映画『武士の献立』の対談イベントが3日、都内のクッキングスタジオにて行われ、同作の料理指導を行った今西好治氏と、"包丁侍"を演じた俳優の高良健吾が登場した。
「練習のメインは魚のさばき方でしたね。慣れない大きな包丁で魚をさばくのがとても大変でした」と、振り返った高良だが、今西氏は「高良さんは練習をものすごく熱心にされていました。実際、上達もすごく早くて、学校に来て学んだらよいのにと思っていました(笑)」と包丁侍としての腕前を高評価した。
当時のレシピをそのまま再現した料理の数々も本作の大きな見どころ。高良は「劇中の料理は全部食べました。今日はこの料理があるから、お昼抜こうとか考えてました(笑)」と明かし「一番好きだったのは治部煮。あと、劇中には出てきていないんですが、よく先生が特別に作ってくれた料理を頂きました」と、撮影現場を"おいしく"楽しんだ様子。
「この作品で舌が肥えましたよね」と言う今西氏に、高良も「はい!」と笑顔。「おいしいものを作りたいという、相手への思いやりが大切だと思います。そういう部分もこの映画で感じてもらえればうれしいです」とアピールした。
対談後は今西氏による料理教室が行われ、参加者たちは高良おススメメニューの"治部煮"などを作って楽しんだ。
映画『武士の献立』は12月14日より全国公開。