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半年に一回くらいのイキ祭り〜景色祭り~《第55回 Glow of Tokyoのコソコソばなし》

2024.04.05 Vol.Web original

 普段は東京タワーのアテンダントとしてゲストを案内する一方で、東京タワーのメインデッキ1Fにある「club333」で躍動感あふれるエネルギッシュなパフォーマンスを披露しているユニット“Glow of Tokyo”。そんな彼らの素顔に迫る新コラム「Glow of Tokyoのコソコソばなし」。東京タワー、そして“Glow of Tokyo”の魅力を本人たちが発信します!

THE RAMPAGEの陣、岩谷翔吾、後藤拓磨 スケボー西矢のファーストライドに感激「大事な瞬間に立ち会えた」

2023.03.28 Vol.Web Original

 16人組ダンスボーカルグループのTHE RAMPAGEの陣、岩谷翔吾、後藤拓磨が26日、大阪・松原市に登場した「スケボーパークまつばら」のオープニングセレモニーにゲストとして登壇した。3人は同市の澤井宏文市長、東京2020で金メダルを獲得したスケートボード女子の西矢椛らとテープカットを行った。

 3人はこの日、「そういう場だと聞きましたので(笑)」(陣)とフォーマルな装いで登場。スケートボードにはミュージックビデオの撮影や「趣味程度で」触れたことがあると恐縮しながらも「スケボーパークまつばら」のスタートを見守った。

 終了後の取材で感想を聞くと、陣は「めちゃくちゃ楽しかった。松原市が盛り上がっていくきっかけになるような大事な瞬間に立ち会えたことがすごくうれしい」。

 岩谷も「市長さんだったり、いろんな方の思いが交錯して出来上がった今日という日に立ち会うことができて本当に光栄に思います。これからのスケートボード、子どもたちの可能性が広がることを願っております」と思いを寄せる。

 後藤は「スケーターカルチャーには仲間を大切にする部分がすごくあって、会場にいた小さな子たちも既にその意識を持ってるなと感じました。スケボーってそういうステキなスポーツです。今日をきっかけに松原市で新しいカルチャーの輪が周っていくのを見ていくのが楽しみです」と話した。

六甲山がリゾート地って知ってます? 神戸港一望の「空のダイニング」で天空のBBQ

2022.10.27 Vol.Web Original

 六甲山に、神戸の街並みをまるっと眺望することができる“天空のレストラン”があるという。論より証拠。まずは下の写真を見てほしい。

 市街地、神戸港、ポートアイランド、さらには大阪湾から紀伊半島、右手には淡路島までスカーンと見渡せる絶好のロケーション。控えめに言って「最高」です。

 ここは「空のダイニング」。屋内はもちろん、風を感じながら屋外テラスで旬の野菜や瀬戸内海の海の幸、神戸ならではの「但馬牛(たじまうし)」を使ったバーベキューなど楽しむことができる、神戸・六甲山の新名所だ。

 神戸と言えば、三宮・元町といったキラキラした市街地を真っ先に思い浮かべる人もいるだろう。一方で、有馬温泉を筆頭に六甲山方面をイメージする人もいるはず。

 実はこの二つのエリア、想像以上に近い。近畿圏にお住まいの方なら知っていて当たり前のことかもしれない。しかし、非近畿圏の人間にとって、海に近い三宮・元町エリアと、山に囲まれた六甲山エリアが近いとは、なかなかわからない。その距離、車で約30~40分。公共機関(電車とバスとケーブルカー)を利用しても、同じく30~40分ほどでアクセスできるほど行きやすかったりする。

 東京に暮らす皆さんに、ちょっとだけ想像してほしい。

 たとえば、横浜中華街をぶらついてから、箱根(オシャレなお店が多く、眺望が良いという点から箱根に置き換えさせていただく)に足を延ばすとしたら、どれくらい時間がかかるだろう? おそらく、1日で周るのはハードなはず。

 ところが神戸では、元町の南京町中華街をブラブラした後に、六甲山の眺望を満喫して、「空のダイニング」へ行く……なんてことが、1日コースとして成立してしまう。市街地から、たった30分ほどアクセスするだけで――。

この景色からの下写真である。

 こうした神戸ならではの楽しみ方ができるのは、そのダイナミックな地形があってこそ。六甲山は、太古の昔に「六甲変動」と呼ばれる地殻変動が発生したことで、最高部が900 m 以上も隆起し誕生する。その後、中小河川によって長い年月をかけ沖積地が形成される。この沖積地こそ現在の三宮・元町周辺だ。

 海岸線に近い場所で地殻変動が発生し(六甲山のはるか下には、六甲-淡路島断層帯が走っている)、突然、大陸側がもりもりと隆起したことで、海から山までの短い距離に、高低差のあるダイナミックな地形が生まれる――。

 こうした特徴は、海外では香港が顕著だが、双方とも「夜景」が美しいのは、地形のダイナミズムがもたらした恩恵によるものだ。国内には、このような地形が点在するが、神戸ほど広大かつアクセスに優れた海と山のコントラストを楽しめる場所はなかなかない。神戸に来たら六甲山サイドも楽しむ。じゃないと、ちょっともったいないのだ。


「空のダイニング」では鉄板も楽しめる。その夜景は息をのむ。

 それにしても、テラス席の開放感は、まるで海外にいるかのよう。この景色を見ながら楽しむBBQや、舌鼓を打つディナーは、海外の本格的なリゾートにも負けない。また、テラス席ではワンちゃんを連れて一緒に楽しむことができるのもうれしい(1頭・1回につき1100円)。

「この景色をどうすれば皆さまに楽しんでいただけるか。「空のダイニング」は、イタリア人建築家・ミケーレ・デ・ルッキによってデザインされました」

 そう話すのは、「空のダイニング」を擁する六甲山サイレンスリゾート広報担当の山田美知世さん。ミケーレ・デ・ルッキは、2015年のミラノ万博で「パビリオン・ゼロ」の設計などを手掛けた、同国を代表する著名な建築家兼デザイナーだ。

「ミケーレさん自身、すっかり六甲山の眺望に魅了され、この景色を気に入っていました(笑)。神戸の魅力、六甲山の魅力をもっと多くの方に知っていただけたらという思いから、六甲山サイレンスリゾートは生まれました」(山田さん)

 簡単に、六甲山の近代史を振り返っておこう。

 そもそも六甲山は、明治時代、居留外国⼈たちによってリクリエーションの場として開発された背景を持つ。余談だが、⽇本で最初のゴルフクラブ(神⼾ゴルフ倶楽部)が誕⽣したのも、ここ六甲山だ。

 雄大な自然を有する六甲山には、山荘や別荘が並び、1929年(昭和4年)になると、阪急グループが所有する「宝塚ホテル」の別館として「六甲山ホテル」が開業する。

 その後、雲仙、霧島とともに⽇本初の国⽴公園に指定された瀬⼾内海国⽴公園に、1956年(昭和31年)、六甲地域は区域指定される。先ほど、「海外の本格的なリゾートにも負けない」と書いたが、六甲山は国内を代表する「リゾート」の古参なのである。


「空のダイニング」から歩いてすぐの場所になる「六甲山サイレンスリゾート」

 西洋風建築の「六甲山ホテル」、その旧館は近代化産業遺産にも認定されるほど優雅なたたずまいを誇ったが、老朽化などの理由で2015年に閉館。しばらくして本館の営業も2017年末に終了した。阪神・淡路大震災、経済不況に見舞われたことで、六甲山の別荘は空き地と化し、活気が失われていったことも大きい。

 かつてのリゾートとしての六甲山の姿をよみがえらせたい――。

 そうした気持ちから、八光グループが再建に着手。阪急グループから「六甲山ホテル」を譲り受けると、「六甲山サイレンスリゾート」として再出発し、新名所「空のダイニング」も手掛けたそうだ。


六甲山サイレンスリゾート内観。シックで気品が漂う

 八光グループには、輸入車ディーラー・八光自動車工業・八光LRがある。テストドライブで六甲山&六甲山ホテルを使っていたそうで、六甲山の魅力を知り尽くすスペシャリストだからこそ、「細部にまでこだわった」と話す。

「六甲山ホテルを、六甲山サイレンスリゾートとして生まれ変わらせる際、さまざまな建築家の先生にコンペにご参加いただきました。しかし、日本の先生は壊すのが前提でした。やはり近代化産業遺産に登録されている名門ホテルですから、私たちは再生させたかった。その中で、ミケーレさんは修復案を提案してくれました。それどころか、放置されている建物を見て、『こんなに素晴らしいのに何をしているんだ』と怒り出したほどでした(苦笑)」(山田さん)

 ミケーレさんは、90年以上前に建築した当時の竹中工務店の古い図面を確認しながら、天井裏や壁を丁寧に一つひとつ構造をチェックしていったという。すると、後年改修のため新たに補強されただろう床下から、開業時に存在していた大階段が見つかった。

「この大階段はふたをするように埋まっていたんですね。出現した大階段を見て、ミケーレさんはこんなに素晴らしいものをいかさない手はないと、当時の姿をよみがえらすべく再構築しました。大階段の両サイドの御影石は、開業時のものです。また、梁や柱、壁など、当時のものでいかせるものは、すべて残し、約2年をかけて開業当時の美しさを再現しました」(山田さん)

 御影石は花こう岩のことだ。江戸時代には、良質な石材として現在の神戸市東灘区の御影から各地へ運ばれるブランド石材として、その名を馳せる。

 連綿と続く六甲山の歴史が、ここには文字通り詰まっているというわけだ。 

 現在、六甲山サイレンスリゾートは、カフェとグリルレストランのみの営業だが、2025年の大阪万博までに、宿泊棟などを増築する予定だ。もちろん、そのデザインはミケーレさんが指揮するという。


中央左にあるのが建設予定の「リングホテル」。六甲山の自然を360度から楽しめるという

 六甲山サイレンスリゾートは、六甲山の新旧が折り重なった神戸の生き証人のような存在だ。そして、この場所から望む山海の美しさ。コントラストとは何か? ここを訪れると、神戸の多層的な魅力により気が付くことができるはず。六甲山は、たしかにリゾートなのだ。

 

(取材と文・我妻弘崇)

台風21号上陸で風速58メートル

2018.09.07 Vol.web original

 台風21号は9月4日、四国と近畿を通過し関西地方を中心に大きな被害を残した。関西空港では高潮で滑走路が冠水。滑走路は4日正午に閉鎖された。さらに大阪湾に停泊していたタンカーが強風で流され空港連絡橋に衝突。橋は通行不能となり利用客、空港職員合わせ約5000人が孤立した。大阪府田尻町では58.1メートルの瞬間風速を記録。高層ビルは強風で揺れ、建物の屋根や外壁がはがれた。

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