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くだらなさをとことん追求 ジョンソン&ジャクソン『夜にて』

2016.10.10 Vol.676

 大倉孝二が「ただ、ふざけた芝居をしたい」という思いから仲間を集い、“ナイロン100℃ Side SESSION”として2012年に『持ち主、登場』を上演。この「ジョンソン&ジャクソン」はそこを原点とする大倉とブルー&スカイによる演劇の試み。2014年にユニット化。その徹底的にくだらなさを追求する姿勢はバカバカしさを越え、感動すら覚えるほど。

 今回は2年ぶりとなる新作公演。

 とある町を舞台に、救い難い人間たちが起こす、救い難い出来事を、救い難いキャストによって、救い難いサスペンスコメディーに仕上げる予定。

 ヒロイン役の佐津川愛美は8月に『娼年』というシリアスな作品に出たばかり。この短期間に180度違う作品への出演でファンもびっくり? 大倉とブルー&スカイが尊敬する大堀こういち、佐藤真弓、新進気鋭の劇団・ナカゴーの主宰、鎌田順也、所属するナイロン100℃以外にも多くの作品に客演し、コメディエンヌとして確かな実力を見せつける菊池明明ら、キャストを見ただけでニヤリとしてしまう作品だ。

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