だったんですが“サンキュー!”と高らかに言ってしまったために音楽が流れて、先を言えなかったんです。本当はスタッフや(原作の)村上春樹さんにも感謝を伝えたかった」と残念がり「通訳さんの優秀さも見せられなかった。次チャンスがあれば教訓を生かしたい」と、さらなる意欲を見せていた。

日本アカデミー賞最優秀作品賞は『ドライブ・マイ・カー』プロデューサーはすでにアメリカ入り

2022.03.11 Vol.web original

 第45回日本アカデミー賞授賞式が11日、都内にて行われ、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が最高賞となる最優秀作品賞をはじめ、最優秀主演男優賞(西島秀俊)など8冠に輝いた。

『ドライブ・マイ・カー』は最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞を受賞。また新人俳優賞を三浦透子が受賞している。

 最優秀監督賞を受賞した濱口監督は「東日本大震災から数年後、津波の被害に遭った方々のドキュメンタリーを撮りました。その時、力強く生きる姿を見て、こういう生命力をとらえていきたいと思ったのが、今の自分の基盤になっていると思います。当時お話を聞いた方々に、受賞したと伝えて感謝したい」。

 さらに最優秀作品賞を受賞し、濱口監督は「作品賞なので、本来ならプロデューサーが受け取るべきかと思いますが、現在アカデミー賞の準備で渡米しておりますので」と、歴史的なノミネートを果たしたアメリカのアカデミー賞へ向けても準備万端の様子。

 同作で最優秀主演男優賞を初受賞した西島秀俊も「人々がまた心の絆を取り戻せるように、この作品が希望の光になるように、そのために何が必要かを伝えているのかなと思います」と受賞を喜びながら、コロナや現在の世界情勢の影響を受けている人々、そして震災の被災者に思いをはせ「彼らに心を寄せながら、濱口監督の言う通り、自分のやれることを精一杯やっていきたい」と語っていた。

『ドライブ・マイ・カー』は第94回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞にノミネート。日本映画初の作品賞受賞に期待がかかっている。

最優秀主演男優賞初受賞の西島秀俊「仕事が無い時期が長かった」話題賞では小栗旬が菅田将暉のコスプレ

2022.03.11 Vol.web original

 第45回日本アカデミー賞授賞式が11日、都内にて行われ、最優秀主演男優賞を『ドライブ・マイ・カー』の西島秀俊が受賞した。西島が日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞するのは今回が初。

 司会の長澤まさみから「映画愛が強すぎて、ご飯を食べる時間がもったいないから、おにぎりを持って映画館に行っていたと聞きました」と言われると、西島は「僕、仕事が無い時期が長かったので(笑)。でもけっこうそういう人、います。おにぎり持って劇場にいる人」と茶目っ気たっぷりに返しつつ「濱口竜介監督のもと、ウソをつかない現場づくりを心掛けていた」と振り返った。

 最優秀主演男優賞が発表されると、西島は「みんなでとった賞だと思います。今、世界が混乱していていろいろなつながりが切れているなか、今日は3月11日ということで、人とのつながり、魂の再生を描いた映画がこうして賞を頂いたことは大きな意味があるのではないかと感じる」と語り「これからも日本映画のために身をささげたいと思っています」と力強く語った。

 優秀主演男優賞のトークでは『孤狼の血 LEVEL2』の松坂桃李と、同シリーズの前作主演で、今回『すばらしき世界』で受賞している役所広司が隣り合わせに。「緊張する」と苦笑する松坂に、役所は「仲野太賀くんとの銭湯のシーンで“前張り”をしたんですが、太賀くんの前張りがフィットしてなくてパカパカしていた。僕は以前、前張りの作り方を松坂くんから教えてもらっていたので、その“松坂モデル”を僕が指導して、うまくいきました」と感動シーンの舞台裏を明かし、会場の笑いをさそった。

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