東京・日本橋の日本橋三越本店で、『モンゴメリと花子の赤毛のアン展 ~カナダと日本をつないだ運命の一冊~』が開催。オープニングセレモニーに、カナダのプリンスエドワード島公認の“赤毛のアン”が駆けつけた。
オープニングセレモニーには、同作品の翻訳家・村岡花子の孫で赤毛のアン記念館・村岡花子文庫の村岡恵理氏、モンゴメリの孫・ケイト・マクドナルド・プトラー氏、カナダ大使館広報部長・ローリー・ピータース氏らが参加、展覧会のテープカットを行った。主催者代表を代表して村岡恵理氏は「『赤毛のアン』はずっと昔から日本とカナダの友好のシンボルです。これからもアンで結ばれたこのご縁を大切にしたい」と挨拶した。
カナダから来たアンはインタビューで「アンは自分の意見を堂々と述べて喧嘩もするとっても活発な女の子なんですけど、同時にお年寄りを大切するなど、尊敬できる人でもあります。また、花とか木とか湖に反射する水面とか小道とか、すべての自然を愛していて、そんなところもとても共感が持てます。カナダの女の子にとってアンは自分自身の中にいるぐらい自然な存在。常に自分の周りに空気のように溶け込んでいるのを感じます」と魅力を語った。また、日本について「プリンスエドワード島はとても小さな島なので、東京は巨大都市ですごくエキサイティング! 食べ物もおいしいし、文化も好き。それにみんながとっても親切で優しい。アンみたいに田舎から出てきた女の子にとってはすごく刺激的な街!」と気に入った様子。さらに「海を隔てた反対側の国で『赤毛のアン』が愛されているのを実感できて、言葉に出来ないぐらい誇りに思っています」と日本でのアン人気に感激していた。
また、メープルシロップほか、アンの母国カナダの味が楽しめる「カナダ物産フェア」も同時開催中。