2022年の7・8月に帝国劇場で行われるミュージカル『ミス・サイゴン』の日本初演30周年記念公演のキャストが決定した。
1992年の日本初演以来、『ミス・サイゴン』に出演し続けた「ミスター・サイゴン」の市村正親は6年ぶりにエンジニアを演じる。
市村は「日本初演30周年とは、信じられません」としたえで、 「この作品で、ミュージカル俳優としての立場を確立することができました。30年間上演し、出演できたことも奇跡ですが、僕もよく頑張った(笑) 。今回が僕にとって、『ミス・サイゴン』の集大成になることでしょう。 コロナと戦い始めて2年近くの月日が流れましたが、それに負けず、来年、念願かなって上演することができる」とコメント。
エンジニア役は、市村に加え、『レ・ミゼラブル』や『ラ・マンチャの男』でも活躍する駒田一、新たに伊礼彼方、東山義久も演じる。
ヒロインのキムを演じるのは、高畑充希と昆夏美、屋比久知奈。
高畑は「私自身、この1年、この普通じゃない世界に対して感じたり考えたりしたことが多くて。きっと公演までの1年も、新しい想いが増えるような気がしています。その濃密な2年間を大切に抱えて、来年、帝国劇場に立てたらな、と思います。エンタメは、やっぱりワクワクをくれます。来年がとても楽しみです」
昆も「この作品の持つパワーと我々の想いが合わさった非常に熱い舞台になると思います。日本初演30周年記念ということで、今やるべくしてやるタイミングだと思いますので是非ご 期待ください」とコメントを寄せている。
屋比久は「ふつふつと溜めていた作品への想い、願い、祈り、全てをキムの人生にのせて、精一杯キムを 生きます!!! 」と意気込んでいる。
キムと愛し合うアメリカ兵のクリスは、小野田龍之介、海宝直人、 チョ・サンウンが演じる。
以下に、市村、高畑、昆、屋比久のコメント全文