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EXILE AKIRAと五郎丸歩、来秋磐田で音楽イベント開催へ 地域の魅力を詰め込む“前例のないフェス”

2024.11.07 Vol.Web Original

 EXILE AKIRAと元ラグビー日本代表の五郎丸歩が11月5日、横浜市内で会見し、2人を発起人として一般社団法人 Future Innovation Labを設立、2025年11月に静岡県磐田市で音楽イベント開催予定であることを発表した。AKIRAと五郎丸は「子どもたちが夢を実現できる”新たな風を”感じることができる場所を創出します!」と団体の発展に向けて熱い思いを語った。

 同団体は、地域コミュニティーのまちづくりを支援し、財政健全化を含めた地域の発展に貢献することが目的に8月に設立。これまで、磐田市内でのスポーツ体験イベントや能登半島地震・豪雨復興支援イベントなどを開催してきた。

 

EXILE TETSUYAとDream Ami、3000人とダブルピース 駿府城夏まつりでダンスワークショップショー

2024.08.18 Vol.Web Original

 EXILE TETSUYAがプロデュースする、KIDS B HAPPY presents オリジナルダンスワークショップショー「EXILE TETSUYA with EXPG」が8月17日、静岡・静岡市内で開催中の「駿府城夏まつり2024」内で行われた。このオリジナルダンスワークショップショーは昨年の同まつりでも行われており、今年も約3000人が参加した。雲ひとつない快晴の空の下でタオルをぐるぐる回して盛り上がった。

 オリジナルワークショップショーは、TETSUYAとEXPG STUDIO TOKYO から駆けつけたという B HAPPYS(キッズダンサー)が登場し、EXILE TRIBEのグループからメンバーが集まった新しいユニットのEXILE B HAPPY の代表曲『MORNING SUN』でスタート。続けてダンスワークショップショーではおなじみの「HELLO! HALO!」をパフォーマンスしたところで、Dream Ami が加わり『Choo Choo TRAIN』へ。冒頭のロールダンスが始まると会場は盛り上がりをみせ、TETSUYAのレクチャーで来場者も一緒にダンスをして体を動かした。最後にTETSUYAがアクロバティックなダンスを披露すると、Amiは「今⽇ノってますね!」と絶賛だった。

FANTASTICSが高校ダンス部と「Choo Choo TRAIN」八木勇征「フレッシュさが心に染みた」〈TGCしずおか〉

2024.01.14 Vol.Web Original

 ダンス&ボーカルグループのFANTASTICSが1月13日、静岡市内で行われたファッションフェスタ『SDGs 推進 TGC しずおか 2024』(以下、TGCしずおか)でライブパフォーマンス、「Choo Choo TRAIN」では静岡県立清水西高等学校のダンス部がバックダンサーを務め、メンバーとともにTGCしずおかをエンターテインメントで盛り上げた。

 FANTASTICSは大活躍だった。ライブパフォーマンスだけでなく、スペシャルサポーターを務める大阪・関西万博のステージにも登場。八木勇征、そしてパフォーマーの堀夏喜と木村慧人はモデルとしても登場しランウェイを歩いた。

WOLF HOWL HARMONYのGHEE「静岡にはバイブスやばい人たちがいる」TGCしずおかで盛りあげる

2024.01.13 Vol.Web Original

 4人組ボーカル・ラップグループのWOLF HOWL HARMONY(以下、WHH)が1月13日、静岡市内で開催されたファッションフェスタ『SDGs 推進 TGC しずおか 2024』でライブパフォーマンスを披露、唯一無二の歌声とハーモニーで、オーディエンスを揺さぶった。WHHがTGCに出演するのは初めて。

 WHHはイベントの中盤で登場。照明が落ちて真っ暗なステージから、デビュー曲「Sweet Rain」の冒頭のSUZUKIの歌声が響きわたると会場のあちこちから歓声が上がり、楽曲のように盛り上がりも勢いを増した。

永野芽郁、八木勇征らがランウェイ TGCしずおか開幕

2024.01.13 Vol.Web Original

 ファッションフェスタ『SDGs 推進 TGC しずおか 2024 by TOKYO GIRLS COLLECTION』(以下、TGCしずおか)が1月13日、ツインメッセ静岡・北館大展示場で開催中だ。人気ファッションイベント「東京ガールズコレクション」の地域版で、人気モデルやアーティストが集結し、静岡の魅力を詰め込んだファッションショーやコンテンツを届けている。

 イベントはファッションショーでスタート。人気ファッションスタイリストのRIKU OSHIMA氏によるエシカルなブランドやアイテムを取り入れたスタイリングショーで、俳優の永野芽郁が最初にランウェイに登場。永野はラグジュアリー感のあるドレスでウォーキングし、笑顔を振りまいた。

EXILE TETSUYAとDream Amiが浜松で今年最後のダンスワークショップ 小澤雄太、iScreamらと

2023.12.27 Vol.Web Original

 EXILE TETSUYAとDream Amiが12月24日、静岡県浜松市の浜松出世パークにて開催された「浜松 大河ドラマ館 ~Special Xmas Festa~」にてオリジナルダンスワークショップショー「EXILE TETSUYA with EXPG」を行った。

EXILE TETSUYA、GENERATIONSの関口メンディーと小森隼が「フレー!フレー!フレー!」駿府城夏まつりで「最高の夏の思い出作れた」

2023.08.20 Vol.Web Original


 EXILE TETSUYA、GENERATIONSの関口メンディーと小森隼が20日、静岡市の駿府城公園で行われた駿府城夏まつりに登場、子どもたちと踊り、タオルを振って、3368人でこの夏一番の思い出を作った。

 3人が登場したのは、この日のメインステージの最初のプログラムとなった、EXILE TETSUYA presents オリジナルダンスワークショップショー「EXILE TETSUYA with EXPG」。子どもも大人も、踊れる人もそうでない人も、EXILEのヒット曲に合わせて体を動かして楽しめると注目を集めている。

 EXILE TETSUYAとキッズダンサーによる「Choo Choo Train」でスタートし、小森が登場すると「WON’T BE LONG」をパフォーマンス。耳なじみのある楽曲とTETSUYAと小森の掛け声に合わせて子どもも大人も一緒に踊る。「Choo Choo Train」のロールダンスで参加者が全身を使って描いた大小の円で観客エリアは波打ち、「WON’T BE LONG」のコール・アンド・レスポンスではステージの上と下が早くも一体化して笑顔の輪が広がった。

 そして、先日その正体が明らかになった、子ども好きのEXILE TRIBEによるメンバー7人による新ユニット「EXILE B HAPPY」の最後のヒーローこと関口メンディーも、子どもたちの「メンディーマーン」の呼び声で、客席エリア中央の通路を機関車のような勢いで走って登場、そのままステージに駆け上がると大きな歓声が沸きあがった。

地元の小学生が「未来の浜松市」をテーマに白熱ディスカッション〈国連を支える世界こども未来会議 in HAMAMATSU〉

2023.08.09 Vol.Web Orignal


 世界の子どもたちが集まって平和で豊かな世界について考える“ピースコミュニケーション”の場「国連を支える世界こども未来会議 in HAMAMATSU」が6日、静岡県浜松市で行われた。将来の浜松市の姿やそのために自分たちが明日から始められることなどについてアイデアを出し合うワークショップ型のイベントで、浜松市内の小学校4~6年生約20名が参加、SDGs(持続可能な開発目標)を達成する視点から「住み続けられる未来の浜松市」をテーマに熱くディスカッションした。

 この日のイベントは認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンの潮崎真惟子事務局長による世界を取り巻く現状やフェアトレードについての講義でスタート。 その後、潮崎事務局長はグループに入って子どもたちのディスカッションを見守った。

 子どもたちは5つのグループに分かれて約4時間をかけてテーマについて考えた。普段は別々の小学校に通う子どもたち同士で1つのテーブルを囲んで話し合った。

 最初は学校や企業でもチームワークづくりに活用されている『わたしたちのウェルビーイングカード』を使って「自分の幸せにとって大事なもの」を発表しながら自己紹介。カードにはウェルビーイング(その人らしくいきいきと生きるあり方や心地よい状態)を実現するため必要なことが記載されており、子どもたちは「熱中」「挑戦」「生命・自然」といった自分自身の幸せにつながる言葉が書かれたカードを選んで挨拶。「しあわせには『生命・自然』が必要です。人がいないと始まりません」「私のしあわせに必要なのは『熱中』です。なぜなら“推し”がいるからです」など、各テーブルで笑顔もこぼれ、盛り上がった。

 自己紹介のあとは本題「住み続けられる未来の浜松市」について意見をぶつけ合った。

みちょぱが「特別なTGC」をPR 年明けに静岡で4回目のTGC しずおか開催決定

2023.08.09 Vol.Web Orignal


 モデルのみちょぱこと、池田美優が8日、静岡市内で開催されたファッションフェスタ『SDGs 推進 TGC しずおか 2024』(2024年1月13日、ツインメッセ静岡・北館大展示場)の記者発表会に出席した。

 みちょぱは静岡生まれであることからTGCを代表して出席。「ただいま!」と挨拶すると「TGCはコンテンツが盛りだくさん。SDGsもそうですけど、リメイクした衣装でランウェイを歩く、ファッションショーならではの取り組みや、会場内にお客様の古着を回収するボックスを設置したり、最先端を行っているなという印象」とコメント。

 また、2019年のTGC静岡でSDGsを認識したそうで「静岡での開催をまだかまだかと待っていたので、初開催された時はすごくうれしかったですし、静岡にいる友達も喜んでくれて、地元でこんなきなイベントをやってくれるんだって。それを身に染みて感じたので、やっぱりTGCしずおかは私の中で特別なTGCだなと思います」と語った。

 今年の「TGCしずおか」は静岡県の薔薇を使った衣装を着用した。その重さが30キロあったことを明かし「歩いていてもいい香りがして、癒されながら歩いたのが印象的でした。ただ、 本当に大変でした(笑)!でも、あのドレスを着て出た瞬間にみんなが眼差しをくれて、綺麗!と声も聞こえたので、頑張ってよかったなと思いましたし、静岡ってこんなに素敵なお花があるんだよということも伝えられてうれしかったです。終わった後 は開放感と達成感でいっぱいでした。来年も覚悟しておきます」と笑った。

 最後に「私自身気合も入っています。皆さんも楽しみにしてくださっていると思うので、頑張って盛り上げたいと思います!」と意気込んでいた。 

TGCとLDHが静岡で2回目の地方創生プロジェクト EXILE TETSUYA「涙を流すくらい感動してもらえる体験を」

2023.08.09 Vol.Web Original

 EXILE TETSUYAが8日、静岡市内で行われた「W TOKYO × LDH JAPAN 地方創生プロジェクト」の記者会見に出席した。人気ファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」(以下、TGC)を企画・制作する株式会社W TOKYOとEXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDH JAPANがタッグを組み展開しているプロジェクトの最新版で、2024年1月13日開催の「SDGs推進 TGC しずおか 2024 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(以下、SDGs 推進 TGC しずおか 2024)で実施する。本プロジェクトは今年1月のSDGs 推進 TGC しずおか 2023でスタート。プロジェクトのリーダー的存在であるEXILE TETSUYAは「前回と同じように涙を流すくらい感動してもらえる体験を作っていきたい」と意気込んだ。 

 会見で、TETSUYAは、「静岡県に来られてうれしいという気持ちとともに、W TOKYOとLDH JAPANが自治体とのコラボレーションを通じた『エンタテインメントだからこそできる社会貢献』と『SDGsの推進』を目指す取り組みを、静岡市の皆さんと実施できることに本当にワクワク しています」と挨拶。

 そのうえで2024年の取り組みについて説明。老若男女幅広くダンスに触れ合える機会を創出することでSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、地元の学生とLDH JAPAN所属のアーティストがTGCのステージでコラボレーションすることでダンスを通じた次世代育成とエンタテインメント体験機会を創出しSDGs目標4の「質の良い教育をみんなに 」のそれぞれの目標達成を目指すこと、さらに自治体とW TOKYO、LDH JAPAN みんなで協力することでSDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の下で地域に貢献できるよう活動していきたいとした。

静岡県中部の食材が日本橋の飲食店とコラボ! 期間限定「日本橋しずおか食堂」開催中! 

2022.11.26 Vol.Web Original

 12月10日まで、東京・日本橋の老舗15店で「日本橋しずおか食堂」が開催中だ。

 このイベントは、静岡県中部5市2町(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)が、東海道の起点である日本橋の飲食店とタッグを組み、5市2町の旬の食材や特産品を使用した期間限定メニューを提供するというもの。食材のラインナップは次の通り。

  • 静岡市:わさび・折戸なす・あさはた蓮根・トマト・桜えび・茶
  • 島田市:ホホホタケ(はなびらたけ)・天然はちみつ・茶
  • 焼津市:桜えび
  • 藤枝市:トマト・茶
  • 牧之原市:自然薯・茶
  • 吉田町:しらす
  • 川根本町:ゆず・茶

これらの食材に、日本橋を代表する「榮太樓總本鋪」や「にんべん」、「とよだ」、「神茂」などの老舗に加え、江戸前鮨や鰻の名店、「料理の鉄人」総合優勝の日本料理店、ミシュランガイド一つ星のフレンチの名店やイタリアンの名店など、多彩なジャンルの15店舗が腕を振るう。

「「日本橋しずおか食堂」は、日本橋と静岡県中部5市2町の交流と誘客促進、圏域全体の活性化に連携して取り組む「しずおか中部連携中枢都市圏 街道観光プロモーション事業」として、昨年に続き2回目の開催になります」

そう話すのは、静岡市観光・MICE推進課主査の宮内美和さん。「しずおか中部連携中枢都市圏」とは、人口減少や高齢化社会など一市一町では解決しづらい問題を、静岡市を中心とした5市2町が連携して取り組み、今回は「食」に特化した格好だ。



和洋、さまざまなかたちで静岡食材を楽しめる。15店の個性が光る

「静岡の食材を多くの方に味わっていただきたいという思いはもちろん、日本橋の名店の皆さんにも静岡の豊かな食材を知っていただく機会になればと思っています」(宮内さん)

 上記した5市2町の旬の食材を各店舗に紹介し、各々が自分のお店に合う食材をチョイス。宮内さんが話すように、お店側にとっても「こういう食材があるのか」と知る機会になっているそうだ。

「日本橋しずおか食堂」に参加する、幕末文久3年に創業した「日本橋 とよだ」五代目店主・橋本亨さんは、次のように話す。

「我々は、仕入れる業者がだいたい決まっています。ですが、「日本橋しずおか食堂」のような取り組みがあると、私たちも発見の機会になる。たとえば、折戸なすはこんなに大きさがほどよいなすだとは思わなかった。半分にすると、一人前として最適の大きさになるんですね。また、自然薯はくねくねしていることが一般的ですが、牧之原市の自然薯はまっすぐに育っているから調理しやすい。食材は味だけではなく、サイズ感や扱いやすさなども重要なんですね」


五代目店主・橋本亨さん。食材についていろいろと教えてくれる。こうした会話がいっそう美味しさを引き立てる。なお、手前にあるのはごぼうではなく、牧之原市の自然薯。たしかに直線的だ。


「日本橋 とよだ」では、「折戸なすの江戸味噌がけ」や「あさはた蓮根のはさみ揚げ」「自然薯としらすのこのわた添え」などをコース料理の一品として提供する。

「自然薯としらすのこのわた添え」は、「出汁で通常の倍くらい伸ばしているのですが、それでも粘り気がすごい。あまり見たことがない」と橋本さんも目を丸くするほどの自然薯に圧倒されること必至(自然薯がお椀の底にいっさい残らない!)。“ずるずる”食べると思いきや、まるでついたばかりのお餅のような弾力性を持ち、箸でつまんで食べることができるほど。

 また、だしを効かせた折戸なすの洋風炊き込みご飯を提供するのは、本枯鰹節だしの奥深さを味わえる和ダイニング「日本橋だし場 はなれ」。運営する「にんべん」は、鰹節専門店として元禄12年(1699年)に創業した超老舗だ。

「和食以外のものでもお出汁を使っておいしく召し上がっていただこうと考え、今回は折戸なすの洋風炊き込みご飯をご提供させていただきました」

そう話すのは、「日本橋だし場 はなれ」の小久貫玄さん。「日本橋だし場 はなれ」は、季節ごとのだし椀やだし炊き込みご飯が味わえる人気店だが、「日本橋しずおか食堂」では、折戸なすに加え、たっぷりのチーズ、そして藤枝産トマトのフレッシュなトマトをトッピングした、見た目にも鮮やかな炊き込みご飯を味わうことができる。バジルが香る洋風炊き込みご飯は、鼻腔をくすぐること間違いなし。


折戸なすを使用しただし炊き込み御膳は2500円(税込)。ディナータイムは、折戸なすの洋風炊き込みご飯が単品(1700円)で味わえる。


「「にんべん」は、「本枯鰹節」にこだわってきました。にんべんでは、カビ付けと天日干しの工程を4回以上繰り返したものを本枯鰹節と呼んでいます。約半年かけ仕上げた本枯鰹節は、魚臭さの少ない芳醇な香りと上品でまろやかな味わいが楽しめます。私たちの本枯鰹節は何にかけてもおいしいと自信を持っておりますので、折戸なすの洋風炊き込みご飯との相性もぴったりです。本枯鰹節はかけ放題ですから、ぜひお召し上がりください」(小久貫さん)

 COREDO室町1の1 階にある「にんべん 日本橋本店」内にある「日本橋だし場 本店」でも、駿河湾特産の桜えびやしらすに、「にんべん」の本枯鰹節を合わせた「しずおか尽くしかつぶしめし」を提供。川根本町特産のゆずのアクセントが利いたヘルシーな一品だ。

「日本橋しずおか食堂」に参加する15店舗の創作メニューは、いずれも「美味しい」の一言に尽きる。「日本橋 とよだ」は159年、「にんべん」は323年ものれんを掲げてきた。連綿と続くのには、理由があるからだ。味、ホスピタリティ、そして日本橋が持つ江戸の残り香。そうしたこの土地だけに根付くオリジナリティに、人々は魅せられ続けてきた。今さら、過剰な“食レポ”は必要ないだろう。

「日本橋は個人で営んでいるお店も少なくないです。稼業でやっているわけだから、きちんとしているんです。ですから、100年以上も続いている。そうしたお店は、皆さんに日本橋の魅力を提供できるパフォーマンスを備えています」

 そう話すのは、前出・「日本橋 とよだ」五代目店主の橋本亨さん。日本橋のお店へ足を運ぶことに、ややもすれば「ハードルが高い」と感じてしまう人も少なくないだろうが、「きちんとしたお店に行けばハズレを引くことはない」と微笑む。伝統は、信頼がなければ成り立たない。100年以上続くのは、信頼の証左に他ならない。

 日本橋の名は、徳川家康が日本全国の大名に命じて架橋担当させたことに由来すると言われる。来年の大河ドラマは、『どうする家康』。舞台は静岡県だ。

「静岡市にも、大河ドラマ館がオープンします。「日本橋しずおか食堂」を通じて、多くの方に静岡市をはじめとした静岡県中部の魅力を知っていただき、足を運んでいただける機会になればと思っています」(静岡市観光MICE推進課主査・宮内さん)

 静岡県5市2町と日本橋がつなぐ「日本橋しずおか食堂」は、観光の新たな“架け橋”――。かつて日本橋には、寄席「木原亭」があったこともあり、庶民がさまざまな食(天ぷら屋、鶏屋、鮨屋、カフェなど)を楽しめる「食傷新道(しょくしょうじんみち)」と呼ばれた飲食店が集うエリアがあったという。ぶらりと散策しながら、食欲を満たす。それも日本橋の変わらぬ魅力。「日本橋しずおか食堂」の各店舗を巡って、お腹いっぱいになる。そんな粋な時間の使い方をしてみてはどうだろう。

(取材と文、写真・我妻弘崇)

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