大相撲7月場所で東前頭5枚目の阿炎(26)=本名・堀切洸助、錣山部屋=が7日目(7月25日)から休場した。日本相撲協会では新型コロナウイルス感染の予防策として、場所中は場所入り以外の外出を禁止していたのだが、阿炎は客と会食のため外出。感染の恐れを鑑み休場となり、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)は「こういう時期に軽はずみな行動をしてしまった。申し訳ありません」と謝罪した。
その後、阿炎は場所中と場所前に2回、接待を伴う飲食店に行っていたことが発覚。違う部屋の幕下以下の力士らとキャバクラに行っていたという。
阿炎は抗体検査を受け陰性だったものの、そのまま休場。場所後に協会に引退届を提出したが受理されず。協会は6日に開かれた理事会で阿炎を3場所の出場停止と50%の減給と5か月の懲戒処分とした。引退届は受理せず、阿炎は現役を続けることとなった。
また場所中には田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が夜に外出、飲食し泥酔したとみられる写真がインターネット上に出回り、27日に協会執行部から厳重注意を受けるという出来事もあった。田子ノ浦親方は外出した日について場所中かどうかも分からないというが、抗体検査を受けることとなり、結果は陰性だった。