RIZIN FIGHTING FEDERATIONが7月5日、東京・品川のJ-SQUARE SHINAGAWAで会見を開き、「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-」(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード2試合を発表。タレント・野沢直子の長女である真珠・野沢オークライヤーの日本でのデビュー戦がついに決定した。
真珠は今年2月にアメリカでMMAデビュー。キャリア5戦全勝でなおかつ契約体重超過の相手に3-0の判定でデビュー戦を勝利で飾った。4月にはRIZINのリング上から参戦を発表。その動向に注目が集まっていた。
対戦相手はアメリカのシーナ・スター。米ミシガンの女子格闘技界の顔役的な存在で、UFCやインビクタなどのトップ戦線で活躍する強豪との対戦経験もある、スタンドでの打撃を得意とするファイターだ。
真珠は会見で「7月30日にRIZINでデビューできてうれしい。必ずエキサイティングでアグレッシブな試合を見せます」と挨拶。
そして高田延彦RIZIN統括本部長がスタッフに聞いた話として真珠の「私はレスリングのテイクダウンを取るような戦い方は一切しない。レスリングは私の戦いに必要ない。何年か経ったときにオークライヤーという選手は1回もテイクダウンを取りにいかなかった選手だったという歴史を残したい」という発言を紹介したが、これについては「ええと、本気で言ったことではなくて…(笑)。私にはレスリングがすごく難しいのでそういうことを言いました。本気ではないです(笑)。レスリングも頑張ります。私自身、ファンとしても立ち技のボクシング、キックボクシングを見るのが面白いので、そういう試合を見せたいんですが、もちろんレスリングも頑張って練習します(笑)」と笑顔で訂正。しかし最後には「格闘技において一番大切なことは100%出し尽くすこと。私はつまらない試合で勝つよりもエキサイティングな試合で負けるほうがいいと思っている。毎回必ず勝てるとは約束できませんが、私がいま約束できることは、どんな試合でも試合が決まったら練習の時からすべて100%の力を尽くして、全部出し切って皆さんにお見せすること、これは約束できます」ときっちりプロとしての決意を語った。
真珠はRIZINには定期参戦の予定。