豊島区の産官学連携コンソーシアム「第7回チームとしま全体会」が3月12日、としまセンタースクエアにて行われた。令和6年度のチームとしまは、前年度に実施したアンケートをもとに行政だけでは解決できない共創テーマを設定。テーマ別に官民一体の共創チームを結成し、チームごとにミーティングを重ねたうえで活動してきた。
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プロダンスチーム「セプテーニラプチャーズ」が豊島区の中学校でダンス体験会を開催。みんなで踊る動画を撮影。「闇バイト絶対ダメ」のメッセージも
3人制バスケのIKEBUKURO DROPS、初めてのホームゲームで勝利
豊島区をホームタウンとする3人制バスケットボールチーム「IKEBUKURO DROPS」が2月1日、豊島区立雑司が谷体育館で初のホームゲーム(3XS EGOZARU DIVISION Round.12)を開催している。イベントには、プロダンスチーム「SEPTENI RAPTURES」のユースも参加し、グルーヴ感のあるパフォーマンスを披露して、ゲームを盛り上げている。
トッププレイヤーのプレーを一目見ようと子どもから大人までさまざまな年代の人が会場に足を運び、スピード感と1つでも多くシュートを決めようとするがゆえのぶつかり合いなど選手たちの一挙手一投足に熱い視線と歓声を送っている。
チームと豊島区は、令和6年12月12日に「豊島区ホームタウン連携協定」を締結。これにより、区内スポーツ施設でのホームゲームおよびイベントを開催し、スポーツのチカラでまちをさらに盛り上げていくことを目的にさまざまな取り組みを行っていくとしている、
3人制バスケのIKEBUKURO DROPSがホームゲームを初開催へ
3人制バスケットボールチーム「IKEBUKURO DROPS」のホームゲームが2月1日、豊島区立雑司が谷体育館で初開催される。
当日は、スピード感と迫力あるトップレベルのプレーを間近で観戦できる。区のミニバスチームに所属する小学生たちがエスコートキッズとして選手と入場したり、選手とのエキシビションマッチを実施する。
また、同じくホームタウンチームであるサッカーの「エリース豊島FC」とストリートダンスの「セプテーニラプチャーズ」によるマルチスポーツ体験も同時に開催される。
この取組みは、令和6年12月12日に「豊島区ホームタウン連携協定」を締結したことに伴って、新たに区内スポーツ施設でのホームゲームおよびイベントを開催し、スポーツのチカラでまちをさらに盛り上げていくことを目的に実施されるもの
豊島区とIKEBUKURO DROPSの運営会社である株式会社BlueOceanとの共催で行われる。
入場無料。
豊島区と同区を本拠地とするバスケット、サッカー、ストリートダンスの3チームが連携協定締結。今後はホームゲームの開催も
豊島区が12月12日、豊島区本庁舎で、同区を本拠地とするスポーツチームであるIKEBUKURO DROPS(3人制バスケットボール)、エリース東京FC(サッカー)、SAPTENI RAPTURES(ストリートダンス)の3チームと「豊島区をホームタウンとするスポーツチームとの連携協定」の締結式を行った。
この取り組みについては今月2日に行われた高際みゆき区長の会見で発表されている。
締結式には高際区長、IKEBUKURO DROPSを運営する株式会社Blue Oceanの清水将成代表取締役、中村友也選手兼ヘッドコーチ、エリース東京FCを運営する株式会社エリース東京の平井聡代表取締役COO、キム・ソンミン選手、SEPTENI RAPTURESを運営するPERF株式会社の柳裕貴代表取締役、AYUMI選手が出席した。
冒頭、高際区長は今回の協定について「この素晴らしい3チームとホームタウン協定を結べることとなった。これまでもこの3チームとはチーム豊島を通じて連携させていただいてきた。豊島区は今、特に子供たちに体を動かす楽しさ、運動神経のいい子も悪い子も、障害がある子もない子も、スポーツでどんどん幸せな気持ちになってほしい、自分の可能性の扉を開いてほしいと思っているので、今日のこの3チームとの連携は本当に心強く思っている。今日は子どもに関わる部署とスポーツの部署が来ているが、この協定は全ての部署で連携できるもの。例えば福祉の障がい者や高齢者の部署、街づくりをやっている部署とも連携できると思う。全ての部署が提案していこうということも共有している」などと子どもに限らず幅広い世代や分野においての連携を期待した。
豊島区、産学官で健康経営を考える 立教大生が「学生視点のWell-being企業」の姿を示す
豊島区の産官学連携コンソーシアム「TEAMとしま」の有志企業が区内にキャンパスがある立教大学とタッグを組んで特別連携イベント『Well-being City 豊島区構想 -健康経営優良法人日本一の街へ-』を12月10日、立教大学で開催した。「学生視点のWell-being企業とは」として、同大学の経済学部で労働経済論をテーマとしている首藤ゼミナールの学生たちがWell-being企業のあるべき姿と行動を提言、イベントに参加した豊島区の高際みゆき区長や企業の代表者は、学生たちからの耳の痛い提案に熱心に耳を傾け、苦笑いしながらも、しっかりと受け止めた。
就職活動を控える大学生ならではの視点。安定性を求めて大企業への就職を希望する学生が多い現状を示したうえで、3つのグループが、中小企業が抱える人手不足の観点から、それぞれ「福利厚生・休暇制度」「インターン」「認知度」に着目、さまざまなデータを分析して仮説を立て、豊島区役所や株式会社サンシャインシティ、TEAMとしまのマテックス株式会社などをヒアリングして現状の課題を明らかにし、それぞれの改善方法を示した。
小学生がガチプレゼン! 豊島区の未来のキーは「世代間の理解」〈国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA 2024〉
豊島区在住・在学の小学4~6年生を対象にした「国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA 2024」が11月24日、豊島区役所で開催され、区内の小学生約30人が参加、SDGs(持続的な開発目標)の達成の観点から「住み続けられる未来の豊島区」をテーマに、約4時間にわたって将来の豊島区の姿について意見交換、アイデアを提案した。
イベントはワークショップとプレゼンテーションで構成。子どもたちはランダムに6つのグループに振り分けられ、それぞれで意見を交換して考えをまとめ資料を用意し、区役所内の議場でプレゼンテーションを行った。
ワークショップは、日本電信電話株式会社上席特別研究員の渡邊淳司氏と司会と審査員を務めたジャーナリストの堀潤氏の進行で、審査員を務めた一般財団法人ピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事、株式会社ファーストブランドの河本扶美子CEO、早稲田大学理工学術院先進理工学部長・研究科長・教授の朝日透氏らが見守る中で行われた。
子どもたちは話し合いの進行を手助けするコミュニケーションサポーターから考え方のヒントをもらいながら約1時間で「住み続けられる未来の豊島区」を実現するアイデアをまとめる。そのために“わたしたち”のよりよい在り方を可視化する『わたしたちのウェルビーイングカード』を活用。カードには〈社会貢献〉〈緑〉〈平和〉〈希望〉〈応援・推し〉といった、その人らしく、いきいきと生きるあり方や、心地よくいられる状態を示す「ウェルビーイング」を感じる言葉が書かれており、子どもたちはカードのなかから自分が幸せを感じるには何が必要かを選んで説明しながら自己紹介、そこから「住み続けられる未来の豊島区」へと考えを広げていった。
同区の小学校ではSDGsに関する学習を積極的に進めていることからアイデアは多岐にわたった。
〈思いやり〉や〈信頼〉〈関係づくり〉といったところから、池袋のゴミ拾いをすることで街がきれいになって住み続けたくなる、子どもから高齢者までが世代を超えて交流することで住み続けたい街になるといった考え方を共有すると、アイデアを実現するための具体的な方法を考えた。さらに、それを豊島区に暮らす人たちを中心に広く知らせるためにはどうするかを考えるグループもあり、YouTubeやSNSよりも区役所のポスターや駅などのサイネージのほうが効果的といった的確な指摘には成り行きを見守っていた大人たちも驚いていた。
プレゼンテーションは、区役所内の議場に会場を移して行われ、審査員を務める豊島区の高際みゆき区長、金子智雄教育長も加わった。
6つのグループそれぞれが工夫を凝らしてプレゼンテーションをしたなかで、最優秀賞に選ばれたのは、豊島区が住み続けられる街になるためには高齢者と若者がお互いを知ることが必要だとし、すべての世代が参加する文化祭を定期的に行う提案をしたグループだった。
プレゼンテーションでは「外で友達とゲームをしていたら高齢の方に、最近の子どもは、ってにらまれた」と自分たちの経験をシェアして共感を集めると「こうしたことが起きるのは世代間のコミュニケーション不足が理由」と展開。異なる世代間でお互いを理解するために、みんなが参加できる文化祭を定期的に開催することを提案した。文化祭では誰もがお店を出せるのでそこで交流ができたり、若い世代が高齢者にスマホの使い方を教えたりすることで新たな交流が生まれると説明。また「古いものから最新までアニメは愛されている」としたうえで豊島区の豊富なマンガやアニメコンテンツも活用できると強調し、みんなで良好な関係性を築きたいとまとめた。
参加した子どもたちから「文化祭では異なる世代が交流するためにゲームなどを用意するのですか?」という質問が出ると、「地域の方とか、(高際)みゆきさんと協力できれば、ゲームの用意なんてお茶の子さいさいだと思う」と答えると、子どもたちも大人たちも笑顔を浮かべた。
みゆきさんこと高際区長は、グループの発表に「すごい、すばらしい」と感激。「豊島区は、子どもの支援、高齢者の支援をやってきたけど、そこだけじゃなくて、全世代、その中間の支援や若者の支援も一緒にやるのが大事。こういうところが足りないな、こういうコミュニケーションがとれたらいいのになって思うところがあったら教えて」とコメントした。
この日、6つのグループからさまざまな提案があったが、異なる世代が交流することや人のつながりが「住み続けられる未来の豊島区」を作るという考えを軸にしたものが多く、独居する高齢者、家族、外国人などさまざまなスタイルで暮らす人たちが集まる豊島区らしいアイデアだった。
すべてのグループのプレゼンテーションを終えたあと、最優秀賞を決めた理由について区長は「豊島区が抱えている大きな課題である多世代。全世代の人たちがみんなで一緒に会って話して、いろんなものを作っていこうという提案をしてくれた」と説明。
受賞した子どもたちは、飛び上がって喜んだ。終了後に感想を聞くと「去年も参加したのですが賞はもらえなかった。今回は具体的な案を示すことができたのが良かったと思う」とにっこり。「高際区長とこんなふうに話ができてうれしかった。帰ったら区長に手紙を書こうと思います」と興奮気味だった。
最優秀賞に選ばれたグループには、ピースコミュニケーション財団主催の来年3月に都内で開催予定の「第5回国連を支える世界こども未来会議」と、8月の大阪・関西万博で開催する「国連を支える世界こども未来会議 FUTURE SUMMIT みらい総会」に参加する権利が与えられる。
ピースコミュニケーション財団代表理事の一木広治氏は「皆さんから素敵な提案をいただきました。今日参加して出会ったお友達もいると思います。これもひとつの縁なので、みんな仲良くして、いろいろ豊島区のことを考えていきたい」と話した。
この日は、堀氏によるトークもあった。
「国連を支える世界こども未来会議」は、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタートしたBEYOND2020NEXT FORUMから創出されたもの。世界のこどもたちが集まり、SDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合う「ピースコミュニケーション」の場として毎年開催している。2023年2月には国連本部より「The Children’s Conference of the Future in Support of United Nations」とタイトル認定されている。これまで都内はもちろん、沖縄、浜松市、大阪でも開催された。
豊島区で4年目の「SDGsフェスティバル」開催。高際区長「SDGsの考え、取り組みは止まることはない」
豊島区が11月22日、同区内の豊島区立芸術文化劇場で「SDGsフェスティバル」を開催した。
豊島区の区立の幼稚園や小・中学校では保護者・地域・企業・大学などと協働で、持続発展都市の担い手を目指す「SDGs達成の担い手育成事業」を実施しているのだが、この「SDGsフェスティバル」は同事業の一環として令和3年度から開催されているもの。
この日のフェスでは区が推進するSDGsの取り組みを子どもたちに限らず、地域や保護者などが「自分ごと化」の意識醸成を図れるよう各学校が取り組んでいる内容について発信した。
今年は午前と午後の2部制で開催。午前の部では南長崎幼稚園が「未来に続く『もったいない』」、清和小学校が「世界に誇る日本の伝統文化」、要小学校が「おおぞらはばたく!」、南池袋小学校が「雑司ヶ谷の魅力発見!」、巣鴨小学校が「大塚大好き豊島区大好きぼくら地域の一員だ!!」、池袋中学校が「パートナーシップで目標を達成しよう~誰とでも手を取り合うことのできる人になろう~『車椅子体験と、ブラインドウォーク』」というテーマで、自分たちの取り組みを持ち時間の10分をいっぱいに使い発信した。
「アニメ&まんが聖地 SUMMIT」開催。豊島区の高際区長が「豊島区におけるマンガ・アニメを活用した文化振興策」を講演
日本のアニメと漫画の施設が豊島区に一同に介する「アニメ&まんが聖地 SUMMIT」が11月8日、東京・池袋のとしま区民センター「多目的ホール」で行われた。
このSUMMITは日本のアニメや漫画のファンに向けてその地域の自然をはじめとした伝統・文化、食などの魅力を発信し、その上で各地域へ訪問する際の課題などを洗い出し、より楽しく、気軽に足を運んでもらえるためのツーリズムを模索しようというもの。
アニメツーリズム協会セミナーでは豊島区の高際みゆき区長が「豊島区におけるマンガ・アニメを活用した文化振興策」のテーマで講演した。
高際氏は「豊島区ではこれまでも文化を基軸としたまちづくりを意識して進めてきた。その中でも今、豊島区としてシティプロモーションに力を入れていこうと思っている。そのためには街自体がパワーを持って、そのパワーで国内外のたくさんの方々に来てもらおうと思っている。その目玉と考えているのが、マンガ・アニメにプラスしてコスプレ」と切り出し「マンガの聖地/アニメの原点 トキワ荘」と「マンガ・アニメを活用した取り組み」の2つについて語った。
トキワ荘マンガミュージアムについては解体から再建に至る経緯を説明。再建にあたっては地元の区民の熱気や力が大きかったことを明かし、そういったことから街全体で自発的な盛り上がりや熱を生み出していること、そしてミュージアムばかりではなく街中にモニュメントや壁画を作っていることなどを紹介し「ミュージアムという点ではなく、エリア一帯を面として、全体でトキワ荘の街を作っていこうというのがここのエリアの皆さん、そして区の一番の願いであり、そうした取り組みをしている」と説明。
「TOSHIMA STREET FES.2024」が閉幕。豊島区の高際区長「来年も池袋にSTREET FESを見に来て」
ストリートカルチャーの祭典「TOSHIMA STREET FES.2024」が11月2、3の両日に渡り、東京・豊島区で開催された。
2日はあいにくの悪天候に見舞われ一部のプログラムの縮小や開催場所の変更という事態に見舞われたが、最終日の3日は好天に恵まれ、各会場に多くの観客が訪れた。
3日はフリースタイルカルチャーの日本一決定戦「FREESTYLE SPACE 2024 -AKATSUKI-」、ブレイキンの2vs2 BATTLE「BREAK ST.」、10秒で最強のワンフローをメイクする、1on1のパルクールトーナメントバトル「ONE FLOW BATTLE」の3rd Round、高校対抗ダンスバトル「MAYBE」など本格的なバトルイベントが行われ、パフォーマーの一挙手一投足に大きな歓声が上がった。
池袋西口公園グローバルリングで行われた「FREESTYLE SPACE 2024 -AKATSUKI-」はXll After Choral(勇太、YOH、TSUKKI、龍)、「BREAK ST.」はKOSE 8ROCKSのYU-KIとTaichiが優勝した。
池袋でストリートカルチャーの祭典「TOSHIMA STREET FES.2024」が開幕。APOP楽曲を使った即興の2on2ダンスバトルも開催
ストリートカルチャーの祭典「TOSHIMA STREET FES.2024」が11月2日に、東京・豊島区で開幕した。「THE PARK IS YOURS」をテーマに池袋西口公園グローバルリング、中池袋公園、東京芸術劇場前、harevutai、Club Mixaで3日まで、さまざまな催しが行われる。
同フェスは昨年から開催。ブレイクダンス、パルクール、ヒップホップミュージックアートなどを実施し、昨年は3万2216人が来場した。
初日のオープニングでは「としま地域クラブ/ブレイキン」の中学生たちがブレイクダンスのショーケースを披露。この「としま地域クラブ」は豊島区教育委員会放課後対策課の事業で、豊島区立中学校の生徒であればだれでも参加できるクラブ。その中の一つのクラブとして「マルチスポーツ部」を9月から実施しており、9~10月のブレイキンは豊島区を本拠地に活動する世界的ブレイキンクルー「FOUND NATION」のメンバーであるLilpinscher(リルピンシャー)が指導。この日は6人の中学生がわずか2カ月とは思えないダンスを披露した。