直木賞受賞作『サラバ!』をはじめ『さくら』『i』『夜が明ける』などで知られる作家の西加奈子さん。新刊『くもをさがす』(河出書房新社)は2021年のコロナ禍、滞在先のカナダで乳がんを宣告されてからの約8カ月間を克明に描いた初のノンフィクション作品だ。
音楽活動を経て現在は作家・作詞家としてエッセイ、小説、絵本、歌詞などさまざまなジャンルで文章を紡ぐ高橋久美子さんは本書をどう読んだのか。
直木賞受賞作『サラバ!』をはじめ『さくら』『i』『夜が明ける』などで知られる作家の西加奈子さん。新刊『くもをさがす』(河出書房新社)は2021年のコロナ禍、滞在先のカナダで乳がんを宣告されてからの約8カ月間を克明に描いた初のノンフィクション作品だ。
音楽活動を経て現在は作家・作詞家としてエッセイ、小説、絵本、歌詞などさまざまなジャンルで文章を紡ぐ高橋久美子さんは本書をどう読んだのか。
音楽家として活動後、現在は作家・詩人・作詞家として活躍する高橋久美子が初の小説集『ぐるり』(筑摩書房)を刊行した。小学校からの幼なじみ、自然消滅した元恋人、蟻の王様と交流する少年、名曲喫茶で仕事をサボる男、毎日流れるラジオのDJ……。人生のどこかですれ違ったかもしれない登場人物たちの、一瞬だけ重なった時間やぽろりとこぼれた感情を、丁寧に拾い上げ物語にまとめた。何気ない日常が愛おしくなる19篇。装画と挿絵は画家の奈良美智が担当。発売を記念して同書を3名にプレゼント。(係名:「ぐるり」)
7年間の音楽活動を経て、2012年から作家・作詞家・詩人として活躍する高橋久美子さん。このたび、ウェブマガジンでの連載をまとめた初めての小説集『ぐるり』(筑摩書房)が刊行された。“登場人物たちの過去・現在・未来のどこかが、かすかにクロスする物語”という連作短編集を書き終えて、作家は今、どこへ向かおうとしているのか。3度目の緊急事態宣言が発出された東京で話を聞いた。