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ウィズコロナを機に生まれた、新たな音楽鑑賞のかたち!

2020.07.27 Vol.731

 スマホやタブレットで新しいかたちの音楽鑑賞を楽しめるアプリ「新音楽視聴体験音のVR」では、新日本フィルハーモニー交響楽団と東京混声合唱団がリモートで共演したバーチャルコンサートを配信中。

「音のVR」は、KDDI総合研究所が開発した360度、動画の中で「見たい」「聞きたい」部分に、自由自在にフォーカスできるインタラクティブ視聴技術。最大360度、8Kビデオ、360度3Dオーディオから、空間的に自然な広がりと定位を持つ、任意の範囲の音場をリアルタイムに合成、再生する。

 実際にタブレットにアプリをダウンロードして視聴してみると、生鑑賞では不可能な楽しみ方が満載! ミュージシャンや指揮者は、自分の周囲を取り囲む形で配置されており、画面をスワイプすれば360度、自由に見渡すことができる。もちろんピンチイン、ピンチアウトで近寄ったり引いてみたりも可能。しかも寄り引きに合わせて音も拡大縮小するので、好きなパートに近寄れば、よりはっきりと大きく、そのパートの音を聞くことができる。演奏中のミュージシャンにより近づいて注目したり、他のパートが演奏中で待機しているパートの人たちの様子をチェックしてみたり。まるで、コンサートホールの舞台上や客席を自由に移動しながら鑑賞を楽しんでいる気分。

 アプリでは演奏・合唱動画を複数配信中。中でも、新日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズホールである「すみだトリフォニーホール」のステージを背景に、新日本フィルハーモニー交響楽団と東京混声合唱団から計119名のミュージシャンが、合唱の定番「Believe」をリモート演奏しているバーチャルコンサートは、オーケストラと合唱の多種多様な音色を楽しむことができるので必見。他にも、東京混声合唱団によるリモート合唱動画や、卒業定番曲を集めた合唱動画など配信している。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの人が密閉空間に集う芸術文化の自粛が継続する中、ウィズコロナ期の公演の在り方を模索しているミュージシャンたちとともに、新しい音楽鑑賞のかたちを楽しみながら、芸術文化の魅力を改めて感じてみては。

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