映画『沈黙のパレード』初日舞台挨拶が16日、都内にて行われ、福山雅治、柴咲コウ、北村一輝と西谷弘監督が登壇。柴咲が福山との“14年ぶり”のタッグを感慨深げに振り返った。
東野圭吾のベストセラー「ガリレオ」シリーズを原作に連続ドラマと映画で実写化されてきた人気シリーズ最新作。福山雅治が演じる主人公の物理学者・湯川学が不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく。
公開初日に早くも記録的な大ヒットが見込まれるロケットスタートに、福山はじめ一同も大喜び。
前作から9年ぶりとなる本作だが、福山が演じる湯川学と、柴咲が演じる内海薫がタッグを組むのは14年ぶり。柴咲は「そんなに経っていたんですね」と振り返り、新人からベテランへと成長したキャラクターに「最初のころは私も、キャラを通してドラマを盛り上げていかないと…と、湯川先生をたきつけたりする役割だと思っていたんですけど、年月も経つと、大人の部分も見せられるようになって。落ち着いたお芝居ができました」と感慨深げ。
柴咲は、現場で再会した福山に「あ、福山さん!と思ったら、振り返り方を見て、湯川先生だ、と思いました。そこにはもう100%湯川先生がいました」と話し“振り返り方”で役になり切っていると分かると明かした。
さらに「今回こうして呼び戻していただいて思ったんですが、本作はいろいろな登場人物がいる中で、この3人がストーリーテラーのようにしているというのは、安心できるのかな、と」とファンも長らく望んでいた湯川、内海、草薙の再結集を振り返り、草薙役の北村一輝も「やりがいありましたよね」と福山と頷き合った。
ドラマから続くトリオに、西谷監督も「このお三方がそろうところは余計な演出はいらない」と太鼓判。
この日は、原作者・東野圭吾氏から絶賛メッセージも寄せられ、東野氏は「湯川学さん、久しぶりに福山雅治を演じてくださって…」と“書き間違え”。「もはやどちらでもいいんじゃないかというくらい私の中で2人は同化しています」というコメントで会場の笑いをさそっていた。
映画『沈黙のパレード』は公開中。