公開中の映画『マイホームヒーロー』の舞台挨拶が20日、都内にて行われ、俳優の佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平(なにわ男子)、木村多江が登壇。佐々木と高橋が劇中の関係と真逆の和気あいあいトークで会場を盛り上げた。
山川直輝(原作)、朝基まさし(作画)による同名大ヒットコミックを連続ドラマ化&映画化。ごく普通の父親が娘の DV 彼氏を殺してしまったことから、殺した彼氏が所属する半グレ犯罪組織との命がけのだまし合いが繰り広げられる。映画ではドラマの最終回から7年後を舞台にした完結編が描かれる。
公開から13日目、周囲からの反響も大きいという一同。冒頭のあいさつでは、高橋が自身が演じた“間島恭一”ではなく、佐々木が演じた主人公一家の苗字「鳥栖…」と言いかけ、すかさず佐々木が「公開からだいぶ経ってるしさ…」とツッコみ、会場も大笑い。
齋藤が演じる一家の娘・零花のDV彼氏という役どころだが高橋は「鳥栖家にあこがれていて(笑)」と照れ笑い。
この日は、ドラマからともに駆け抜けた共演陣に、主演の佐々木からそれぞれに感謝のメッセージ。
佐々木は娘役の齋藤に「娘役として自然にいてくれて居心地がよかった。僕が娘を守るという役だけど、むしろ守られているようだった」、妻役の木村にも「劇中の役どころのように、僕と多江さんが共犯者としてこの作品を作れたと思う」と感謝。
一方、高橋には「最初に“すみません、僕、人見知りなのでよろしくお願いします”と言われて“どういう挨拶なんやねん”というところから始まった(笑)」とイジリつつ「正直なんだよね。いろんな思いを抱えて演じていたと思うけど、それが全部見えるんです。可視化できるねん(笑)。けどその素直さがめちゃめちゃかわいくて。これだけかっこいいのにかっこつけてないところがいいな、と思いました」と楽しい共演だったと振り返り、高橋も「めちゃめちゃうれしいっすね!」と大喜び。
そんな高橋は母親役の「(神野)三鈴さんが着ていた上着が紫色で、三鈴さんが恭平くんのメンバーカラーだよねと。“恭一が送ってくれた”という設定でやってくれたと聞いて、すごくうれしかったです」と感激していた。