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フジテレビが日をまたいで約10時間半の「やり直し会見」。嘉納会長と港社長が辞任。日枝相談役は出席せず

2025.01.28 Vol.Web Original
 フジテレビが1月27日、東京・台場の同社内で元タレントの中居正広氏の女性トラブルにフジテレビの社員が関与したと報じられた問題についての「やり直し会見」を行った。会見は午後4時から始まり、日付をまたぎ28日の午前2時23分までの約10時間半にわたって行われた。
 
 同社は17日に同じ主旨で会見を開いたのだが、通常の社長定例会見を前倒しにした形を取り参加メディアを新聞社や通信社14社で構成するラジオ・テレビ記者会加盟社に限定。加盟していないNHKや民放各局はオブザーバーとして参加できたものの質問はできず。週刊誌、ウェブメディア、フリー記者らは出席すらできなかった。またテレビ局の会見でありながら動画の撮影も禁止としたため、当のフジテレビですら写真でこの会見を報道するという異常な形で行われたこともあり、多くの批判の声が上がった。
 
 会見に出席したフジテレビジョン代表取締役社長の港浩一社長は23日に行った社員向けの説明会で「会見は失敗」と認め、この日のやり直し会見となった。
 
 フジテレビはこの会見の前に臨時取締役会を開催した。
 
 会見の出席者はフジ・メディア・ホールディングス、フジテレビジョン代表取締役会長の嘉納修治氏、港氏、フジテレビジョン取締役副会長の遠藤龍之介氏、フジ・メディア・ホールディングス代表取締役社長の金光修氏の4人と発表されていたのだが、開始10分前になり壇上を4人参加から5人参加にレイアウトを変更。5人目の名札は白いままで、同社の労組が強く求めたフジサンケイグループ代表で、フジテレビ取締役相談役の日枝久氏が出席するのかと思われたのだが、それは実現しなかった。

港社長の隠ぺい疑惑に切り込んだフジテレビ社会部記者。3つ目の質問は司会に打ち切られる

2025.01.28 Vol.Web Original
 フジテレビが1月27日、東京・台場の同社内で元タレントの中居正広氏の女性トラブルにフジテレビの社員が関与したと報じられた問題についての会見を行った。会見は午後4時から始まり、日付をまたぎ28日の午前2時23分までの約10時間半にわたって行われた。
 
 会見にはフジ・メディア・ホールディングス、フジテレビジョン代表取締役会長の嘉納修治氏、フジテレビジョン代表取締役社長の港浩一氏、フジテレビジョン取締役副会長の遠藤龍之介氏、フジ・メディア・ホールディングス代表取締役社長の金光修氏、そして28日付でフジテレビジョン代表取締役社長に就任する清水賢治氏が出席した。
 
 開始10分前になり壇上を4人参加から5人参加にレイアウトを変更。5人目の名札は白いままで、同社の労組が強く求めたフジサンケイグループ代表で、フジテレビ取締役相談役の日枝久氏が出席するのかと思われたのだが、5人目は清水氏で日枝氏の出席は実現しなかった。
 
 この日の会見のポイントとしては「中居氏のトラブルの経緯」「中居氏を起用し続けた理由」「女性への対応に問題はなかったか」「当該の食事会へのフジテレビ社員の関与」「第三者委員会の調査の詳細」「経営責任」「信頼回復への道筋」など多岐にわたった。
 
 質疑応答では「女性と中居氏が交際していないのなら、女性が中居氏の家に行ったのは仕事の一環ではないのか?」「なぜ社員Aが関係ないと言えるのか?」「なぜ日枝氏は出席しないのか?」「日枝氏は責任を取らないのか?」「第三者委員会は中立性を欠いているのでは?」「フジテレビの風土とは?」「なぜ港社長はコンプライアンス推進室と事案を共有しなかったのか?」といった厳しい質問が続いた。

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