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那須川天心が引退の“Mr.RISE”裕樹を飛びヒザでTKO【RISE】

2020.11.02 Vol.Web Original

1Rにいきなり左ストレートでダウン奪う

「RISE DEAD OR ALIVE OSAKA」(11月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪・第1競技場)のメインでRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)と裕樹(ANCHOR GYM)が対戦し、2R1分56秒、TKOで那須川が勝利を収めた。

「Mr.RISE Final Match」と冠されたこの試合はRISE三階級王者・裕樹の引退試合。最近は61~63kgで戦ってきた裕樹だったが、この試合は「-58kg契約」で行われた。

 1R開始早々に那須川はスーパーマンパンチを放つ。以降も速いパンチのコンビネーション、飛びヒザと畳み掛ける。裕樹が得意の右ローを放ったところに左ストレートを合わせ、早くもダウンを奪う。

 立ち上がった裕樹に那須川はパンチのコンビネーションにヒザ、前蹴りと攻撃の手を緩めない。裕樹はじりじりと距離を詰めローを放つが単発。那須川のジャブ、ワンツーと食らいながらも、裕樹はガードを固め前に出る。1R終了のゴングが鳴ると2人は笑顔でコーナーに分かれる。

引退試合の裕樹が天心に「潰しに来てほしい。僕も潰しに行く」【RISE】

2020.10.31 Vol.Web Original

前日計量は全選手が一発クリア

「RISE DEAD OR ALIVE OSAKA」(11月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪・第1競技場)の前日計量と前日会見が10月31日、大阪府内で開催され、全選手が計量を一発でクリアした。

 メインで対戦する那須川天心(TARGET/Cygames)は57.85kg、裕樹(ANCHOR GYM)は57.65kgでともに計量をクリア。階級を落として戦う裕樹が那須川より0.2kg軽かった。

 この試合が引退試合となる裕樹は計量後の会見で「ようやくこの舞台に来ることができて、安心してますし、わくわくしてますし、どきどきもしています。楽しみです」とすっきりした表情。那須川は「久々の大阪ということでしっかりと盛り上げて、メインをしっかりと締めたい」と言葉少な。

 対戦決定時から2人の階級差が話題となっていたのだが、この日、裕樹のほうが軽かったことについて那須川は「意識はしていない。本当に長い減量だったんだろうなということは感じる」と話した。

皇治が天心の言う「格闘技の本質」に同調しつつも「プロスポーツの本質」にも言及【RIZIN.24】

2020.09.28 Vol.Web Original

判定決着も那須川が皇治を圧倒

「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで那須川天心(TARGET/Cygames)と元K-1ファイターの皇治(TEAM ONE)が対戦し、那須川が3-0の判定で勝利を収めた。

 皇治は今年7月にRIZIN参戦を発表。8月のRIZIN横浜2連戦で参戦の挨拶のためリングに上がるとリングサイドで解説を務めていた那須川を強引にリングに呼び出し、対戦を要求。K-1時代と同様、その強引なまでの行動力で那須川天心戦というビッグマッチをもぎ取った。

 その8月のリング上での初遭遇からカード発表会見、公開練習と皇治の挑発が続いたこともあり、この日の那須川は入場時から尋常ではない殺気を漂わせ入場。試合前のフェイスオフでも気合満点。

 対する皇治はこの日は不気味なまでの静けさを漂わせる。

 試合は“倒す男”那須川と“倒れない男”皇治という図式で戦前から語る向きが多かったことから、あおり番組から当日のテレビ中継もこのフレーズが躍った。

 試合は実際、那須川の猛攻を浴びた皇治がしのぐ展開に。スピードで勝る那須川に対し、皇治はなかなか攻撃を当てることはできない。その一方、那須川は左ストレート、飛びヒザと倒せてもおかしくない攻撃を何度も当てながらも、皇治からダウンを奪うことはできず、試合は判定で那須川が勝利を収めた。

那須川が判定決着も皇治を圧倒「格闘技の本質を思い出してほしい」【RIZIN.24】

2020.09.27 Vol.Web Original

皇治がRIZIN初参戦

「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで行われた那須川天心(TARGET/Cygames)vs皇治(TEAM ONE)の一戦は那須川が3-0の判定で勝利を収めた。

 皇治は今年7月にRIZINに電撃参戦を発表。8月のRIZIN横浜2連戦のリング上からRIZINファンへ参戦の挨拶をしたのだが、そこでリングサイドで解説を務めていた那須川を強引にリングに呼び出し、対戦要求。那須川も「みんなが見たいのなら」と受諾し、一気に対戦を実現させた。

 この最初の遭遇から試合が決まった後のインタビュー、公開練習と皇治の“口撃”は続く。この日、花道に現れた那須川がいつにも増して怖い表情を見せていたのはそのためか。

 フェイスオフでは気合満点の天心に対し、怖いほどに静かな表情の皇治。

関西で生放送なしも天心vs皇治「消滅危機」回避【RIZIN.24】

2020.09.23 Vol.Web Original

敵は天心でも半沢直樹でもなく阪神タイガースだった

 RIZINが「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)について9月23日、急きょ会見を行った。会見には榊原信行CEOとメインで那須川天心(TARGET/Cygames)と対戦する皇治(TEAM ONE)が出席した。

 冒頭、榊原氏は今回の大会について全国ネットで放送とアナウンスしていたものの、最終的に関西地区では阪神タイガースの試合が放送されることとなり、RIZINは9月30日の25時55分からの放送になることを報告。「このビッグマッチを皇治選手と天心選手に交渉するにあたり、関西で生放送があるということを前提に交渉をしていたが、話が変わってしまった。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 この放送問題については21日に行われた公開練習で皇治が「なぜ関西で生放送されないのか?」と疑問を呈したことから注目を集めることとなった。その後、皇治が自らのSNSで「試合出来たらええな」「約束は守る為にあるもんやからな。約束を守らんかったら全て崩れてまうよ」「近々、会見か何かやるわな」などと投稿したことから、このテレビ放送問題と結びつけて“試合消滅”の憶測が飛び交う事態となっていた。

 この憶測については「いったんは陣営を含めてご支援をいただいた人たちに皇治選手の顔もないし、試合消滅かみたいな話もありましたが、最終的に皇治選手の決断で関西地区の人には残念な結果になるが、全国のファンに戦う姿を見せるのが男だ、ということで、この試合がなくなるということにはなりませんでした」と榊原氏が否定。また榊原氏の口から関西地区で生放送されないことは皇治は数日前まで知らなかったことも説明された。

皇治が天心戦の秘策をポロリ。「アレを30秒…」【RIZIN.24】

2020.09.21 Vol.Web Original

当日、阪神戦を放送の関西テレビに「どうにかして」

「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで那須川天心と対戦する皇治(TEAM ONE)が9月21日、公開練習を行った。

 通常の公開練習はミット打ちなどを行った後にインタビューを行うのだが、皇治は「練習やらないですよ、そんなもん試合の時の楽しみにしといてや。こっちにはもう秘策があるんで」とまさかの練習ボイコット。インタビューのみが行われた。

 ここで皇治は「全国放送って聞いてたのに関西でやれへんって聞いたのでめっちゃテンション下がってる。関テレさんちょっとどうにかして下さいよ」と大会当日にプロ野球のヤクルトvs阪神戦を放送する関西テレビにRIZINへの放送の切り替えを要望した。

 試合については、那須川が「早い段階でのKO」を宣言していることについて、「今回は30秒にね。初っ端の30秒なのか、中間の30秒なのか、ラストの30秒なのか、それは言えないんですけど、その30秒間に“アレ”を…。一番そこが見せ場だと思うんで、そこで何が起こるのかを楽しみにしていて下さい」と意味深な予告を飛ばした。

 そして先日、さいたま市の清水勇人市長を表敬訪問した際に語っていた「ファイターとして強くなる事を目標にしているんではなくて、天心を泣かすためだけのトレーニングをしてきた」というフレーズを再び口にした。今回は「アレを30秒」という新しいヒントが出てきたが、果たして皇治の秘策とはいったい…。

 皇治はその後、自らのツイッターで「試合出来たらええな。」とツイート。その真意を巡り、SNS上がざわついた。

髙田延彦が天心vs皇治戦「判定でもいい。2人の濃密なドラマをフルラウンド見たい」【RIZIN.24】

2020.09.18 Vol.Web Original

さいたま市役所に清水勇人市長を表敬訪問

「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで行われる那須川天心vs皇治の一戦に、RIZINの髙田延彦キャプテンが9月18日、異例の判定決着を容認した。

 髙田氏はこの日、皇治とともにさいたまスーパーアリーナがある埼玉県のさいたま市役所に清水勇人市長を表敬訪問した。

 その後の取材で髙田氏は皇治に「皇治選手の皇治たるゆえん。皇治ならではの、皇治のカラーをリングで1%も残さず100%見せてもらいたい。皇治選手の試合をそんなに見たことがない人や天心選手のファンにも見せつけてもらいたい」と期待した。

 そして試合については「今まで天心君はあまりにも短時間で試合を終わらせているから、試合の中でのドラマはあまり見たことがない。お互い日本人だし、違うバックボーンで生きてきた人間が交わるわけだから、その化学反応が見たい。すでに互いの人生の背景とか生きざまなどが明確にみんなに伝わっているから、より感情移入しやすい。感情移入しやすいということはドラマを感じやすい。そのドラマを長く見たい。もっといえばこの2人の濃密なドラマをフルラウンド見たい。どっちが勝つかは分からない。予測もつかない。判定でもいい。最後まで見たい」と判定決着を容認。

皇治が那須川天心戦に向け「俺がどんだけボコボコにされてここまできたか。人間力は誰にも負けない」【RIZIN.24】

2020.09.18 Vol.Web Original

さいたま市の清水勇人市長を表敬訪問

「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する皇治(TEAM ONE)が9月18日、那須川天心(TARGET/Cygames)戦に向けた秘策を明かした。

 皇治はこの日、さいたまスーパーアリーナがある埼玉県のさいたま市役所にRIZINの髙田延彦キャプテンと共に清水勇人市長を表敬訪問。清水市長に「こういう時期だからこそ、挑むことの大切さを伝えたい。しっかり挑んで勝ちます」と力強く勝利を誓った。

 現在、皇治はかつてK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフでともに練習した左右田泰臣氏のフィットネスジムでトレーニング中なのだが、表敬訪問後の取材で、「左右田さんと“天心を泣かすトレーニング”ってホワイトボードにでっかく書いてやっている。格闘家は戦う相手のための練習をすることもあるけれど、その後のことを考えて、選手として強くなることを考えて練習をする。でも今回はそうではなく、天心を泣かすためだけのトレーニングをしている。だから逆に言うと天心にしか当たらない、そういうトレーニングをしています」と那須川戦に向けたトレーニングの一端を明かした。

元十両・貴ノ富士がMMAデビュー戦でプロレスラーのディラン・ジェイムスと対戦【RIZIN.24】

2020.09.13 Vol.Web Original

リングネームはスダリオ剛

 大相撲の元十両・貴ノ富士(本名・上山剛)が9月13日、「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘技デビューを果たすことが発表された。

 貴ノ富士は2度にわたる付け人への暴行問題で2019年に大相撲を引退。その後、総合格闘技への転向がうわさされていた。今回、スダリオ剛のリングネームでプロレスラーのディラン・ジェイムスと対戦する。

 ジェイムスは日本では故橋本真也さんが設立したZERO1や全日本プロレスで活躍。ZERO1世界ヘビー級王座、全日本の世界タッグ王座など数々のタイトルを獲得した。

 現在は世界タッグ王者時代のパートナー・崔領二が代表を務める「ランズエンドプロレスリング」で活動しており、この日の会見には同団体のレスラーでもあるウエザイルがマネジャーとして帯同。

 まずウエザイルが「ディラン・ジェイムスはプロレスラーだが、今回初めてMMAに参戦できるということで、大きな舞台を用意していただきありがとうございます。MMAは素晴らしいし、面白いですね。ただ、ひとつ面白さが足りてないですね。なんでしょうか? プロレスですね。彼が今回、その面白さを体現してくれます。橋本真也から継承したケサ切りチョップとラリアット、これしか出す予定はありません。彼がきっと事件を起こしてくれると思います」とジェイムスを紹介がてら、不穏な予告を放った。

皇治がついに那須川天心戦にこぎつける「俺は負け戦をしに行くわけではない。すべてを奪いに行く」【9・27 RIZIN.24】

2020.08.26 Vol.Web Original

RIZIN.24が9月27日にさいたまスーパーアリーナで開催

 RIZINが8月26日に会見を開き「RIZIN.24」を埼玉・さいたまスーパーアリーナで9月27日に開催することを発表した。そしてその第1弾カードとして那須川天心vs皇治の一戦を合わせて発表した。

 試合はRIZINキックボクシングルールで行われ、契約体重やラウンド数などは決定次第発表される。

 2人は8月9日の横浜大会でRIZIN参戦の挨拶のためリングに上がった皇治が解説席にいた那須川にリングに上がるように呼びかけ、その場で対戦要求。戸惑いながらも那須川が受諾したという経緯があった。

 この日の会見で皇治は「この暗い世の中を少しでも明るくしたいですし、いろいろなことに押しつぶされそうな人が今の時期多いと思うので、自分の挑戦で少しでも力を与えられたらいいなと思って、必死こいて、すべてをかけて戦います」と挨拶。RIZIN初戦にしていきなり那須川戦が実現したことについては「大晦日でもよかったし、いつでもよかった。ぶっちゃけた話、1つのカードを除いて俺以外、天ちゃんとやって盛り上がるカードはないと思うんで俺ができることはすべてやろうと思っている。俺はいろいろなものを失ってここに来たんで後は奪うだけ。なかなか気合入ってます。だからやる時期はいつでもよかった」と準備万端なよう。

那須川天心が大阪で“Mr.RISE”裕樹と対戦【RISE】

2020.08.13 Vol.Web Original

4月の横浜大会から仕切り直し

 RISEが8月13日、会見を開き「RISE DEAD OR ALIVE in OSAKA」(11月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で那須川天心(TARGET/Cygames)と裕樹(ANCHOR GYM)が対戦することを発表した。

 裕樹はこれが引退試合となる。このカードは当初、4月の横浜大会で開催の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で大会自体が延期となっていた。

 今回の仕切り直しの一戦は前回は59.5kg契約だったが58kgでの試合となった。

 RISEの伊藤隆代表は「裕樹は長くRISEを支えてきた。今までRISEとともに戦ってきた重みを天心に伝えられるか。そして天心がそれを受け止められるか」と改めてこの試合の意味を語った。そして「裕樹が"天心は58kgでチャンピオンになったので、58kgでやらせてほしい”と言ってきた」と58kgでの試合は裕樹の要望であることを明かした。

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