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箱根駅伝は青学大が2年ぶり6度目の総合優勝。古豪・順大が15年ぶりのトップ3

2022.01.07 Vol.749

 第98回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109.6キロに関東20校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが参加して行われた。

 2日に行われた往路で5時間22分6秒で2年ぶり5度目の往路優勝を果たした青学大が復路でも5時間21分36秒の新記録で優勝。復路では一度もトップを譲らず、10時間43分42秒の大会新記録で2年ぶり6度目の総合優勝を果たした。

 今年のチームはエントリーした16人全員が1万メートルで28分台を持ち、原監督は「史上最強。総合力で戦うチーム」と自信を隠さなかった。往路の1〜5区の各選手の区間順位は5位、7位、2位、3位、3位と安定した走りを見せた。復路では7区の岸本大紀が区間賞、9区の中村唯翔と10区の中倉啓敦が区間新記録をたたき出し、復路での2分37秒差を10分51秒差まで広げた。

 中村と中倉の快走について原監督は「安全策ではなく、学生自ら区間新記録を狙ってくれた。自律するチームになった」と目を細めた。

 総合2位には往路から順位を3つ上げた順大が入った。順大がトップ3に入るのはが総合優勝を飾った2007年以来。優勝時のメンバーは“山の神”と呼ばれた今井正人(現トヨタ自動車九州)や現監督の長門俊介。15年の歳月を経て、名門が頂点の見える位置に戻ってきた。

 チームの主力は3年生以下の世代で、今大会のメンバー10人のうち7人が来季も残るとあって、さらなる躍進が期待される。

令和最初の箱根駅伝で青学大が2年ぶり5度目の総合優勝

2020.01.09 Vol.726

 第96回東京箱根間往復大学駅伝(1月2、3日)で青山学院大が10時間45分23秒の大会新記録で2年ぶり5度目の総合優勝を果たした。

 総合2連覇を狙った東海大は往路で4位と出遅れ、復路では5時間23分47秒の新記録で追い上げたものの3分2秒差の2位に終わった。出雲全日本大学選抜駅伝優勝の国学院大が終盤の4校による競り合いを制して過去最高の3位に入った。

 大会前の下馬評では東海大が頭一つ抜けていたのだが、青学大は復路では背中すら見せず。復路では3分22秒のリードを得て箱根を出発すると6、7区で猛追されたものの、9区の神林が区間賞を記録し2分差を3分42秒差まで広げ10区の湯原につなげた。

 東海大は往路5区の西田が1カ月前からアキレス腱を右、左と続けて痛め、1週間前には発熱。仕上がりは万全でなく、区間7位に終わり東海大との差を縮められず。復路の6区で主将の館沢が57分17秒の区間新記録で3分22秒あったトップ青学大との差を1分以上詰めてみせたがあと一歩届かなかった。

箱根駅伝で東海大が初優勝。5連覇狙った青学大は2位に終わる

2019.01.10 Vol.714

「第95回東京箱根間往復大学駅伝」の復路が1月3日行われ、往路2位の東海大が10時間52分9秒の大会新記録で初の総合優勝を飾った。

箱根駅伝で青学大が3年連続の総合優勝&大学3冠

2017.01.06 Vol.682

「東京〜箱根間往復大学駅伝」の復路が3日、行われ青山学院大学が11時間4分10秒で3年連続3度目の総合優勝を果たした。青学大は出雲全日本選抜、全日本も制しており、大学3冠も達成した。

 青学大は往路(2日)で2区までで2位に甘んじたが、トップの神奈川大と38秒差でスタートした3区の秋山が13キロすぎでトップに躍り出ると、そのまま軽快に差を広げ、後続に1分22秒のリードを作ってタスキをつないだ。秋山は2年連続の区間賞を獲得した。

 5区の貞永が区間8位で差を詰められたものの、2位の早稲田に33秒差をつけて3年連続の往路優勝を飾った。
 迎えた復路(3日)は3年生の主力である田村と下田を7、8区に投入。ここで一気に勝負を決める作戦だったが、田村が7区15キロ付近で体が動かなくなってしまうアクシデントに見舞われる。4日前に体調を崩していたという田村はレース中、脱水のような症状に。1キロ3分25秒前後までペースが落ち、3分近く広げていた2位・早大との差を1分21秒まで詰められてしまった。

 しかし続く下田が自己記録タイとなる区間歴代3位の1時間4分21秒で8区21.4キロを駆け抜け、早大の追撃をシャットアウト。チームの勝利を決定づけた。

 2位でスタートした早大は復路スタートした6区で、初の箱根路に挑んだ石田が足の裏から出血する誤算もあり、7区の走者にタスキを渡す際には2分以上の差をつけられてしまった。9区では東洋大に抜かれ、結局3位に終わった。

 2位の東洋大は往路の1区で服部が4位と出遅れ。復路で9区の野村が区間賞を獲得するなど順位を2つ上げたが、優勝争いに一度も絡むことなく終わった。

 10位までに与えられる来年のシード権争いでは、往路12位の法政、13位の日体大、15位の東海大がそれぞれ8、7、10位に入り、シード権獲得。上武大、創価大、日大が順位を落とした。

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