解剖学者の養老孟司と、精神科医の名越康文による『ニホンという病』(日刊現代)が発売された。夕刊紙「日刊ゲンダイ」での連載をもとにコロナ禍の日本社会や、これからの日本はどうあるべきかについて対談形式でまとめられ、テーマは新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻、環境問題、地方創生、ダイバーシティなど多岐に及ぶ。
中でも我々に身近な生き方について語られるのが「自分の田舎をつくる」という章だ。これは今、住んでいる場所とは別の田舎を見つけるというライフスタイルを指し、自分の居場所を自分で決める生き方ともいえる。閉塞感漂うこの国で、私たちはこれからどう生きればいいのかを2人に聞いた。(全2回のうち第2回/前編から続く)
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