史上空前の高級食パンブームが続いている。高級食パン専門店も続々オープンしているが、日本料理に精通した料理人の中川透氏監修の元、日本の食卓に合う食パンというコンセプトで2018年からスタートしたのが純生食パン工房「ハレパン」である。
田中さん、ほかの食パンとどこが違うんですか?
「どこよりも甘く、どこよりもやわらかい食パンです。雲をイメージして作った食パンなので、晴れ時々パン=ハレパンというブランド名になりました。このやわらかさは水分の含有量で生まれるのですが、やわらか過ぎて形が崩れないバランスを追求しています。口に入れた瞬間に甘みが広がるよう、試行錯誤を繰り返して現在の味に落ち着きました。また、卵を使用していないのも特長です」
卵を使わずに深い味わいが出せるのは驚きです。
「ハチミツと純度の高い生クリーム、練乳を使用することで甘みとふっくら感を補っています。日本人の和朝食にも合う食パンとして開発しましたが、結果的に和洋にかかわらず老若男女すべての人に愛される食パンに成長したと思います」
地域のお客さんに愛されているんですね。
「おかげさまで9月に全国で100店舗を突破します。関東では1日にアトレ川越店、19日に茨城県の阿見店、20日に西葛西店がオープンします」
田中さんおすすめの食べ方はありますか?
「一番おいしいのは買った時です。毎日焼きたてを提供しているので、ぜひ買った瞬間にひと口つまんで食べてみてください。トーストするとより甘さが引き立って、中はやわらかく外はカリッとした食感が楽しめます。僕が好きなのはピザトーストで、甘みのあるパンにチーズをのせて塩気を足すとすごくおいしいんですよね。マヨネーズをつけて目玉焼きをのせてもおいしく食べられると思います」
う〜ん、想像するだけでよだれが出そうです!
ハレパン
統括マネージャー 田中亮 さん
純正食パンは1本800円(2斤、税別)。「大人から子どもまで、ひと口食べて笑顔になってもらえる食パン作りを目指して営業中です」
【URL】 https://www.hare-pan.com/