ノーベル製菓のロングセラー商品の「男梅」と東京・押上にある銭湯「大黒湯」がコラボした「男梅湯」が7月17日から8月12日までの期間限定で開催されることとなった。
大黒湯はサウナファンからも人気の高い、昭和24年創業の下町の老舗銭湯。男梅はいかつい顔をした梅干しのキャラクター「男梅蔵」がすっかりおなじみのお菓子で、今ではキャンデー、グミ、シート、ソフトキャンデーと豊富なラインアップを誇る、同社の看板商品だ。
ノーベル製菓のロングセラー商品の「男梅」と東京・押上にある銭湯「大黒湯」がコラボした「男梅湯」が7月17日から8月12日までの期間限定で開催されることとなった。
大黒湯はサウナファンからも人気の高い、昭和24年創業の下町の老舗銭湯。男梅はいかつい顔をした梅干しのキャラクター「男梅蔵」がすっかりおなじみのお菓子で、今ではキャンデー、グミ、シート、ソフトキャンデーと豊富なラインアップを誇る、同社の看板商品だ。
映画『アンダーカレント』(10月6日公開)のイベントが6日、台東区の銭湯・寿湯にて行われ、主演・真木よう子と銭湯ペンキ絵師・田中みずき氏が登壇。自身の姿が描かれたペンキ絵に真木が感激した。
豊田徹也による伝説的同名漫画を今泉力哉監督が映画化した話題作。
突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを演じた真木よう子は「ボイラー室はすごく暑かったです(笑)」と暑さに苦労した撮影を振り返りつつ、水中に沈んでいく印象的なシーンの撮影について聞かれると「スキューバの練習などでも使う深めのプールに入ってやったんですが、自信があったので、まあ、できるだろうと思っていて。で、すごく上手にできたんですよ」とにっこり。
ところが「調子に乗って何回もやっていたら、鼻に塩素が入っちゃって。何日も何の味もしなくなってしまって。聞いてない!と思いました(笑)」と苦笑した。
もともとマンが好きで、原作も20代くらいの時に読み「映画化できそうだなと思っていた」という真木。「漫画好きな人なら分かってくださる方もいると思うんですけど、好きな漫画が実写化されるって実は嫌なんですよね(笑)」と苦笑しつつ「かなえ役は真木よう子じゃなかったね、と言われないように、現場でも原作漫画を見直したりして、かなえちゃんの研究をしていました」と明かした。
この日は、日本で3人しかいないとされる銭湯ペンキ絵師・田中みずき氏も登場。寿湯の壁にコラボ壁画を描いた田中氏も映画を絶賛し「真木さんが水の中でうっすら目を開けている表情を描かせていただきたいと思った」と解説。
真木も「はじめ、どう描かれるか分からなくて、恥ずかしいと思っちゃったんですけど、かなえちゃんを描いていただいたという感じがするので。しかも富士山ともつながっていて、素晴らしい絵だと感じました」と感動していた。
ここ数年、リニューアルを機にサウナ施設もグレードアップする街銭湯の数も増えた。サウナ好きとしてはとてもありがたいことであるし、今まで行ったことのなかった街や銭湯を訪れるきっかけにもなった。
豊島区「巣鴨湯」も、リニューアルを機に大きな話題を呼んだ銭湯の一つだ。2022年10月にリニューアルオープンしたばかりだが、都内サウナファンからは名前を聞く機会も増え、人によっては「現都内ナンバーワン」と謳うサウナ―にも会ったことがあった。とにかく人気だという話も聞くが、一度訪れてみれば、その理由が分かる。
豊島区「巣鴨湯」は2022年10月にリニューアルオープンしたばかりだが、またたく間に都内サウナファンからは名前を聞く機会も多い人気サウナとなった。ここ最近、リニューアルする銭湯はサウナの改装にも力を入れることが多く、サ活ブームの恩恵も感じる今日この頃。
最寄り駅は都電荒川線・庚申塚駅。なかなか機会がないと乗る機会のない路線ではあるが、JR山手線・大塚駅からも歩くことができる。
巣鴨湯は話題が話題を呼び、今や平日でも行列ができることもあるという。この日も、開店3時に店舗へ向かうと、すでに近所に住んでいるであろう人々が列をなしていた。平日であれば、開店から「入れない」ということはあまりないようだが、特に土日はサウナ列で最大2時間ほど並ぶこともあるという。女湯は比較的待ちが少ないが、やっぱりデートで来るなら、なるべく一緒のタイミングで入りたい。
しかし、そこで諦めてはいけない。巣鴨湯には受付後、WEBで順番確認ができるサービスがある。受付後は外出OKなので、時間のある日なら受付後、外を散策すれば2時間くらいあっという間だ。時間のない平日よりも、混んでいても外で遊べる土日の方が、デートには向いているかもしれない。
大塚は開発が進みつつあるエリアで、一昔前とは駅前の様相も変わった。しかし巣鴨エリアは昔ながらの商店街がいくつも残っており、どこか安心感のある町並みが広がる。JR山手線・巣鴨駅からは少々距離があるが、商店街は常に賑わっており、近くには平癒のご利益がある「とげ抜き地蔵尊」も。喫茶店等飲食店も多く、ランチやお茶には事欠かない。
なぜ、巣鴨湯はここまでの人気を呼んだのか。その理由は、実際に銭湯内を覗いて見れば分かる。
巣鴨湯は銭湯サウナなので、サウナを利用しても入浴料は950円だ。1000円以下とは思えないほどの施設ホスピタリティが、巣鴨湯が人気を呼ぶ理由の一つだ。
リニューアルを担当したオーナーさんは、巣鴨湯を「他とちょっと違う銭湯にしたかった」という。その気持ちが、巣鴨湯を訪れる人にとっての「心地よさ」や「気持ちよさ」につながっている。
まず、脱衣所から銭湯内までが畳でつながっているのがお分かりだろうか。防水性で丸洗いできる畳が採用されていて、服を脱いで洗い場に入る時も、足に刺すような冷ややかさがなく心地がいい。
風呂の種類は寝湯、ジェット湯、電気湯、微細な気泡が気持ちいいシルク湯、内露天、ぬる湯の美泡湯、水風呂の7種類。銭湯としては一般的なサイズながら、洗い場も余裕があり、それでいて風呂の数も多く入りやすい。
銭湯ではシャンプーなどのアメニティ類を置かない施設もあるが、巣鴨湯では男湯・女湯ともに完備。私はどの銭湯にもシャンプー類を持参することが多いが、パートナーは「あればあるものを使えるから助かる」と喜んでいた。男性はヘアケアにこだわりのない人も多いので、持っていく荷物が少ない方がうれしいようだ。
女性である筆者から見て、女性も男性もサウナサイズ・水風呂サイズがほぼ一緒だったこともうれしかった。サウナに特化している銭湯は、男性サウナの方がサウナ施設が充実していることも少なくない。「男女関係なく心地良さを感じてほしい」という巣鴨湯の心意気を感じる。
筆者が訪れた際の設定温度は88度。湿度も高く清潔で、椅子の幅も広いのでリラックスできる。それに、なんと言っても15分に1回という高頻度のロウリュが効く。シャンパンタワーのような銅製の桶をアロマ水がつたう「おけしゃんロウリュ」は、ロウリュ時間が長いのも特徴。
ジュウ……とストーンにロウリュが落ちる音を聞いていると、なんとも言えないリラックス効果を感じる。20分ごとにロウリュがあると、ロウリュ時間を気にせずとも2回に1回はロウリュ時間にサウナに入ることができた。ちなみに男湯は95度超え設定で少々熱めだが、下段なら6度以上の温度差があるという。
外で待機列が管理されているため、銭湯内ではサウナや水風呂を待つ列ができないのもいい。ディズニーランド並の待機時間に面食らう人もいるかもしれないが、入ってしまえば快適に過ごせるのが、巣鴨湯のありがたいところでもある。
水風呂含めて全ての風呂が軟水で、15度前後の水風呂も入りやすい。少々深めの水位で、女性なら足を少し曲げるだけで肩まで浸かる。
内露天の向こう側には、都内ではかなり広めの内気浴スペースが。女湯はオーナー採用のアロマの香りで満ちていて、仄暗い室内に焚き火のようなランタンライトが揺れている。深座りのチェアが5台に、インフィニティチェアが2台。外から聞こえてくる雑音すら心地よく感じる、不思議な空間だ。
湿度高めのサウナ、軟水で浸かりやすい水風呂の後に入る、都会の喧騒から隔離されたかのような外気浴スペース……筆者も思わず「ととのいの国」に旅立った。サウナハットで視界を遮ると、ウッディなアロマの香りだけが感覚に残る。いつまでも、ここにいたくなってしまう。
ちなみに男湯の外気浴スペースは、昼はしっかり自然光が差し込んで開放的だ。しかし、こちらも夜になればランタンライトの1/fゆらぎに包まれる。足元が畳で、ととのい終わる時も足元が心地よさそうだ。
いつもは「3セット入ればいいか」のサウナも、巣鴨湯だと4セット、5セットと入りたくなってしまう。入れば入るほどいいわけではないのは分かっているけれど、銭湯内の人数が調整されているのでとにかく居心地がいい。広めのシルク湯にはリラックス効果があるし、ちょっと熱くなったらぬる湯の美泡湯に逃げ込む……を繰り返していると、あっという間に時間が経ってしまう。
2時間制というマナーもあるので、惜しみながら外に出ると、脱衣所にはボディドライヤーも設置されている。銭湯ではあまり見かけないが、タオルの節約になるのがありがたいのと、足元まで乾くので、脱衣所が汚れない。
ドライヤーがしっかりこだわられているのも、女性にはうれしいところ。女湯には髪に優しい「リファ」のドライヤー、男湯の方も「スカルプD」のケアドライヤーが設置されていた。ボディドライヤーのおかげか、いつもは3分設定のドライヤーでは2回分かかる髪の毛も1回でそこそこ乾いてしまった。
番頭に下駄箱の鍵を受け取りに行くと、巣鴨のご当地キャラクター「すがもん」がお出迎えしてくれる。スキンケア類も「POLA」のラインナップが用意されているのもかなり嬉しいポイントだし、サウナハットも使い捨てタイプのものが150円で売っていた。銭湯では数少ない、女性でのてぶらOKサウナを発見してしまったのだった。
サウナ上がりは巣鴨湯定番のサ飯食堂「ときわ食堂」がおすすめだ。地元でも人気があり賑わっているが、昔ながらの定食屋でボリュームたっぷりのフライ定食や健康的な魚定食をいただける。もちろん、昼からビールを飲むこともできちゃう。
待機列がある時は、先に食欲を満たしてしまうのもいい。サウナで整うには空腹がいいという話もよく聞くが、筆者は「満腹じゃなきゃいいだろう」くらいの気持ちで臨んでいる。巣鴨には「ときわ食堂」以外にも、商店街にたくさんの飲食店が立ち並ぶ。たこ焼き屋に喫茶店、ラーメン屋……自分だけのサ飯を見つけてみよう。
定食を食べながらサウナの感想を語り合っても、さすがは山手の中心付近、都内ならどこでも帰りやすい。帰りはゆっくり、荒川線で地元の空気感を感じてみるのもいい。
どこかスロウリーな時間の流れる巣鴨は、居心地がいい。何度でも来たくなる、どこか懐かしい街。巣鴨湯が、巣鴨にあってよかった。
(取材と文・ミクニシオリ)
Hey! Say! JUMPが出演する『三ツ矢サイダーレモラ』のテレビCMの放映が22日からスタートする。
新CMは『8人で銭湯』編で、リニューアルした同商品をアピールする。メンバー8人で銭湯にやってきたHey! Say! JUMPが、湯舟に浸かりながら湯上りの『三ツ矢サイダーレモラ』に思いを馳せて……。
撮影は都内の銭湯で行われたそうで、メンバーは、撮影にもかかわらず「あったかい!」「気持ちいい!」「あ~~」と一番風呂を堪能したという。中島は「お風呂上がりの選択肢が“レモラ”しかなくなりました」。
この秋にはCCDデビュー15周年を迎える。薮は「その時はみんなでお風呂に浸かって“レモラ”で乾杯したい」と話していた。
『三ツ矢サイダー』公式サイトでも、21日10時からCMが見られる。
都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が主催する『Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13』 のひとつ「TOKYO SENTO Festival 2020」が、ゴー風呂の日の5月26日にスタートした。都内の銭湯約500カ所でスタンプラリーが実施されるほか、代々木八幡の八幡湯など4つの銭湯は期間中銭湯アート会場となり、さまざまなジャンルのアーティストによる作品展示も行われる。
八幡湯は『古代バラネイオンの湯』 に。『テルマエ・ロマエ』『オリンピア・キュクロス』のヤマザキマリが古代ギリシアのある日の風景と楽しさを描く。
吉祥寺の弁天湯は『「みいつけた!」湯』。NHK E テレの幼児番組『みいつけた!』のアートディレクター大塚いちおが、大人気キャラクター「オフロスキー」を含むキャラクターで銭湯をプロデュースしている。
リラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」が、渋谷の銭湯「改良湯」とコラボレーションしたイベント「桜チル(散る)銭湯」を開催中だ。期間中は浴室内に大きな桜の木が出現し、桜の花びらを浮かべた「CHILL OUT」フレーバーの香りのお湯で極上の癒しが体験できるというもの。イベント初日に行われたメディア体験会から、「チルアウト(落ち着く)」「銭湯」「お花見」をかけ合わせた空間をリポートする。
昭和レトロな雰囲気で人気の温泉銭湯 玉川温泉(埼玉県比企郡ときがわ町)では、世界最大の柑橘類といわれる晩白柚(ばんぺいゆ)を風呂に浮かべる晩白柚風呂を今月27日まで実施している。
晩白柚は“柑橘類の王様”と呼ばれており、ゆず等と同様に風呂に浮かべることで血行を促進し、身体の芯から温まることが出来る。今回使用している晩白柚には「アマビエ」の焼き印を押しており、神社で祈祷していただくことで「コロナに負けず、みなさまがいつまでも健康でいられますように」と願いも込められている。
今回祈祷をしたときがわ町の萩日吉神社には「神猿」が祀られており、真猿(まさる)、魔去(まさる)、勝る(まさる)と言って、大変縁起が良いとされている。来年はコロナ「魔」が「去る」、そしてコロナに「勝る」一年になりますようとの願いを込めて、晩白柚風呂イベントを企画したとのこと。
東京メトロ千代田線根津駅から徒歩2分。文京区の下町の雰囲気も残る根津の街の路地に、築70年の銭湯があった。すでに銭湯は廃業し役目を終えていたが、その空気を残したまま、「不健康ランド 背徳の美味」という名前で、飲食店に生まれ変わった。
12月22日は冬至。極楽湯・RAKU SPAの店舗では毎年好評の「ゆず湯」を今年も開催する。冬至の日に「ゆず湯」に入ると一年間風邪をひかないともいわれ、「冬至」=「湯治」、「ゆず」=「融通(が利くように)」との願いを込め、お風呂にゆずを浮かべるのは古くからの日本の風習。ゆずの精油成分で血行促進や新陳代謝が高まり、身体が芯から温まる。開催店舗合計で約1万8000個の本物のゆずを投入、広い湯船で楽しむ「ゆず湯」はインパクト抜群だ。
東京都内の銭湯がタッグを組んで行われる「TOKYO SENTO Festival 2020」の制作発表が銭湯の日である10月10日午前10時10分から都内で開かれ、ヤマザキマリを筆頭に、大原大次郎、大塚いちお、青木尊、星清美のフェスティバルに参加するアーティスト、監修を務めるペンキ絵師の田中みずきが登壇した。
都内約550カ所の銭湯が一丸となって展開する一大アートプロジェクト。軸となる「銭湯アートプロジェクト」では、マンガ、タイポグラフィ、『生(き)の芸術』アール・ブリュットの表現者など、異なるフィールドで活躍するアーティストがそれぞれ銭湯でアートを展開する。
「いつのまにか、お風呂漫画家と呼ばれるようになった」と笑う『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリは、代々木八幡の八幡湯で、『古代バラネイオンの湯』と題し、古代オリンピックのある日の風景の楽しさを描くという。若くしてイタリアに留学。お風呂に入るということが重要ではない地域で、銭湯好きだったヤマザキは苦しんだそう。今でも家族や友人は日本のお風呂の熱さに驚いてすぐ出ていってしまうというエピソードを紹介すると、「本来存在する日本の素晴らしさを分かってもらうには銭湯は最高のツールだと思うので、やる気まんまん。あまり大きい絵は関わったことがないのですが、助っ人に手を貸してもらいながらやれることをやりたい」
『古代バラネイオンの湯』については「バラネイオンはギリシャ語でお風呂。古代のオリンピックが何なのかということを分かったうえで(2020年の)オリンピックが成立しているのが分かったほうがちょっとクールだと思った。古代ギリシャ、古代ローマの人たちが楽しんでいたお風呂と、古来からあった運動を結び付けられるのは、日本しかないかなと思った。入ることによって、オリンピックってもともとこんなのだったなと観察しながらたのしんでいただけるお風呂になれば」と、話した。
TOKYO SENTO Festival 2020は、ゴー風呂の日の2020年5月26日から9月6日まで開催予定。
「TOKYO SENTO Festival 2020」の制作発表が銭湯の日である10月10日午前10時10分から都内で開かれ、ヤマザキマリを筆頭に、大原大次郎、大塚いちお、青木尊、星清美のフェスティバルに参加するアーティスト、監修を務めるペンキ絵師の田中みずきが登壇した。